待って、なんて願った 夕暮れ手が届きそうな秋空
まだもう少しこうしていたいなんて、蝉の行く末を知る
どれだけの時が経とうが、幾つ思い出が増えようが
そこに言葉を交わしもせず、かわすはずの言葉も見えぬ
神様なんて信じちゃいないのに、そんな時だけ都合よく願ってしまう
どうか、どうかずっとこのままで。
僕ら互いに永遠なんてある訳もなくて、そんなことはハナから分かってて
それでも今だけを必死に求め続けた、かき鳴らし響き続けるギター
懐かしむような、恥ずかしいような
十日前より色褪せぬ、薄い色赤の記憶
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