【LoL】WCS2024 PICK'EM 本気で予想してみた ~クリスタルボール編~
皆様こんばんわ。Kubocciです。ようやく涼しくなってきましたね。そしてWorldsも目前です。まだPlay-In組しかまとめられていないという焦りもありますが、今回はPICK’EMについて語っていこうと思います。少しでも参考になれば幸いです。
それではどうぞ。
なお一部の表はGames of Legends - Pro games statistics for Lol (gol.gg)から引用させていただいております。
イベント
Worldsでの最長試合時間は?
この項目で最も参考にすべきは、試合が長引く傾向にあるLCKの統計だ。比較的近いSummer、Playoffs、Regional Finalsのデータを見ていこう。
LCKの最長試合時間と平均試合時間
・Summer 最長50:21 - FearX vs Dplus KIA 平均31:21
・Playoffs 最長49:41 - Dplus KIA vs FearX 平均32:56
・Regional Finals 最長45:28 - T1 vs Dplus KIA 平均35:09
これらを見た限りでは、50分を超えるか超えないかがまず一つの目安になるように思える。ただ、これはLCK同士の戦いであるため、ここまで長引くことはないだろうと予想できることから、もう一つ基準を下げて45分を目安にして考えたい。
そこでLCKの平均試合時間を例年のものと比較し、WCSの最長試合時間を添えたうえで、メタによる試合時間の変化を見ていこう。
LCK Summer 直近5年の平均とその年のWCS最長試合時間
・LCK Summer 2024 31:21
・LCK Summer 2023 31:05 WCS2023 46:10 - GEN vs BLG
・LCK Summer 2022 32:58 WCS2022 46:11 - T1 vs DRX
・LCK Summer 2021 33:36 WCS2021 54:07 - Cloud9 vs Rogue
・LCK Summer 2020 31:49 WCS2020 45:28 - GEN vs LGD Gaming
見るからに2021年だけ長いことはわかる。LCK平均、WCS最長時間のどちらも他とは一線を画していると言えるだろう。ちなみにだがWCSの平均も例年に比べて2分近く長かった。
このことから平均試合時間は最長の試合時間にも大きく影響するとみることができる。今年は昨年同様比較的短い部類に入るので、45分前後にしておくのが無難だろう。
無難なのは45:00~49:59
結論として、少しでも確率を高くしたいなら45:00~49:59にするのがよさそうだ。
Worldsでの合計ペンタキル数は?
LoLの醍醐味の一つとして挙げられるのが、そう、ペンタキル。年に一度のお祭りなのだから、多く見たいと思うのが人のサガだろう。しかし、ここは予想の場。しっかり統計を確認したうえで答えを出したいと思う。
Worlds 直近5年のペンタキル数と達成チャンプ
・2023年 Play-In 3回 Main-Event 0回 カイ=サ ザヤ ザヤ
・2022年 Play-In 2回 Main-Event 0回 アフェリオス カリスタ
・2021年 Play-In 0回 Main-Event 1回 ルシアン
・2020年 Play-In 0回 Main-Event 1回 フィオラ
・2019年 Play-In 0回 Main-Event 1回 カイ=サ
残念ながら3回以上になる可能性は、ぱっと見では低いと言わざるを得ない。もう少し掘り下げていこう。合計試合数はどうだろうか。
Worlds 直近5年の合計試合数
・2024年 Play-In BO3 10回 Main-Event BO1 20回 BO3 13回 BO5 7回
合計:81~125試合 中央値:103試合
・2023年 Play-In 31試合 Main-Event 79試合 合計110試合
・2022年 Play-In 47試合 Main-Event 80試合 合計127試合
・2021年 Play-In 38試合 Main-Event 83試合 合計121試合
・2020年 Play-In 38試合 Main-Event 76試合 合計114試合
試合自体は例年より少なくなっていると言えそうだ。また、メタ的に少なくなりそうなこともあり(マークスマンのナーフが大きく入っているため)0回になってもおかしくなさそうだ。
0か1の可能性が極めて高いだろう
筆者の結論としては0か1だ。期待を込めて1に入れることにした。もう少し見たいという方は2くらいがちょうどいいのではないだろうか。
Worldsで最も倒されるドレイクは?
運任せなのではないかと言われるこの項目、実は統計から多少絞り込むことができるのではないだろうか。実際にどのような偏りがあるのか、マクロの堅実なLCKを参考に見ていこう。
LCK 直近シーズンの各ドラゴン討伐数
母数を多くしてもそれほど偏りがあるようには思えない。強いて言えばマウンテンが少ないというところだろうか。
運任せにはなるがインファーナルとケミテックが多いか
あまり参考になりそうなデータは出てこなかった。運が絡むが、多少はインファーナルかケミテックが多いかもしれない。私はギミックの面白さも含めケミテックリフトが見たいのでケミテックにしておいた。
Worldsでの合計バロンスティール数は?
