とりあえず手をつける
ライターである私の仕事は、1つあたりの仕事にかける時間は決して長くない。
たとえば、取材に行って原稿を書く。多くの場合、取材後の1〜2週間で原稿を提出する。短納期をたくさんこなすタイプの仕事だと思う。
職業がライターであると伝えると、「締切に追われる仕事は大変そうですね」と人に言われることがある。
でも、締切があるからこそ、コンスタントに仕事ができている気がする。
ライターの原稿提出ほどではないにしろ、締切のない仕事は世の中に存在しないのではないか。締切がないということは、急ぎではないので、やってもやらなくてもよい仕事のような気もする。
そのため、自分の役割だと思われる仕事には、明確に締切が設定されていなくても、なにかしら期限はあるはずだ。
そして、一番後回しにしてしまいがちなのは、誰かからの依頼ではないけど、やった方がいいなと思っていること。これは期限を設定しない限り、なかなかお尻に火がつかない。
というわけで、とりあえず手をつけるのが大事だと思うのだ。
やっていないと実際よりも大変そうに感じたり、面倒だったりと思い込みやすい。でも、手をつけてみたら案外大したことがなかったりもする。
などと書いて、やっておいた方がいいことが溜まっている自分に喝を入れてみる。