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受験生時代を思い出してみると

先月の記事の冒頭で、5年の更新手続きを終えた旨ご報告いたしました。
その時は更新手続きの書類を送り終えただけでしたが、更新後の登録証が無事届き名実ともに更新手続きが完了いたしました。

今年の頭に免許の更新を忘れるというチョンボを犯した際に、診断士の更新は忘れられないと宣言しましたが、無事公約を果たすことができました。

さて、受験生の方は今ごろは二次試験が終わってほっと一息ついているころでしょうか。今回は、二次試験が終わって口述試験に向けたこの時期に、受験生だった当時の私自身がどうだったかを振り返ってみました。

二次筆記試験直後

私が合格した2014年の秋ですが、本業では客先システムの刷新の時期であったため、いったん構築したパイロットシステムを本番稼働に向けて再構築していた時期でした。かなりの頻度で客先に張り付きで業務を行っていたため、本業においては試験後もそれまで通りフル回転で邁進していました。

一方、週末はそれまでルーティーンだった自習も含めたTACへの通学、事例Ⅳ対策の計算問題演習等も一息ついた(つけた)感じだったため、趣味など自分の時間にあててのんびりしておりました。二次試験は4度目のチャレンジでしたが毎年この時期は緊張の糸がぷっつり切れていた記憶があります。ですが、やはり二次試験の不安は頭に残っているため、各社の模範解答を見るたびに当日の解答作成プロセスを振り返って反省する日々でした。

とはいえ、4回もチャレンジしているのだから少しずつでも実力がついているはずだし、もし今年不合格でも来年またチャレンジする意気込みだけは持ち続けていました。安西先生もおっしゃられたように「諦めたらそこで試合終了」なのですから。

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口述試験直前

実際の口述試験の対策に関しては、前回のMitchellさんの投稿やその他メンバーの投稿もありますのでそちらを参考にしてください。

2014年の12月、筆記試験合格の通知をもらいました。

震災の前年からTACの旧新宿校舎に通いはじめ、地震で建物が揺れる中で一次試験対策の講義を受講していた時期から5年かけてやっとつかんだ口述試験への切符でした。お昼に発表だったので客先の食堂でスマホを見て確認したのですが、当時会社のメンバーにはだれにも診断士試験のことは話していなかったため、一人でじわじわ喜びを噛みしめていました。

ただし、ここからが慌ただしかったです。
口述試験に向けた対策をほとんど行っていなかったため、慌ててTACの模擬面接を申し込んで受験しましたが、面接の内容よりも当日の対応に対していろいろ指摘を受けました。模擬面接は普段着で行ったのですが、当日は必ずスーツを着ていくようにと強く指摘を受けたことだけは鮮明に記憶しています。

口述試験の当日と合格率

一次試験の合格率の状況から、今年の二次筆記試験の合格率がどの程度変化するのかどうかわかりません。これまでの傾向からは口述試験は落とすための試験ではないと思われましたが今年はどうでしょうか。ここで少しデータを振り返ってみようと思います。

私の合格した2014年の試験では口述試験の資格を得た人数は1190人、最終的な二次試験合格者数は1185人でした。
試験制度が改正された平成13年以降、口述試験で不合格になる方は平成14年の13名を除けば、毎年数名程度で0の年もあります。

https://www.j-smeca.jp/attach/test/suii_moushikomisha.pdf

実際に口述試験当日の様子を思い出すと係りの方が受験者を呼び出している様子などが目に入りましたので、恐らく不合格者のほとんどは遅刻者かやむを得ず口述試験に参加できなかった受験者ではないかと推測しています。

とはいえ、模擬面接であまり聞かれなかった事例の内容に関して本番でいろいろ質問されたため、実際の口述試験では四苦八苦しました。事前の振り返りが足りずに事例の内容を思い出せなくて、苦肉の策で実家の花屋の状況を語ってその場をしのぎました。

今年口述試験を受けられる方は、当日苦労しないように各事例の内容の振り返りくらいはきちんとやっておきましょう。

とりとめのない話になってしまいましたが、もやもやした時期を過ごしている受験生の方の支援になればと思い、今回は受験生時代のこの時期の状況を振り返ってまとめてみました。

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