さぁ、こちらもLoLの醍醐味の一つであるバロンスティールに関してだ。とはいえ、あまりデータが見つからなかったという残念なニュースしかお届けすることができない。ちなみにだが昨年は4回起こっている。
今年は去年に習い3~5回にするのが丸そうだ
JGがAPメタになっていることを考えると、ブリンクでかっさらっていくシーンはあまり見られそうにない。なので0~2にするのも面白そうだ。
WorldsにおけるBO5(合計7対戦)でのリバーススイープ数は?
こちらもあまりデータが見られない。昨年は1回発生しているもののPlay-Inステージのものだった。今年のBO5はノックアウトステージの7試合のみということもあり、レベルが上がればそう簡単には起こらなくなるはずだ。
今年は残念ながら発生しないだろう
そもそもめったに起こらないものであることに加え、今年はBO5がノックアウトステージでしか開催されない。まずリバーススイープは見られないだろう。
チャンピオン
Worldsで最も多く異なるロールでプレイされるチャンピオンは?
いわゆるフレックスピックというものだ。近年では抑止の動きが来ている。実際、昨年のこの項目は2つのロールでプレイされたチャンピオンすべてが対象となっていた。なので2つは堅いだろうと思うピックであれば何でもいい可能性がある。
筆頭はアッシュ、ポッピー、ゼリ、タリヤ、セナ、コーキなどか。スモルダーもよくフレックスしているイメージがあるがナーフが重たいためそもそも出てこない可能性も高いだろう。もし3レーンを狙うなら、ポッピーが本命だ。
自由度が高いが懸念すべきはオーロラ
ここで注意したいのが、新チャンピオンのオーロラの存在だ。3つのロールでプレイされる可能性を排除しきれないのは間違いない。(TOP,MID,SUPなど)
筆者としてはここまで書いた中でもかなりお勧めできるピックなので押さえておいてほしい。
Worldsのチャンピオン選択で最もピックされるチャンピオンは?
上の表から見てわかるように明らかにコーキが頭一つ抜けている。だが、直近でナーフが入っており、メイジたちにアイテムによるバフが入ったことから、ピックの優先順位が下がっている可能性には考慮したい。
選ぶとしたら上位5体の中からだろうか。
コーキを押しのけカ・サンテが筆頭になるか
上位3体の中で、大きなナーフがまだないのがカ・サンテだ。恐らくだがBANPICKの中心に食い込んでくる。私としては最もおすすめだ。
Worldsのチャンピオン選択で最もバンされるチャンピオンは?
こちらははっきりとランブルが抜け出している。ほとんど状況は変わっていないはずなので、大本命に違いない。よほどのことがない限りは、上位3体のうちから選ぶべきだろう。
圧倒的なランブルと唯一対抗できそうなアッシュ
実質的にランブル一択と思ってくれていい。統計的に唯一ついていけそうなのはアッシュだ。懸念事項はオーロラがどうなるかだが、直前でナーフが入っているためそこまで気にしなくてもいいはずだ。
Worldsで合計デス数が最も多いのは?
チャンピオンの項目で最も考察しがいがあるのがここだ。昨年はレルが152回と2位以降のピックを40近く離しての1位を獲得している。
ちなみに上位に入っていたのは上から順にレル、J4、カイ=サ、アリスター、レネクトンだった。ピック数が多かったものが上位に並ぶ中で、レルは群を抜いてデス数が多い。エンゲージ役のサポートで最も多くピックされるものが1位になると考えるのが自然だろう。
そこで参照したいのが、先にも乗せたこの表である。今環境はレルよりレオナが多かったことはわかるが、やはりナーフの影響から出てこないことも十分にあり得るため注意が必要だ。
大本命はレル 対抗馬にレオナ・ノーチラス・アリスター
統計的にはレルが抜け出していると私は考えている。レオナが変わらず出てくるのか否か、レオナがいなくなった後のノーチラスのパワーはどうか、その他レルへのカウンターとしてアリスターなどが候補に挙がるが、やはり筆頭がレルであることは揺るがない。あとは自身の直感しだいだ。
Worldsでの勝率が最も高いのは?(最低5試合をプレイ)
好きなチャンプに投票しよう!!!と言いたいところだが、普通に戦略は存在する。試合数がギリギリ5試合を超えるピックを選びに行くべきというものだ。
昨年の1位は5勝1敗、勝率83.3%のヨネが1位だった。2位に14勝3敗のレナータがいたりするのだが、さすがにそんなことはそう起きると思えないため無視したい。気になる人はレナータも要チェックだ。
さて、ではそのヨネは昨年どれくらいピックされていたかだが。2023 Summer Season メジャーリージョンの統計ではPICK44回、BAN50回でWINRATEが64%だった。一つの目安としてはいい数字に見えるので、今年の統計がこのくらいのチャンピオンから選びたい。
少し長くなったが、まぁ広くとっておいた方がいいだろうということで30体近く並べてみた。勝率が際立っているのはモルデカイザーの68%。その下にキンドレッドやオラフが並んでいる。とはいえ勝率はそこまで気にすることがない項目ではあるので、あとはピック数が5回に届きそうかに気をつけながら決めるでもいいだろう。
上の表からお好きなように 筆者はモルデカイザー
ある程度は運も絡むだろうが、人気のピックかくらいは押さえておきたい。キンドレッドなんか筆頭だ。私は好みもあってモルデカイザーにしている。出ればほぼ勝つだろうし…。
選手
Worldsで最も多く異なるチャンピオンをプレイする選手は?
