たのしいワインの勉強会
ひと回りほど年下の近所に住んでいるパパ友達が、何度かアトリエに通ってくれるうちに
もっとワインを知りたくなってきました、ということで
月に1,2回くらいのペースでワインの飲み比べ会を行なっています。
「ワインは種類が多すぎて、どれを選んだら良いかわからない」という声をよく聞きますが
これは人に例えたら、人間が多すぎて誰を好きになったらいいかわからない!と言っているような感じで
いろいろな人と付き合ってみたり、相手を少しずつ知ることで
居心地の良さや相性などが分かってくるのと似ています。
ワインの場合は、日本に住んでいても世界中のワインが手に入るので
とにかくいろいろなものを飲んでみて、すこしずつ記憶にとどめていくようにすると
だんだんと好みが見えてきたり、世界の様々な国の歴史や食習慣などもわかってきたりします。
そんな感じで、毎回4~6種類くらいのワインの飲み比べ会を行いました。
第1回 料理とワイン (白ワインに合う魚料理・肉料理、赤ワインに合う魚料理・肉料理)
※写真撮り忘れ
第2回 白ワイン (世界各国 シャルドネ6種)
第3回 赤ワイン (世界各国 主要赤ワイン品種6種)
赤ワインばかり6種は、濃度や渋みの強弱はあるもののだんだん口の中がツラくなってくるのですが
赤ワインと肉料理を合わせるときに、素材や調理法やソースなど様々な観点がある中で
今回はワインのボリューム感とタンニンの強弱を、合わせる肉の咀嚼時間と合わせて意識してみてください、
という投げかけをしてみました。
この理論は僕は納得感があるのですが、例えば鶏のレバーペーストなど
軽い肉質×咀嚼時間なしの組み合わせは、軽やかな赤ワイン(今回はコンコードやピノノワール)
逆に鹿肉ローストのような、しっとりと火入れするものの赤みで噛み応えがある肉
弾力ある肉質×咀嚼時間長めの組み合わせは、濃度のあるワイン(シラーやカベルネS)
がよく合ってきます。
パテやサラミなどは、その中間の食感なので、今回は相対的に真ん中程度のワイン(メルロやサンジョベーゼ)
などが心地よい相性なのではないか?という見方です。
実際、そう感じたかどうかはご参加者の皆さまの感覚によるところですが
要素をたくさん意識して複雑に考えてしまうよりも、1つ2つの要素だけ意識してみる合わせ方を何パターンか繰り返していくと、だんだん総合力につながっていきます。
野球で言うなら、走り込みをするときは瞬発力や持久力に集中して
キャッチボールをするときはスピードやコントロールに集中して
バッティングをするときはフォームや芯をとらえることに集中する
そんな感じです。
毎回7~8人の少人数で、ご参加者の皆さま同士もワインを通じて仲良くなったり
味わいの感じ方や好みもさまざま多様で、後半にはいつも和気あいあいの楽しい会になっています。
Atekier Cork & Tipでは、リクエストに応じて様々な貸し切りを承っております。
ワインの勉強会でもいいし、気軽な飲み会でもいいですし
料理教室や、音楽ライブ、マジックショーなどなど
この場を使って何か楽しいことをしたいな、という方は
ぜひお気軽にお問い合わせください。
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久保友則