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増加する近視に警鐘:米国科学技術医学アカデミーが近視を病気と認定し、野外活動推進を提言

こんにちは。
窪田製薬ホールディングスの佐藤です。

窪田製薬は、”世界から失明を撲滅する”ことをミッションとし、目に関わる創薬、デバイス開発を行っています。

弊社を創業した社長の窪田についてはこちらにまとめてありますのでご覧ください。

先月、米国科学技術医学アカデミー(※)が、近視に関わる報告書を発表しました。それは、近年子どもたちの間で急速に進んでいる近視について、「近視を病気」として正式に分類し、医療診断の必要性を強調する内容です。特に子どもたちが毎日1〜2時間の野外活動を行うことが、近視の進行を遅らせる効果があると報告されています。野外では、光の強さや視点の変化が屋内より多様であり、それが目の健康に良い影響を与えるためです。

この報告書には、近視に関するデータ収集や診断技術の標準化の重要性も強調されており、教育機関、医療提供者、政策立案者が協力して近視予防や管理を推進すべきだとしています。この報告書のメッセージを受け、視力保護に向けた取り組みが世界的に強化されることが期待されています。

WHO(世界保健機関)によると、2050年には近視人口は世界人口の50%(47億5800万人)になると予測されており、さらに強度近視の人口は9億3800万人にまで増加すると予測され、10人に1人が失明のリスクを抱えるであろうと言われています。


弊社社長の窪田も著書「近視は病気です」の中で本報告書と同様の警鐘を発しており、セミナーやイベントを通じて、近視のメカニズムや対策についての知識を広めています。子どもたちが日常生活で目を守り、将来的な視力低下や眼疾患のリスクを減らせるよう、啓発活動を積極的に進めています。また、近視は一人一人の考え方や生活の工夫で防げる部分も多くあります。その重要性を理解し、できることを実践していくことで、目の健康を守る努力を続けましょう。

※米国科学技術医学アカデミーは、科学、工学、医療に関連する問題に対して、独立した客観的な助言を提供する非営利組織であり、国の政策決定をサポートしています。1863年にリンカーン大統領によって設立され、今日もその使命を果たし続けています。

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