3歳児noter 東映アニメとコラボする!?
昭和レトロなノート
私(久保マシン(Y)である)が幼い頃に描いた『落書きノート』が今も手元にある。そういったノート以外にも幼年期から小学校3〜4年生頃までの私に関する色々なもの(絵、絵日記、学級文集、図画工作作品、等々)が色々と残っている。それらは皆、母が大切に保管してくれていたもので、9年前に母が亡くなり、それら全てが私の元に戻って来たのだった。よくもまあ、こんなものまで取って置いたな…と思わないでもないが、これは貴重だな…と思うものもあったりする。
今回、紹介する落書きが描かれたノートの中にも貴重といえそうなノートが混じっている(半分以上は普通の無地の大学ノートなのだが)。中の絵を紹介する前に、まずはそれらのノートの写真をちょっと見て下さい。
↓
どうですか?
これらのノート、いかにも昭和レトロ
博物館に展示したいくらいでしょ?
でも中身は私が幼児期に描いた落書きでいっぱい!
だから貴重だけど価値はないかも(笑)
そしてノートの裏表紙はこんな感じです
↓
裏表紙に書かれている発売元を見てみると…
鉄腕アトム、ウランちゃん、風のフジ丸、
ポパイ、ボンゴは『セイカノート』
鉄人28号『昭和ノート』
マイティマウス『トーカイノート』
キャラクター商品ということで権利関係の記述も
しっかり書かれています(特にセイカノートに関しては詳細です)
↓
ウイキペディアによるとセイカノートは日本でのキャラクタービジネスの草分け的存在(?)とのことなので、きっちりと記述されているのも納得です。
「鉄腕アトム」「ウランちゃん」ノートの記述部分の内容はこちら↓
けっこう細かいし、しっかり主張もしてる
手塚治虫先生とか、丁寧!
この権利関係の文面は利用している作品の性質によって微妙に文言を変えてるようで「アトム」と同様の文章なのが「ボンゴ」のディズニー。そして「風のフジ丸」「ポパイ」が同様の文章になっています。
「ボンゴ」
「風のフジ丸」
「ポパイ」
それにしても『(C)社名』だけの簡単な表記ではなく文章できっちり記されてるんですね。しかし、これらが現在にも続く日本のキャラクタービジネスの始まりだと思うと、こんな文章ですら記録としても価値がありそうに思えてきます。
ちなみにセイカノート以外は
ここまできっちりした表記はありません
「鉄人28号」の昭和ノートの場合は
雑誌「少年」連載
作 横山光輝
とだけ書かれています
「ミッキーマウス」に至っては何もありません(笑)
そのくらい、この当時は一般的にはユルユルだったんですね
*
3歳児の情熱
昭和レトロなノートの話はここまでにして、私の落書きノートに話を戻します。これら落書きノート(大学ノートやスケッチブックに描かれたものも含める)は全部を合わせると、なんと40冊以上にもなります!