ここからは選手に入っていくわけだが、ここの項目が一番わからない、ないしあまり興味がないという方は多いのではないだろうか。なのであまり長くは語らずに、選んだ選手と軽い理由程度で済ませていきたいと思う。
BLG所属 Wei選手
まずこの項目だが、試合数の多さがそのまま種類の多さに直結するのを押さえておきたい。なので優秀候補筆頭のGEN、HLE、BLGの3チームの中から考える。
次にメタとして様々なチャンプが現れそうなレーンはどこかだ。筆者としてはJGで間違いないように思う。APチャンピオンはもちろん、タンクもよく出ている。さらにMIDのAPチャンピオン復権の可能性から、ADチャンピオンたちが復活してきてもおかしくない。Worldsは例年メタの変化が起こりやすいことからも、その流れでJGは広いプールを求められるのではないだろうか。
そして最後の決め手は相方であるMIDの選手のプールの広さだ。GENのChovy選手、HLEのZeka選手は共に強いピックがはっきりしている(プールが狭いわけではないが)。対してBLGのKnight選手は、どちらかと言えば多彩なゲームメイク力が魅力のプレイヤーだ。それゆえ、JGと合わせた面白いピックが飛び出す可能性は高いだろう。
Worldsで1試合中に最も多くキルを獲得する選手は?
こちらは先ほどと違い、勝ち進むチーム数は関係がない。とはいえ、強いチームであればあるほど可能性は高くなるだろう。ADCから選ぶということさえ間違えなければある程度好きな選手で大丈夫だ。
BLG所属 Elk選手
筆者は先に挙げた優勝候補3チームから選ぶことにした。(強すぎるとゲームを畳むことができてしまうため、避ける方針も持っておくとよいかもしれない)。中でもLPLはキルが起こりやすいため、今回はBLGからADCのELK選手に決定した。
※上位チームを避けたい場合
Play-Inのチームから選ぶのもいいやり方だ。実際去年の2位であるCrownie選手の13killはPlay-In Stageで発生している。過去の記事でも取り上げたPNG所属のTitan選手やR7のCeo選手などおすすめだ。
【LoL】CBLOL#1 paiN Gaming【PNG】【WCS2024】|Kubocci_WEBBACCA (note.com)
【LoL】LLA#1 Movistar R7【R7】【WCS2024】|Kubocci_WEBBACCA (note.com)
Worldsで最も高いKDAを記録するのは?
さぁ、ファンボのお時間がやってまいりました。一番好きなプレイヤーを選びましょう。 この項目は上位チームから選ぶべきだ。昨年の1位と2位は優勝したT1からADCのGumayusi選手とKeria選手だったことからも間違いない。
なので先から挙げているGEN、HLE、BLGの中から選びたい。
GEN所属 Peyz選手
私が推薦するのは、昨年のWorldsでこの項目にて3位に輝いているPeyz選手だ。LCKを見ている方ならお分かりだろうが、今年のPeyz選手はさらに一味も二味も違う。去年以上のパフォーマンスを見せ、最高KDAの記録をかっさらってくれるはずだ。
Worldsで最も多くファーストブラッドを獲得する選手は?
この項目もやはり、より勝ち進むであろうチームから決めたい。そこでGEN、HLE、BLGの中から2024 Summer Seasonで最もファーストブラッド率が高いプレイヤーをそれぞれ調べてみた。
・GEN Lehends選手 34%
・HLE Peanut選手 52.6%
・BLG Games of Legendsにデータなし
さすがにPeanut選手の52.6%は見逃せない。世界的にも高い数値であるため、チームで集めているのもあるだろう。勝ち上がる可能性も高いことからかなり確実性のある選択肢に見える。
Worldsでペンタキルを1回以上達成する選手は?
