くちびるの会のココロミとトリクミ 号外 【速報】 『猛獣のくちづけ』を観ると、コーヒー1杯無料券がついてくる!
はじめに
2024年2月22日 (木)〜2月27日(火)
下北沢OFF・OFFシアターにて
くちびるの会の第8弾『猛獣のくちづけ』を上演します。
本記事は、本公演の開幕に向けて、くちびるの会が行なっている、「試み」と「取り組み」について、紹介を行うものです。
記事の末尾に公演詳細と、助成金についての説明、サポートについての記述がございます。ぜひご一読下さい。
【速報】 『猛獣のくちづけ』を観ると、コーヒー1杯無料券がついてくる!
見出しを見て「どういうこと!?」とお思いの方も多いかもしれません。
この度、下北沢のカフェ「えくぷり」様のご協力により、
『猛獣のくちづけ』を劇場でご覧になったお客様に、
観劇当日に限り有効の「コーヒー1杯無料券」を、プレゼントできることになりました!
当日パンフレットに、「えくぷりで、コーヒー1杯を無料で飲める券」を同封いたします。ご来場のお客様、ぜひご観劇後に「えくぷり」で一服なさっていってください。
なぜ?コーヒー1杯無料券?
この「コーヒー1杯無料券」は、本公演を企画した当初から行いたいと考えていた「試み」です。
この試みを行うのは、コロナ禍を経た今、「観劇後に感想を語らう時間を復活させたい!」という思いから実行に移しているものです。
コロナ前の観劇後の時間〜山本の体験より〜
この「試み」を行うに至った経緯を、山本個人の体験と体感からお話させて下さいませ。
僕自身、劇場にお芝居を観に行くと、演劇関係の知り合いに会うことが非常に多いです。
またお客様も、会場に入った時に手を振り合うなど、お客様同士がお知り合いに会っている様子が散見されます。
コロナ以前は、観劇をしに行ったら、劇場で出会った知り合いと、観劇後に「せっかくだし、一杯どう?」と誘い会って珈琲やお酒を飲みながら、作品の感想を話すことが度々ありました。
観劇後に知り合いと話す中で、作品に対する解釈を深めたり、他の人の感想を聞いて、自分自身の演劇への見識を広めたりしました。
「この劇団の前回の作品はこうだったから、今回の作品はここに挑戦したんだろう」とか、
「あのセリフやモチーフは〇〇からの引用だね」とか、
「あの俳優さん、めちゃくちゃ凄かったね」とか、
「実はあの俳優さん、目立たないけどすごいいい仕事してたね」とか、
「この照明さんが、キレイで独創的な明かりを作るんだよ」とか、
同じ作品でも、観る人によって抱く感想は違いますし、
同じ作品を見ているからこそ、共通の話題があり、話は尽きません。
実は、隣の席の人も同じ芝居を見ていて、なんだか気まずい様な、それでいて嬉しい様な、そんな気持ちも抱いたり。
僕にとっては、観劇後の感想交流も含めて、大切な観劇体験でした。
「せっかくだし、一杯どう?」を言い出しやすい雰囲気に
コロナ禍になり、飛沫感染を防ぐ目的から、一時期は厳しく「劇場内での私語禁止」も行われました。
そして、新型コロナウィルスの特性から、カフェや居酒屋での「会食」も一時期はかなり敬遠されました。
現在。
新型コロナウィルスが5類に引き下げられたことにより、かつての日常が(完全にとは言えませんが)戻ってきています。
もちろん、以前の様に、劇場で出会った知り合いと「せっかくだし、一杯どう?」と誘い合って、お茶やお酒を飲みに行っても、なんら差し支えない状況にあります。
しかし、なんとなく「せっかくだし、一杯どう?」が言い出しづらい。
これはあくまで僕の体感です。
観劇後は、なるべく速やかに劇場を後にし、各々の日常に戻る、というコロナ禍の行動が体に染み付いてしまった様に感じるのです。
僕も色々な芝居を見に行きますが、見た後は、「まだ言葉にしていないこの気持ちを、誰かと共有したい!」という思いに駆られます。
しかし、そんな思いとは裏腹に、僕と話してくれる人はおらず、そそくさと電車にのり、味気ない蛍光灯の中で、「他の人はどんな感想を抱いたのだろう?」とSNSを見るのが習慣化してしまいました。
そして、他人の感想を見て、なんだか満足してしまい、自分の感想を口に出すことが少なくなった様にも感じます。
これが、まったく「悪いこと」だとは思いません。
でも、なんだか、味気ない。
