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スクラムフェス新潟参加レポ
こんにちは。kubopです。
先日、スクラムフェス新潟に行きました。
今回めちゃくちゃ楽しかったので、いつかオンラインではなく現地に行ってみんなと話してみたいな…。
解釈の違い・勘違いなどがあるかもしれませんが、個人的に気になったセッション、聞きに行ったセッションをまとめます。
G.O.O.D Testing is Important for Everyone / G.O.O.D.テストは誰にとっても大切
今回の基調講演。ダニエルさんがお話ししてくださいました。
G.O.O.D testingとは、Give, Observe, Open, Determineの略。
G: すべてのステークホルダーに対して、システムの品質とリスクに関する透明性のある洞察を提供する。(Give)
O: システムの品質を、検証や妥当性確認だけでなく、システムが社会全体に与える影響も含めて観察する 。(Observe)
O: 幅広いエンドユーザーに関連して、システムの使用目的について質問するための扉を開く(Open)
D:エンドユーザーに対する安全性(例えば、プライバシー、セキュリティ、機密性)など、倫理的特性の観点からシステムの品質を測定するテストシナリオを決定する。(Determine)
ギリシア神話の、100の目を持つ死角がないはずのArgus Panoptesがヘルメースによって謀られ、監視体制を解いてしまい、殺されてしまう。と言う話から始まった。
全身に100の目を持ち、しかもそれらの目は交代で眠るため、アルゴス自身は常に目覚めている(別の伝承では、背中に第三の目があるとも、後頭部に二つ目があるとも言われる)。つまり、アルゴスには時間的にも空間的にも死角が無い。
この死角の無さを、現代の監視システム・自動テストの比喩として話していて、如何にテクノロジーが進んでも、我々人間の手で最終的には検証しなければいけないといった話。
Agile Testingは新しい概念なのか?〜品質保証の歴史を踏まえて考える〜
Agileで、テストが別途のフェーズで存在しているわけでは無い
テスターがどうすべきかは書いてない。
チームで開発プロセスを「どうするか」というお話し。
Agile Testingは、Testingという単語が含まれているから誤解を受けやすい。本当はQuality Managementはチームでやることであって、特別なことではない。
Agile Testing自体は、日本が昔から行っていて、チーム・組織全体でQMをしており、多くの実践者が日本の品質管理を参考にして現在の形になっている。
総合品質管理(TQM)は、生産にだけ焦点を合わせるのではなく、品質を「顧客に価値を提供すること」
探索的テストにおける期待値(標準)の作り方
探索的テストには、違和感。デファクトスタンダードから逸脱したなにか、といった感覚が必要。
「時間がない」症候群、その傾向と対策
新しいことを始めようとした時、「時間がない」とは様々な要因が絡まった事象である。
文字通り時間がとれない、時間をかけてよいかわからない、それに対する意欲がない。
それらの原因分析や対応アプローチについて。
フローチャートになっていてすごくわかりやすかった。
印象に残ったのは、アンケート回答率がバリバリ良かったこと。(40人とか答えていた)
確約!集中!公開!尊敬!勇気!
ソフトウェアテストで参考にしている67のモノ
QAに必要な知識・スキルを、どの書籍を読めば良いか、クイズ形式で教えてくれた。このnoteはめちゃくちゃ有用なので買いました。
少しずつ消化できると良いな…。
社内勉強会で学んだQA2AQパターンの活用
QA2AQパターンについてはこちら
どんなメトリクスを見せると、現場はうれしいのか。
アジャイル 品質ラジエータを公開し、メッセージ性のあるメトリクスを公開、現場の問題点を発見し、さらに士気をあげる。
アジャイル トーキングメトリクスという独自単語が気になる。
未経験QAとしてスタートアップに飛び込んだ私が、よきQA(QuestionAsker)になっていく物語
全員で望む品質管理をフェーズとしてどう行ったかがわかりやすくて、すごく良かった。
BDDの導入・どこに最新の情報があるかの共有・チームに気付きを与える質問など、こういった姿勢で行えば良いのかとためになる。
CTOのためのQAのつくりかた
今回の熱いセッション。
パネルディスカッションも良かったけど、前半のスライド部分がすごくよかった。
QAは、
品質文化の醸成
品質文化を実現する仕組み
品質文化を実装する技術体系
(これらを実現する手段として採用)
どれか無くてもQA組織を作るのは難しい。
また、nishi sanの品質文化ってなんなのそれ美味しいの?というスライドからの引用もわかりやすくまとめられていた。