見出し画像

【VRMANSCG02】タイプ別デッキ集


はじめに

最近VRMANSCG02対戦が非常に盛り上がっており、特に新規プレイヤーをよく見かけるようになりました。デッキ構築のヒントやカード知識の補助になればと思い、アーキタイプ別に簡単なデッキ紹介をまとめました。公式Twitterの大会結果ツイートを掲載しているので、気になったデッキがあればそのツイートのツリーからレシピを確認してみてください。

アーキタイプの名称と説明はMTG wikiから持ってきたものです。現状のVRMANSCG02プレイヤー間で一般に用いられている呼称かというと微妙ですが、TCGプレイヤーに伝わりやすいので使っておきます。

アグロデッキ

アグロ(Aggro)とは、積極的に攻め立てるデッキを指す呼称。

アグロ - MTG Wiki

VRMANSCG02におけるアグロデッキといえば【水棲】です。最初期は水棲一強とも言われるほど圧倒的に強く、現在でも最強の種族と言われることが多いです。《古代海のカブトガニ》や《古代海のシーラカンス》による継続的なリソース補給と《暴れ狂うサメ》《古代海のプレシオ》《古代海の主》による確実な除去はVRMANSCG02のゲーム性そのものと相性がよく、初心者に一度は握ってもらいたいデッキタイプです。

【天狗】も強力なアグロデッキとして二度大会優勝を飾っています。多少不安定ではありますが、《突風の烏天狗》を引いたときの圧倒的な爆発力には他のデッキの追随を許さないものがあります。右手に自信のある人はどうぞ。

【マジックポッド】もアグロデッキとして組まれることが多いです。《錬成の魔力壺》の効果によってスペルがユニットとして場に出るため、スペル詠唱のたびに実質リソース1枚分のアドバンテージを得られます。スペル中心のアグロデッキとして、他のアグロデッキとは一味違った動き方を楽しむことができます。

ミッドレンジデッキ

ミッドレンジ(Midrange)とは、中マナ域のクリーチャーを中心としたデッキの総称。

ミッドレンジ - MTG Wiki

種族テーマデッキの多くはミッドレンジ的な立ち位置を担っています。リソースの補充と管理、除去、受け……とゲームの要素を一通り学べるので迷ったら最初はミッドレンジデッキを握りましょう。
特に各ユニットのカードパワーが比較的高い【人間】【植物】【ドラゴン】がオススメです。人間は捻りなし、植物はややコントロール寄り、ドラゴンはややコンボ寄りとなっているので好みに合わせて選べます。

他の種族テーマデッキとしては【精霊】が結果を残しています。スペルを使った除去やコントロールが得意な種族であり、種族テーマデッキの中では構築の幅が広いという特徴があります。一つデッキを作った上で色々試したいならオススメ。

種族テーマ以外では【パワーマイナス】が強力なテーマとして知られています。除去の自由度が高い分、算数の絡んだ緻密なプレイングが要求されるので、あえて難しいデッキを握りたい人や慣れてきた人にオススメです。

いわゆるメタビート的なデッキとして、【天使】も大会優勝経験があります。特に墓地メタを担う《死門の司天 アズラエル》のメタ範囲が広く、環境次第では大活躍します。水棲ユニットと組み合わせた【偶数天水】も派生として有名です。

非種族コンセプトですが構築に制限がかかるミッドレンジデッキがあり、いずれも強力なデッキタイプなので紹介します。

【ハイランダー】は、デッキのほとんどを1枚採用にしたデッキです。「公開領域から5枚+表にしたデッキトップ3枚が全て異なる」という条件で強力な効果を発動する《『隠された国』の女王》を使うことができます。幅広くグッドスタッフを活かせるデッキとして初期から好成績を残していました。カード種の増加に伴って、ハイランダー構築にしつつサブコンセプトを積むことができるようになり、最近は様々な派生デッキが楽しまれています。

【ヨルムンガンド】はレベル5かつ厳しい召喚条件の《滅びそのもの》を頑張って召喚し、ワンショット気味の強力な詰めを狙うデッキです。ロマンデッキとして非常に人気が高く、様々な構築が見られます。仮想杯の優勝はしていませんが、第八弾実装を記念した大会で《古代海のウミユリ》を軸にした構築が優勝しました。

コントロールデッキ

コントロールデッキ(Control Deck)もしくは単にコントロール(Control)とは、相手の行動を妨害し、ゲームの流れを支配して勝利することを目指すデッキの総称。