せっかく、生の人間が演じるお芝居を見にきたのだもの。
生の人と、感想を語り合いたいです。
失われた「せっかくだし、一杯どう?」を言い出しやすい雰囲気を作り出すために、この「試み」にチャレンジしてみようと思いました。
もちろん、複数人でも、おひとり様でもご利用ください。
コーヒー1杯無料券は、劇場で知り合いに出会えた人のみに向けた試みではありません。
観劇後の時間をおひとりで過ごしたい方にも、
「演劇の街、下北沢に来たんだ。せっかくだしコーヒーの1杯でも飲みながら、お芝居を振り返るか」
と、観劇後の時間も楽しんでいただくものとして利用いただければ、と思っています。
コーヒーを飲みながら、当日パンフレットや、劇団のHPなどを見て、作品を回想したり、他の劇場でどんな芝居を行なっているか気にしても面白いです。
隣の席で感想を語り合っているのに、耳をそばだてても良いと思います。
「家に帰るまでが観劇」
陳腐な言葉になりますが
「家に帰るまでが観劇」
にしたいのです。
楽しみに劇場に訪れていただいて、上演後も楽しい気持ちで帰っていただきたい。
上演中のみならず、上演後も楽しめる時間を創出できたらと思い、コーヒー1杯無料券を実現するに至りました。
コーヒー1杯無料券のご案内&きまりごと
当日パンフレットにコーヒー1杯無料券が同封されています。
おひとりさま、1枚までお使いいただけます。
コーヒー1杯無料券は、観劇当日に限りお使いいただけます。(券には観劇日が印字してあります。)
コーヒー以外の飲み物・食べ物・セットメニューにも適用されます。その場合は、コーヒー1杯の値段(400円)をお会計の総額から割引させていただきます。(コーヒー1杯無料券は「えくぷり」での400円割引券とお考えください。)
お会計が400円以下の場合、お釣りは出ませんので、ご了承ください。
イートイン・テイクアウト共に、割引対象です。
アンケート回収ボックスは、「えくぷり」にも設置してあります。アンケートは「えくぷり」でご記入いただいても構いません。
※ご協力いただきたいこと※
「えくぷり」様は、通常21時閉店です。
「猛獣のくちづけ」の夜公演がある日《2月22日(木)/23日(金・祝)/26日(月)》は、
「えくぷり」様のご厚意で、
22時閉店(21時以降は「猛獣のくちづけ」観客のみの貸し切り)
としていただきました。
上記の夜公演の日に関しては、退店時間が22時を過ぎませんよう、ご協力くださいませ。
カフェ「えくぷり」のご紹介
カフェ「えくぷり」
住所:東京都世田谷区北沢2-12-16三鈴ビル301
(D🌍RAMAゲームセンターの建物の3階にあります。)
下北沢駅から徒歩2分 ホットサンド専門カフェです。
営業時間:月〜金 11:00-21:00(用事がある時以外無休)
土・日曜日 8:30-11:00 (モーニング営業もしています)
Wi-Fi・電源コンセント有
「えくぷり」Xアカウント
@ekupuri_cafe
https://x.com/ekupuri_cafe?s=20
「えくぷり」インスタグラムアカウント
https://www.instagram.com/ekupuri.cafe?utm_source=ig_web_button_share_sheet&igsh=MzJiMzQ5ZWQ2Mw==
下北沢を紹介するサイト「1 LOVE 下北沢」より
https://love-shimokitazawa.jp/archives/36513
店内風景・メニュー
山本も行きましたが、とても居心地がよく、店主の矢島さんもとっても気さくな方です!
山本は、普段着が全身紺色、かつ紺色手拭いを頭に巻いているという、一歩間違わずとも不審者スタイルです。そんな山本が急に話しかけてきたにもかかわらず、矢島さんは丁寧に対応してくださり、二つ返事で今回の試みをOKして下さいました!なんて心が広い!
山本はコーヒーと、ラムレーズンサンドを食べました!
両方ともめちゃうまでした!
「えくぷり」までの道順
「えくぷり」までの道順です。(一部、「えくぷり」インスタグラムから転載させていただいております)
階段を登ると、この様に、傘立てに「えくぷりはこの先→」と書かれています。
これを右手に曲がりますと、「えくぷり」に到着できます!
