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中小事業者を訪問して

先日久しぶりに診断士らしい活動に参加できましたのでその時の感想をこちらにまとめたいと思います。

中小事業者の実態調査

先日都内23区の一つが実施している商業調査の一環でいくつかの中小企業、個人事業主を訪問する機会がありました。

訪問先で現在の経営状況、及び直近のコロナによる影響とデジタル化の推進状況を確認するため調査票に記入していただいたのですが、合わせてお話の流れに応じて国や自治体が整備している支援施策のご案内などもしていくような内容でした。区が発行している各種支援施策のパンフレットを手渡し、現在区のほうで重点的にアナウンスしている施策の説明をしたところすでに支援策の存在を把握されており、自分たちで申請も進めている経営者さんが思いのほか多くいらっしゃったのが印象的でした。

正直、業績が厳しい状況であるのは多かれ少なかれどこの事業者さんも同じようであると思います。
ただし、中にはこのようにしぶとくもがきあがいて何とか生き残ってやろうというエネルギーを持っている事業者さんも少なくないことがわかりました。


支援策

コロナの影響が深刻化してもう2年がたちます。
この間、国や自治体の援助策が拡充されておりますが、実際にこのような支援策を活用されている事業者さんがいる一方で、まだまだ支援を十分活用できていない事業者さんも多いのではないでしょうか。

例えば5月末で申請が締め切りとなる事業復活支援金ですが、令和3年度補正予算額として 2兆8,032億円が計上されているものの、聞こえてくる話では申請件数がまだまだ少なく計画には遠く及んでいないとのことです。このような支援策の存在すら把握できず苦しんでいる事業者さんが多いということなので、本当に必要としている人に支援が行き届くような働きかけをしていかなければならないと考えさせられます。


中小はたくましい

以前以下のような記事を投稿しました。

この時に中小企業事業者はたくましいと印象を述べておりましたが、今回改めて直に経営者さんとお話しした中でこの苦しい状況をいかに乗り超えていくかということに対して真剣に向き合っていることを肌で感じることができました。これは企業内でサラリーマンをしているだけではなかなか感じ取れないことだと思います。

今回訪れたエリアは都内では比較的歴史のある地域であったので、診断士が一軒ずつ調査に伺っている状況をみて「このあたりは中小企業が多く大変ですね」と声をかけていただきましたが、それに対して「日本の経済を支えているのは中小企業ですから!!」とお答えできたのは今回の経験の裏付けがあったからだと思います。

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