コントロールデッキ - MTG Wiki

VRMANSCG02におけるコントロールデッキは非常に強力です。リソースを重んじるゲーム性との相性が良く、アグロに対してもミッドレンジに対しても優位に立てることが多い印象です。しかしVRMANSCG02は30枚と比較的デッキ構築枚数が少ないことから、コントロールデッキの試合は両者ライブラリアウトを意識する展開になりやすく、デッキ枚数とリソース・テンポとのバランスを上手に取らなければ勝てません。初心者がいきなり使い始めるのは非推奨ですが、VRMANSCG02の楽しさや深さが詰まっています。カードゲームに自信のある方は是非使ってみてください。

VRMANSCG02における代表的なコントロールデッキとして【マルフェニ】が挙げられます。序盤はリソースゲームに徹し、《序列の五 マルバス》と《序列の三十七 フェニックス》によるウォール追加でテンポアドバンテージを覆すデッキです。マルフェニと《防衛するモノリス》以外はほぼ自由枠なので構築の自由度も高く、奥の深いデッキです。

【動物】は種族テーマの中ではかなりコントロール寄りのデッキになります。《顕現する竜脚類》が一枚で受け・妨害・リソース補充をこなせるため、ロングゲームと非常に相性が良くなっています。かわりに全体的なカードパワーはやや低いため、テクニカルな構築・プレイングが求められます。

【動物】の派生として《遮断するゾウ》を使ったロックデッキも強く、直近の大会(2023/08/6)で優勝を飾っています。《遮断するゾウ》の効果発動には高いリミットが必要なため、デッキ全体を高レベルで組むことになります。他のカードゲームでいうビッグマナやランプが好きな人にオススメです。

コンボデッキ

コンボデッキ(Combo Deck)は、コンボによって勝利することを目的としたデッキの総称。

コンボデッキ - MTG wiki

【海賊団】がVRMANSCG02を代表するコンボデッキとして人気です。相手のデッキを削るユニット群を使い、ライブラリアウトによる勝利を目指します。相手のウォールに攻撃する必要がないため序中盤はリソース面で優位に立てますが、相手の攻撃を受け切るのは想像以上に大変です。エクストラウィン大好きマンはとりあえず使ってみましょう。

ライブラリアウトを狙うコンボデッキとして、【ユルルングル】も存在します。《眺望するユルルングル》の召喚条件を《火竜の息吹》などで踏み倒し《転火》で再召喚することで、一度に相手のデッキを4枚破壊しつつ不要なカードを残させます。豪快なコンボを決めたいならコレ。

コンボデッキとしては【リヴァイアサン×ステゴ】も見逃せません。
《古代海の主》は攻撃時効果で自分の水棲ユニットを破壊しますが、このとき《変色》で種族を水棲に変更した《哨戒する剣竜類》を破壊します。効果で新たにユニットを召喚することになりますが、このようにして召喚したユニットも即攻撃できるため、1ターンに合計4回攻撃することができる!というコンボです。豪快なコンボを決めたいならコレ(その2)。

最後に紹介するのは【踊り子×キマイラ】です。《強襲する合成獣》は3ターン目からパワー9000&勝利時効果ダメージ発動を狙えますが、召喚条件が厳しくユニットの展開が犠牲になりやすいです。そこで《『蒼海亭』の踊り子》と組み合わせ、《強襲する合成獣》単体で3面相当の攻撃を行うデッキです。勝ちに直結するわけではなく相手依存の部分もあるため、このコンボ以外の部分の構築力も試されます。柔軟なプランで攻めるデッキが好きならオススメです。


おわりに

書き始めは各アーキタイプ2つずつ紹介しようかな……と思っていましたが、気がつくと筆が乗って、大会で活躍したデッキはほぼ網羅しちゃいました。いつの間にかとんでもない長文になりましたが、VRMANSCG02のゲームバランスの良さが示されてると思えば納得の長さではないでしょうか。

種族テーマデッキに関して、【怪異】【亜人】【悪魔】は優勝レシピがまだ無かったので言及していません。また、【ドラグナー(人間×ドラゴン)】など初期優勝デッキのいくつかは、あまり記憶がないので紹介しにくく、今回は見送りました。これらのデッキを愛用している人には申し訳ありません。

ここでは紹介しきれなかったデッキも、有志作成のデッキレシピ投稿サイトから参考になるリストを見ることができます。ここで紹介したデッキの詳細がデッキ作者本人によって語られていたりもします。困った時の参考にどうぞ。

ところで、この記事はVRMANSCG02のルールを知っている前提で書かれていますが、ルールを知らずに読んでもなんとなくワクワクしたり、遊んでみたくなったりするような記事を目指しました。全然知らないゲームの解説動画をずっと見ちゃったりするじゃないですか、あれです。

……

VRMANSCG02をやったことがないのに最後まで読んでくれたそこのキミ!なんと9月には新弾が出るぞ!

さらに!(これまでのペース通りなら)第九弾環境では久しぶりの大型大会が開催される予定だ!

今始めよう!次の最強デッキを作るのはキミだ!

(おわり)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?