下北沢に詳しい方なら、以下の写真を見た方が、場所がわかりやすいかもしれません。
もちろん、当日パンフレットに同封するコーヒーチケットのご案内の紙に、住所や目印なども記載させていただきます!
おわりに
さて、以上で
「くちびるの会のココロミとトリクミ 号外 【速報】『猛獣のくちづけ』を観ると、コーヒー1杯無料券がついてくる!」
についてを終わります。
『猛獣のくちづけ』をご覧になったお客様は、ぜひ「えくぷり」でくつろいで行って下さいませ!
文)山本タカ
【🐊猛獣のくちづけ 公演情報🐊】
最新の情報は、公式HPをご覧ください!
第34回下北沢演劇祭参加作品
『猛獣のくちづけ』
2024年2月22日(木)〜2月27日(火)OFF・OFFシアター
あの『猛獣のくちづけ』が長編になってかえってきた!!
きっと誰かが待望の長編化!とりあえず、寂しがりやは全員集合!
作・演出|山本タカ
執筆サポート|須貝 英
出演|薄平広樹 菅宮我玖 倉島 聡 喜田裕也 近藤利紘 北澤小枝子
「猛獣のくちづけ」とは、2018年にくちびるの会が、仙台・東京の二都市で上演した、とっても変な40分の短編演劇。倉庫で働く派遣労働者の男の腰は悲鳴をあげるし、町では人がワニになる怪異が頻発する物語。
この変な演劇、初演上演後の反響は凄まじいものだった。「好きでしたよ、あのワニの芝居」と、作・演出の山本タカに、みんなが "こそっと” 伝えてくれた、くちびるの会の代表作品。
公演日時|
2024年2月22日(木)〜2月27日(火)
2月
22日(木) 19:00◎
23日(金・祝) 19:00◎
24日(土) 14:00●★/18:00●
25日(日) 14:00●
26日(月) 19:00●
27日(火) 14:00●★
・全公演、本編終了後に、アフタートークがございます。
・受付開始は開演の40分前・開場は開演の30分前。開演時刻を過ぎますと、お入りいただけない時間帯がございます。
・未就学児童入場不可(託児サービスあり)
・25歳以下、高校生以下は枚数限定。劇団のみの取り扱い。ご観劇日当日、証明証をご提示ください。
・チケットの整理番号は、ご購入・ご予約順(但し、プレイガイドでの購入と劇団窓口でのご予約では数字の前後がございます。)となります。
・字幕タブレットの貸し出しを行っております。タブレットの文字が視界に入る可能性がございますが、あらかじめご了承ください。
チケット料金(整理番号付き自由席・税込)|
◎一般(前半):3,000円
●一般(後半):3,300円
25歳以下:2,200円
高校生以下:1,000円
※障害者手帳のご提示により、介添者(1名)は無料にてご鑑賞いただけます。
チケット発売日|
一般発売 2023年12月23日(土)13:00〜
チケット取り扱い
くちびるの会WEB予約(当日精算予約)https://ticket.corich.jp/apply/295945/
イープラス
スマートフォン・PC・ファミリーマート店舗
◆鑑賞サポート[バリアフリー字幕タブレット貸し出し・下北沢駅からの移動サポート]
対象公演:全公演
申し込み締め切り:2月15日(木)23:59
今公演では、UDCastLIVE対応のバリアフリー字幕バリアフリー字幕タブレット貸し出し、下北沢駅からの移動サポートがございます。
字幕タブレットは台数に限りがございますので、あらかじめご了承ください。
バリアフリー字幕タブレット貸し出しや、下北沢駅からの移動サポートをご希望の場合は、
くちびるの会、またはUDCastサポートセンターまで必要事項をご連絡くださいませ。
【お申し込み】
くちびるの会
TEL:090-6521-5230 Mail:info@kuchibirunokai.jp
UDCastサポートセンター(平日10時~17時)
電話:0120-291-088 FAX:03-5937-2233
メール:info@udcast.net
件名:「猛獣のくちづけ」申し込み
①お名前(ふりがな)
②当日連絡のつく電話番号またはメールアドレス
③観劇希望の公演日時
④字幕タブレットのご利用台数
⑤チケットのご希望(一般、25歳以下、高校生以下、介添者)
⑥駅からの移動サポート利用希望の有無
をご連絡ください。
チケットはご観劇日当日のご精算にてご案内予定です。
★託児サービス(要予約・無料・定員制)
対象公演:2月24日(土)14:00/2月27日(火)14:00
対象年齢:生後3ヶ月から小学校入学前までのお子さま
予約方法:チケットのご購入とは別に、下記までお電話にてお申し込みください。
