ハルコの恋（１２）

ハルコのイベント初体験のお話は今回で完結です。
なかなか更新が出来なかったので、ここまで来るのに
数ヶ月かかりました。（あ、あり得ない！笑汗）
次回からは新しい展開です。

さて、もうお気づきかと思いますが、ハルコは『パニック障害』です。こんな時代ですから誰にでも起こりうる心の病です。（私は医者ではありませんので詳しくは分かりませんが）頑張りすぎて、どこか一杯一杯になってる人ほど、ある日、突然に発症してしまうのかもしれません。

【パニック障害の妻に夫の僕が出来るコト】でも描かれているように、私は電車に一人では乗れません。ハルコと同様、電車内で最初の発作が起きました。突然、得体の知れない恐怖に襲われました。生命の危機を感じるような経験したことのない恐怖心です。それは「死」を連想するような強烈なものです。ですが、実際に死んでしまうようなことはなく訓練などで克服することも出来ます。が、完治はなかなか難しい。今も私は各駅電車と格闘してます。ハルコと同様、急行電車なんて、とんでもない。パニック障害と向き合って、かれこれ２０年近くにもなります。

車の運転中に高速道路でという方もいます。パニック障害は治療薬もありますし、発作に襲われても１０〜２０分程度で回復します。死ぬような強烈な恐怖に襲われても決して死にはしない。必ず発作は治ります。治るとケロっとしたものです。

行き帰りの急行電車は同じ状況ですが
今回のハルコのように笑ってると発作は起きない。
私も夫の楽しいカラオケを聴いてると、なぜか発作に襲われない。
心の病とは本当に不思議なものです。

漫画と文：久保マシン（C）