知らないあなたを

悲しそうなアイツを見る

普段、見せるはずのない姿

目の奥の熱い衝動に、心を刺される

どうしてこうなってしまったのか

誰が望んだのだろう、追い込むことを決めたのはなぜだろう

無理矢理にでも、彼の思いを踏みにじる

並ぶのは、見覚えのある顔ばかり

誰がどうした、何がそこまで突き動かした

恨みなんて、虚しいだけだ

残るのは、感触のない、ただししっかりと手に残る確信のみ

必死に握りしめている そこに価値などありはしない

心を亡くした人形 没落した思い

全て拾い集めて 誰だろうと、払いのけて進む

悲しみなんて、抱えて入れるものじゃないだろう

少し置いていきながら、また夢を見る

いつまでも褪せない、これは夢の話

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?