イベント託児®マザーズ
0120-788-222(土日祝除く 10:00〜12:00 13:00〜17:00)
申し込み締め切り:2月21日(水)17:00
会場|
OFF・OFFシアター
〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-11-8 TAROビル3F
京王井の頭線「中央口」改札より徒歩約3分
小田急線「東口」改札より徒歩約3分
スタッフ|
美術:稲田美智子 照明:山本創太 音響:吉田可奈 演出助手:永田涼香 舞台監督:わたなべひでお(猫侍)
宣伝美術:平崎絵理
制作:北澤芙未子 佐野七海 制作協力:宮原真理 ゴーチ・ブラザーズ
今公演では、出演者オーディションを実施いたしまして、初めましての俳優さんとも創作をご一緒させていただきます。
オーディションでは、創作の一旦となる時間を共有させていただきました。
劇団としては初となる「リライト再演・長編化」で、普遍性の高い過去作をブラッシュアップし、再び上演することで、より質の高い上演を目指します。
現在、初演時の台本を公開しております。2018年の言葉が、2023年にまた角度を変えて響いてきます。ここからどう立ち上がっていくか、どうぞお楽しみにいただけますと幸いです。
『猛獣のくちづけ』初演台本データ
お問い合わせ:くちびるの会 090-6521-5230/info@kuchibirunokai.jp
https://www.kuchibirunokai.jp/
【くちびるの会第8弾『猛獣のくちづけ』が受けている助成について 〜noteの連載を行う意図〜】
本公演は、以下から助成を受けております。
・日本芸術文化振興基会 日本芸術文化振興基金 令和5年度 現代舞台芸術創造普及活動 演劇分野
・公益財団法人 東京都歴史文化財団(アーツカウンシル東京) 令和5年度(2023)年度 第1期 東京芸術文化創造発信助成 カテゴリーⅠ 演劇分野
助成金の性質としての多少の違いはありますが、上記の2つはいずれも「公的助成」に位置付けられるものです。
もちろん、事業終了後は、各機関に報告書を提出し、様々な(助成金の使途や、助成金によって実現したこと、今後の課題など)を報告します。
しかし、公的機関から「公的助成」を受けている以上、助成金によって可能になった事は、公的機関のみへの報告にとどまらず、多くの方々にお知らせする必要があるのでは、と思い、noteの筆をとった次第です。
助成金に採択されることで、事前に収入として見込める金額が確保でき、それにより事業における様々な取り組みを行うことができます。
「くちびるの会のココロミとトリクミ」に記載されている内容は、これらの助成金によって実現されていることも多々ありますので、その点をご留意いただき、ご覧になっていただけましたら幸いです。
【⭐️サポートについて⭐️】
くちびるの会では、大人向けの劇場公演と共に、子ども向け演劇「紙おしばい」を創作しております。
「紙おしばい」は、コンパクトな道具料でどこへでも出張し、本格的な舞台芸術を体験できる演劇表現です。
子どもが舞台芸術に触れる機会格差の解消のために活動を行なっております。
紙お芝居については、公式HPをご覧ください↓
このnoteにお寄せいただいたサポートは、主にくちびるの会の
大人向け公演のための試み、取り組み、創作資金
子ども向け演劇「紙おしばい」のための試み、取り組み、創作資金
に充当させていただきます。
みなさまのサポートによって、公演単位の助成や、自己資本のみでは難しい試み、取り組みを行っていこうと考えております。
※サポートのためには、ノートへの会員登録が必要です。(所用時間は5分ほど)
※簡単な入力事項の入力とクレジットカードの登録をしていただければサポートが可能です。
舞台芸術界活性化のため、子どもの舞台芸術に触れる機会格差解消のため、未来の舞台芸術の担い手・観客の創出のため。
よろしければ、サポートのほど、よろしくお願いいたします。
◯noteへのサポートの仕方は、note公式ペルプページをご覧ください↓https://www.help-note.com/hc/ja/articles/360009035473-%E8%A8%98%E4%BA%8B%E3%82%92%E3%82%B5%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%99%E3%82%8B
◯noteへのサポートの仕方 動画説明(note公式ペルプページより)