ペンタキル予想がそもそも0か1だろうという話は上でした通りだ。なので、強いて言えばだれかを選ぶことになる。
ゆえに
「一番好きなADCを選ぶのじゃ」
HLE所属 Viper選手
というわけで、筆者の最推しはViper選手だ。本当に痺れるプレイヤーなので、よければ注目しておいてほしい。
チーム
出場枠が2チーム以下の地域の内、最もWorldsで勝ち進むチームは?
ここまで読み進めてくれた方、本当にありがとうございます。この項目が一番はっちゃけていますのでご注意ください。それでは。
SHGを全力で応援するぞーーーーーーー!!!!!!
皆さん。自国のチーム、当然応援しますよね?ならここは予想とかじゃないです。SHGを心置きなく応援するためにも、SHGに入れるべきです。ほんとに。もうマジで。
もしほかのチームに入れたらどうなるか。スイスステージの0-2とかで当たりますよ。戦うんですよ、順当にいけば。いいんですか、その時にSHG応援したいけどPick’Emがなぁ…なんてことになっても!!!!
ダメですよね?全力で応援したいですよね?そうだねという方は、SHG一択です。迷ってはいけません。突き進みましょう。
(そうは言っても現実的じゃないと思うそこのあなた、無難にPSGにしておきましょう。大体あたります。マジで普通に強いので)
Worldsで最短の試合時間で勝利するチームは?
さて、気を取り直して。最短の試合時間ですが、去年は上からT1、GEN、WBGがとっています。そう、強いとこです。ならばと、今年の3強から選んでいきましょう。GEN、HLE、BLGです。もう何度目かなこのくだり。
LPLを信じろ BLGを信じるんだ
お気づきの方もいるかと思いますが、そろそろテンションがおかしくなってきています。予想自体はまじめにしてから記事をあとがきしてるので心配はしないでください。去年はT1とGENというLCKの2強が上位を押さえましたが、やはりリージョンの特徴からしてもLPLの方が可能性は高いでしょう。
もしほかに好きなLPLのチームがあったり、いやー、GENもHLEもめっちゃ強いよと思う方は、迷わずそちらにしましょう。こんなもんぶっちゃけファンかどうかです。私は結構BLGが好きなので入れてます。はい。
Worldsで最も多くバロンスティールをするチームは?
昨年のバロンスティール数は4回で、それぞれ別チームがしたため4チームがこの項目に該当しました。数字的には1回できればかなりの確率で当たると言っていいだろう。
なのでPlay-InのチームからJGが強力なところを選ぶのは一つの手だ。Levi選手が所属するGAMなんかは筆頭と言えるだろう。
強豪から選ぶならDplus Kiaがおすすめ
強すぎるチームから選ぶと、そもそもスティールする必要がない可能性があるため注意が必要だ。そこでお勧めするのがDplus Kia。昨年も達成しており(当時のJGはあのCanyon選手。今年はLCKきってのホープであるLucid選手)、強さの面でもバロンスティールする力に関しても充分いい塩梅のはずだ。あとLucid選手マジでうまいから話題になってほしい。
Worldsで優勝するチームは?
好きなチームにするのが一番だが、さすがにLCKかLPLから選ぶべきかなといったところ。とはいえ筆頭はやはり、GEN、HLE、BLGの3チームだ。特に好きなところがなければ、この中から直感や、知っている選手がいるかで選ぶといいだろう。
勢いがあるのはHLEだが、GENはやはり強い
BLG好きなんですが、本当に好きなんですが、正直MSIの結果を見る限りGENには勝てないんじゃないかなと思います。それほどの惨敗だったので。そこでLCK Summer PlayoffsでGENを下したHLEを今回の予想に。
SHGのところでも書きましたが、純粋に推しチームを応援したい方は、打算とか抜きに優勝チームに予想しておくと、気兼ねなく応援できていいと思います。
Worldsで最も多く異なるチャンピオンをプレイするチームは?
昨年のこの項目は、Worlds準優勝のWBGが1位を獲得している(38体)。2位はベスト4まで勝ち進んでいたBLGの37体。3位が優勝したT1の35体となっている。
選手の予想と昨年の結果からBLGに
私の予想は選手のところでも書いたようにKnight選手とWei選手の存在に加え、昨年の結果も踏まえたうえで、BLGにさせていただく。ファンボだからというのもあるが。 正直チームのカテゴリの中では最も可能性が高いと思う。もし迷っているならBLGにしてみるのはいかがだろうか。
総括
楽しいですねピッケムって!!!!
もう長丁場も長丁場で書いてて苦しい時もあったんですが、終わってみればとても楽しかったです。
皆様にも楽しいものになってくれていることを祈るばかりです。
クリスタルボールしかまだ終わっていないので、明日にはPlay-In勝ち抜き予想をあげたいと思います。
そちらはサクッと読めるものになるかなと思いますので、よかったらフォローの方もお願いいたします!
それではまた。