道端でうんこに遭遇して「自己肯定感」を考えた日
娘ふたりを小さな車につめこみ、奈良の実家に帰った。珍しいおもちゃがたくさん置いてあって、祖父母がアイスクリームをくれる場所。上の子は、ジージとバーバの家が大好きだ。
自分でつくる生活に憧れていた私からすれば、少し過干渉で。置き去りにした町、どこか古びた町。娘にとっては、非日常の町。
片道1時間、阪神高速の渋滞の中、縫うように走る。
大阪と奈良を結ぶ阪奈トンネルは、5 km以上ある。入口も出口も見えない時間は、アクセルを踏んでも景色が変わらない。先行車のテールランプがにじ