
もうワンランク上に行くためのスプラトゥーン3の観戦カメラ操作
こんにちは、くぼじだよ。
見に来てくれてありがとうございます!
今回はスプラトゥーンの大会配信には欠かせない存在、オブザーバー(観戦カメラマン)向けの内容となります、よろしくお願いします!
はじめに
最近オブザーバーをやってる人、増えてきてて嬉しい!
ですが、もう1段階レベルアップしてみなさん最強になってほしいので私のこれまでの約5年のインゲームカメラの経験で得た
【より大会を熱くするカメラの魅せ方】をいくつか書いていこうと思います。
「普段スプラの大会を観戦してるよ!」って方達にも見てもらえると、こういうことも考えてるんだな~って大会を観る上で楽しむ視点が一つ増えると思いますのでぜひ最後まで!
↑↑↑↑↑
観戦カメラやってみたいよ~~~!って方は
基本的なカメラ操作の方法についてコチラの記事で紹介しています!
書いてる人

くぼじ という名前で活動しています!
主にスプラトゥーンシリーズの大会配信のオブザーバー(インゲームカメラ)を担当することが多いです!最近は実況もたくさんやってます!
オブザーバーを担当した大会
・KING'S CUP
・超滅 スプラトゥーン
・カラフェス
・STPドラフト
・INKWAVE 等
ーーーーーーーーー以下本編!ーーーーーーーーー
より魅力的な試合を映すためコツ
選手たちの活躍をより熱く、そして分かりやすく伝えるためにカメラを回していく上で選手がダウンを取るシーンが盛り上がる!というのはもちろんなのですが、
ゲームの試合展開そのものをフォーカスしたカメラ運びを意識すると、
より選手のフィジカル以外にもチームとしての戦術が際立ち
4vs4としてのスプラトゥーンの魅力が上がると考えています(あくまで持論です)
その上で、意識する点は以下の3つです!
・ルールカメラを活用しろ!
・ストーリー性を持たせろ!
・実況解説を操縦しろ!
ルールカメラを活用しろ!
以前の記事でルール別カメラ【ZL+R↓】は別にそこまで使わんでもいいよって書いてるんですが慣れるまでは使わない方がいいよという話でもあって、
ルール別のカメラは積極的に使いましょう!!
例えば・・・
・エリアにトリプルトルネードやサメライド等が飛んできて、
打開が成功か失敗かの瞬間を映したい時
・ヤグラを防衛,カウントリードした直後、少し状況を整理したい時
・ホコを持ちラインが上がっていく様子を映したい、別の選手の動きも同時に映したい時
・ゴールが2つあるガチアサリのルールカメラは現状ほぼ誰も使ってない
ダメな例(過去に自分がカメラを担当した試合)
視点が激しく動いてしまうと視聴者は画面酔いしてしまう上に試合展開が分からなくなってしまいます。その点においてもルール別カメラを上手に使って滑らかな視点移動になるよう心掛けたいですね。
ストーリー性を持たせろ!
試合展開を視聴者に伝える上で、チームで連携している姿を丁寧に映してあげる事がポイントです。
後ろのポジションの選手からの支援を受けた前線選手が一気に前にプッシュしていく、そしてそれを迎え撃つ姿勢を取る相手チーム、互いのカバー合戦の末に最後盤面はどのようになるのか・・・!?
例としていくつか動画を出してみます。
INK WAVE内で私がカメラを担当したとある1戦なのですが、個人的に綺麗な展開をカメラに収めることが出来たな実感した試合です。
0-2で迎えた3戦目、ナワバリバトル。
2本取られている側を中心にカメラを展開していきました。運営配信は公平にやるべきだという声もあると思いますが、ついつい皆さんもなんとなく負けてる側を応援してしまうような状況ってありますよね?アンダードック現象というらしいですね。
選手の方も私が期待した展開を綺麗にプレイで応えてくれたこともあり、素晴らしい内容となりました。お互いのチームに感謝です!ナイスゲーム!
こちらは結果論的(?)な試合展開となったナワバリバトルです。
互いのチームの自陣塗りが1%以下の僅差の勝負の決め手となった試合でした。スプラトゥーン甲子園や他コミュニティ大会でもなかなか焦点が当たらない自陣塗りをする選手に焦点を当ててみた試合でしたが非常に面白い展開になっていきました。
対面シーンが連続していくと、大会配信が一種のキル集のようになってしまうことは視聴者側からするといったい何が起こっているのか分かりづらくなる要因の一つと感じます。
ですので試合全体の流れの中で、選手たちの戦闘シーンと戦術展開のシーンをバランスよく混ぜてあげられるようにすることが視聴者にとって
"大会配信を見る意味” に繋がってくると思います。
実況解説を操縦しろ!
最近は、「コレ、意外と重要かも!」と思うようになってきました。
カメラに映して「ハイ!ここについて喋ってね!」と言わんばかりにキャスター席にいる人間を操作するようなカメラワークです。
他の話をしている間に重要なプレイがあったりすると、せっかく試合の流れが大事なポイントだったのに実況解説に触れられずにスルーされてる事が稀にあります。
これはカメラマンが気づいてないという逆のパターンも往々にあると思うので、互いに操縦しあう事が重要ですね。
配信が始まる前にキャスターの方たちと実況解説やカメラの方針について話し合うこともより良いクリエイティブに繋がってきそうです。
・試合開始直後、珍しいブキの選手にフォーカス(カメラ側からの操作)
・スペシャルが溜まってる選手にフォーカス(カメラ 〃 )
・「あっ、潜伏してる選手がいますよ?」(実況解説 〃 )
・「うわっ!ホコをスティールしているぞ!」(実況解説 〃 )
まとめ
視聴者の方々が続けて観たくなる,観ていてワクワクするような興奮する試合は意外と小さな工夫の積み重ねによって産まれるものなんだなとオブザーバーを続けていく中で思いました。
今回の記事を書く上で修行中だった頃の大会配信を見返すと「ウワッ」と思ってしまうようなものがあったりして「成長したな~」と改めて実感しましたし、学んだ事を後輩オブザーバーたちに何か形にして伝えないと俺が見たいスプラの大会が無くなる!!だからもっと上手くなってくれ!!という思いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
まだまだカメラマンも実況も頑張るぞ~~~~~~~~~~~~~~