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井上理津子「絶滅危惧個人商店」
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「絶滅危惧」と「個人商店」を組み合わせた異質なタイトルに惹かれて手に取った本。
それが、井上理津子さんの「絶滅危惧個人商店」です。
古くから続く東京都内(一部神奈川県)の個人が経営するお店を取材し、まとめた書籍でした。
紹介されている店は、魚屋、文房具屋、自転車屋、駄菓子屋、おもちゃ屋など、どこにでもあるようなお店。
いや、現在はでは「どこにでもあったお店」という表記が正しいでしょう。
この本を読んで、私が生まれ育った町を思い出しました。
そこでも小さな商店街があり、花屋、酒屋、パン屋、おもちゃ屋、八百屋などが連なっていました。
実家があるので、今でも年に数回は帰省するのですが、どのお店が今も残っているのか思い出すことが出来ません。
おそらく、ほとんどのお店が消滅してしまっている思う。
本書は「個人商店」を営む人々が、どのような想いで商売をしているかがよく分かる一冊でした。
今後は町中の「個人商店」にも注目してみたいと思いました。
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