アクセシビリティに興味関心があるはずの人たちなのに、なぜ障害当事者に話を聞きに行く人が少ないのかという話に対する私の意見

Xを徘徊していたら下記の投稿があった。

おそらくだけど自分が声をかけた1人目で、アクセシビリティカンファレンス名古屋の本編が始まる前に席を探していたときに、前のほうの席が空いていて、その隣にいたのがたまたま電動車いすを使っている人で、本編始まるまでちょっと時間があったので、隣に座ったきっかけで声をかけておくかと思って「隣になったということでよろしくお願いします~」と挨拶したあとに、自分が「名古屋近辺から来たんですか?」と話かけた後、名刺交換をした。

名刺交換自体は、上記の「名古屋近辺から来たんですか?」と話しかけた後に、相手がおそらく「いや、」と言ったあと、車椅子の右下に引っかけてあった袋から何かを取り出そうとしていて、その様子を自分は見ていたけど、カンファレンスの開始時間が迫ってきてしまったのと、右下の袋の中身を自分が取り出しても過程をしっかりと見せる形で取り出すようにすれば問題ないかなと思って、その袋から自分が名刺入れと名刺を取り出して、名刺をもらう形になった。

ただ自分は名刺が切れてしまっていて、それを伝える前にカンファレンス本編が始まってしまったので、結果的に名刺を奪うだけになってしまったなと考えて、カンファレンスの休憩時間に「名刺を切らせていて渡せなくて申し訳ないです」と言いながらEightのアプリに登録していた名刺を見せつつあらためて自己紹介をした。

あとはカンファレンス中になんとなくこちらを見ているような感じがあったので、Cosense上のアクセシビリティカンファレンス名古屋のまとめページを拡大率125%にするといったことをしていた。

というのが自分の事の顛末だけど、正直みんながみんなこれをできるかというとどうなんだろうなあと思う。

上記で書いたことを自分ができたのは、2023年のアクセシビリティカンファレンス福岡で前夜祭がおこなわれたときにやはり同じように車椅子を使っている人とその介助者が孤立しているのを見たけど声をかけられなかったことを後悔して、カンファレンス本編の懇親会で勇気を出して話かけた経験があったからだとは思う。

さらにその前夜祭で後悔したのと、翌日のカンファレンスの懇親会で勇気を出して話しかけにいけたのは、グループ会社の特例子会社の障害当事者に話を聞きに行った経験がありつつも、話を聞いたのがその1回きりになってしまったという後悔をもち続けていたのもあるかなとは思う。

そもそもいろいろ関係なしに、初めて会う人に話しかけづらいというのはあるはず。自分だって話しかけづらく孤立することはあるし。

なので、イベント主催者が初めて同士でもせめてお互いどんな名前で何をしているかくらいは話せるような仕組みづくりをしてくれたら良いなと思う。アクセシビリティカンファレンス名古屋に関しては今回が初めての開催だったし、カンファレンス運営側もそんなにノウハウがなさそうな感じだったので、いきなりそれを求めるのは酷だし、次回以降の課題としてもらえれば……という感じですが。

個人的には前日におこなわれたイベントの懇親会で運営から呼びかけていたことが良いなと感じた。

あと自分は話かけたときに、相手がどんな障害を持っているかは聞かなかった。それは障害の有無に関わらず相手のことが気になるから話しかけたっていうだけだったので。

それと自分も一応障害当事者にはなるけど、その観点だけで自分を見てほしくないなあと思っている部分があるのも関係しているかも。