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「eyeMO」を使った臨床研究のお知らせ
こんにちは。
窪田製薬ホールディングスの佐藤です。
窪田製薬は、”世界から失明を撲滅する”ことをミッションとし、目に関わる創薬、デバイス開発を行っています。
弊社を創業した社長の窪田についてはこちらにまとめてありますのでご覧ください。
先日、「在宅・遠隔眼科医療用網膜モニタリング機器『eyeMO』を使用した特定臨床研究の進捗のお知らせ」と題したプレスリリースを発表しました。この研究は、信州大学医学部附属病院で実施されている特定臨床研究で、患者さんが自宅で「eyeMO」を使用し、そのデータを医師が遠隔でモニタリングできるかを検討しています。
「eyeMO」は、網膜の状態を測定するための検査デバイスです。このデバイスを使用することで、患者さんは自宅でも網膜の健康状態を測定でき、そのデータをインターネット経由で医師に送信します。これにより、医師は遠隔で網膜の変化をモニタリングし、適切な治療が達成できることを目指しています。
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特にウェット型加齢黄斑変性症(AMD)など、抗VEGF薬による治療が必要な患者さんにとって、治療のタイミングが非常に重要です。網膜の病気は、自覚的な症状が出にくいことが多いため、定期的な測定が欠かせません。これにより、病状を早期に把握し、適切な対策を講じることが可能となります。この技術は、患者さんの負担を減らしつつ、質の高い眼科治療を提供するために開発されました。
「eyeMO」の特徴
小型で軽量
自宅で簡単に測定可能
測定時間はわずか数秒
担当医が遠隔で患者の網膜の状態をモニタリング可能
通院は必要な場合のみ
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引き続き「eyeMO」の臨床研究を通じて、より多くの患者さんにこの革新的なデバイスを提供できるよう、商業化への道を模索しています。今後、患者さんのQOL(生活の質)向上に貢献するため、医療現場での実用化に向けた取り組みを推進して参ります。