大学ノートの表紙には絵が描かれた時期が母の字により記されていて、それを見ると、おおよそ私が2歳から3歳の頃に描いた絵だということがわかる。そして2歳くらいまでの、いかにも幼児の落書きという感じから3歳になって絵が変わってくる様子が分かるのが興味深い。
2歳くらいだと、まだ物の形も捉えられてない感じで…
この頃、日本で初の連続アニメ『鉄腕アトム』の放送が始まると
私の絵に変化が。部分的にだけど明らかにアトムの特徴が…
でも、かなりシュール(笑)↓
そして3歳になる頃には『アトム』以外のアニメも始まり、それらに夢中になっただろう私の脳内は、いよいよアニメ漬けになって絵の腕前もそのキャラクターだと分かるレベルまで上達(笑)していった↓
と、絵の紹介はこれぐらいにしておこう。本当はもっとたくさん絵を紹介しようと思ってたんだけど、なんせ量が多い(笑)ページが60ページくらいある大学ノートだけでも30冊以上。そのページ(単純計算1800ページ!)にぎっしり描かれた絵にザっと目を通すのも大変で写真を撮っても多すぎて、とてもじゃないけどUP出来ない。大体こんな子供の落書きは誰も見たく無いだろうし(笑)
とりあえず何となくノートを広げた状態の写真だけは
UPしておこう(これでもノートの半分くらい)↓
けっこう圧巻。も〜すげ〜情熱だな!って(笑)
で、今回改めて、これらの落書きノートに目を通して思ったのは、この時期に私の【マンガの絵を描く】という行為が始まったんだなあということ。こうやってマンガの絵を描き始めた3歳児は将来、漫画家になり現在の私に繋がっているということになるわけで、これはもう私の原点とも言える。人にとってはどーでもいいことだけど(笑)
さて、ここまで昭和レトロなノートに続いて私が描いた落書きを紹介したわけだけど、じつは記事で書きたかったことは、これが全てではない。もう一つ皆様にお知らせを!ということで次へ… ↓
*
『SUZURI』 東映アニメとのコラボ企画
少し前に久保マシンのオリジナルグッズを販売しているSUZURIサイトで『東映アニメとのコラボ企画で指定された東映キャラクターを使ったオリジナルデザインのTシャツやシールを期間限定で販売出来る』という情報を相方から聞いて、ちょっと面白いなと思ったのだった。
https://suzuri.jp/surisurikun/journals/2022-05-31
その↑詳細を見に行くとキャラクターの二次創作物もOKという。そして商品には必ず(C)東映アニメーション等の表記は必ず入れなければいけないとのこと。
これって面白いよね。
だって自分の二次創作の絵を正式なオフィシャル商品として期間限定とはいえ販売出来るんだから。いや、売れなくてもいいから作ってみたいよね。
で、二次創作。考えてみたんだけど意外とこれが難しい。対象作品はアニメ黎明期の東映作品『狼少年ケン』『ハッスルパンチ』『パトロールホッパ宇宙っ子ジュン』で、それぞれどの作品もキャラクターとして完成されていて下手に中途半端なアレンジしてもオリジナルの魅力には叶わないような気がした。じやあSD化するとか思い切った二次創作だったら有りかな。いや、センスよく出来る人は出来るんだろうけど、自分には、そこまでの才能ないんじゃないかなあ…とか。
そんな時に、ふと思い出したのが先に紹介した『落書きノート』だ。
あの3歳の頃に描いたノートの落書きの絵の中にはアトム、鉄人、エイトマンほど多くはないけど『狼少年ケン』もあったのだ。その絵を使えばいいじゃないかって。当時アニメを見た子供の描いた絵だって立派な二次創作だよね。
ノートに描かれてる『狼少年ケン』↓
しかしTシャツのデザインに使うには、どれも下手すぎるかなあ…とか思ってる時、大学ノートの裏表紙に描かれた↓こんなケンを発見。これいいかも!
そして、この絵をトレースして
デザインしたのが下の画像 ↓
で、早速このデザインで
『SUZURI』でTシャツ販売しちゃいました!
しかし、3歳の私が描いた『狼少年ケン』の絵が
【(C)東映】の表記と共に
期間限定とはいえ正式に販売出来るとは!?
何と夢のようではないですか(笑)
『SUZURI』 mixbo販売サイト
今なら(8/7まで)Tシャツ1000円割引キャンペーン中です!
<お買い求めになりたい方は、この期間にご利用ください>
『SUZURI』のサービスでこんな画像も見れるようになってました↓
けっこう良いじゃないかな。
とりあえず誰も買わなくても自分で買います(笑)
そして、この記事の最後の締めに
3歳ノートの中にあった『ちょっと可愛い絵』と
3歳当時の私の写真を紹介します ↓
この絵 ↑ 鉄人28号が持ち上げてる敵ロボットのお腹に、ちっちゃい人が掴まってるのが、めちゃくちゃ可愛い(笑)
神妙な顔して漫画を読んでいる3歳の私。
足元には鉄腕アトムの全集本もある…
しかし写真をよく見ると読んでる漫画が逆さのような気がする(笑)
絵と文・久保マシン(Y)
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