「正義の定義は今までどういう生き方をしてきたかで決まる」という話

どうも、くぼはるです。

突然ですが、僕が尊敬している数少ない人物の一人に、「西野亮廣」さんという方がいます。

超絶有名な方なのでどういう人物なのかはここでは割愛させていただきますが。

その方が提唱するエピソードの中で「強風と自転車とおばちゃん」という話がありまして、

僕はこの話を聞いたとき、すっごい共感できたんです。

どんなエピソードかというと、

「強風が吹き荒れるような日に、道路脇に何台も自転車が止まってありました」

「その自転車は風で全て倒れていました」

「するとどこかのおばちゃんが一生懸命倒れた自転車を1個1個立てていました」

「西野さんはその立てていった自転車を1個1個丁寧に倒していきました」

「おばちゃんは激怒しました。」「なにしよっとか!!」

て感じの話です。

正義の定義の話だと思っているんですが、

おばちゃんは「自転車を立て直すこと」自体がいいことと考えている

西野さんは「この強風で自転車が飛ばないように倒しておく」がいいことだと考えている

どっちもいいことしようとしているのはわかります。

で、

その後ある友達に会う機会がありまして、

いろいろしゃべっていく中で、共感してくれるかな?って思いもありつつ、

この話を友人にしたところ、

その友人は、それはもう、かつてないくらいの軽蔑の眼差しを僕に向けて「それは違うやろ」って言ってきたんです。

また、僕は「ファ!w」ってなりました。

でもまぁ大人な僕は、特に反論することもなくその場はそれで終わったんですが、

僕の中でのもやもやは収まらないわけです。

ここから「僕とその友達との違い」について考察していきたいと思います。

その友達は、大学からの付き合いなのですが、

単位をしっかり余裕をもってとり、大学の就活講座などもしっかりと出席し、就活をこなし、新卒で企業に入社し、経歴的には綺麗な方です。

一方僕は、

単位ギリギリで卒業し、就活講義にも全く出ず、就活も全くせず、大学卒業後、バイトを継続しながら、フリーランスの道を選択し、独学で紆余曲折を経てるので、経歴に関しては、「この期間なにやってたの?笑」みたいなことを言われがちな人です。

こうみると、友達のほうがしっかりと教育を受けて生きてきて、真面目な優等生ですよね。僕のほうが断然ひどいです。

別の観点からも見てみましょう。

友達は、飲みにいくと仕事場でのいろんな愚痴を言います。

「自分はこんだけ頑張ってるのに全然報われてない!」みたいな話をよく言います。
結構「周りがなんでこう動いてくれないんだ!」みたいな話になります。

それに対して僕は、仕事場に関しての愚痴はほぼないです。

なぜかと言うと、自分でちゃんと選んだ道の一つとして、認識しているからです。


嫌なことがないわけではないですが、それを周りのせいにすることはまずないです。基本的に自分のせいと捉えます。

ちょっと違いが見えてきませんか?

これって「誰かの敷いたレールに乗り続ける人」と「レールには乗らず独自ルートを行く人」の違いなのかなと考えました。

僕は、幼少期の苦い思い出から基本的に大人の言うことは鵜呑みにしませんでしたので、大人の「こうすべき!」にはすべて「疑い」から始めてました。小中学時代の教育者のほぼ全員が反面教師です。

ただ、日本の教育はそうではないですよね。

「教育者の言うことは素直に聞きましょう。それがいいことです。さすれば安定した人生が保証されますよ。」

みたいな雰囲気ですよね。

今でもこれに近いことが仕事場でも行われています。

定時で帰ればいいのに、「誰も帰らないから帰れる空気じゃない。」って言ってる人、結構見かけます。

いや、やることないなら帰れよ!笑ってなります。むしろそれに残業代出す会社のこと考えようよ、と。

「周りの空気に合わせないこと」が悪いことだと教えられた結果なのだと思います。

これまでの話をまとめると、

正義というのはその人の生き方によって変わり、年を重ねるごとにより強固なものになるので、

自分なりの「こうあるべき」を人に押し付けることは、ほとんど無意味だし、時間の無駄である。

こういう議論になった場合、

相手を変えようとするのではなく、

自分がそれを受け入れるように工夫するか、もしくは、いっそ離れるかを、「自分で」選択しましょう。

ちなみに、僕は、同じような観点で、

人に対して「〜べき」や「普通は〜よね」みたいな話し方を極力しないように心がけています。

ちゃんちゃん。

PS. その友達を非難したいわけではありません。むしろすごくいい奴です。だから一緒に飲みに行ったりもするんです。最近タバコをまた吸い始めたのでちょっと考えますが。。。

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