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バイト先の可愛い新人が何故か普通の俺にアプローチかけてくるんだが!?




「先輩!!ちょっと!いいですか!!」




バイトの勤務を終えバックルームに戻り帰り支度を済ませたところで、一緒に勤務時間を終えた高校生で新人の井上さんが話しかけてくる

〇:うん?どうしたの井上さん

和:あの!〇〇先輩!明後日の土曜日!休みの日に一緒に出かけませんか!!

少し緊張した表情で言う

〇:え、一緒にってどこに?

和:あ、そ、それは!〇〇先輩がこの前休憩中に見てたアニメの映画とかどうかなって!思ってたんですけど……ダメですかね?

〇:……あーあの映画ね、いいよ行こちょうど見に行こうと思ってたし

和:本当ですか!!やったッ!!

小さくガッツポーズをしながら喜ぶ

〇:そんなに喜んでもらえるとなんか嬉しくなるよ

和:あっ!え、えっと!思わず嬉しくて……うぅ恥ずかしい

頬をトマトのように真っ赤にする

〇:あ、でも俺土曜日講義あるけど大丈夫?

和:はい!大丈夫です!!二限までですよね!!

〇:うんそう……ってなんで知ってるの!?

和:あ、それは店長に聞きました!!

〇:そ、そうなんだ

店長……井上さんに弱いのは知ってるけど一応個人情報なんだから言わないでくれよ……と心の中で呟いた

〇:それじゃ△△駅の前に13時に集合でいいかな

和:分かりました!!

〇:それじゃ明日はシフト被らないし、明後日土曜日13時に!

和:はい!!楽しみにしてます!!

ニコッと可愛いらしく微笑む

〇:お疲れ様!

和:お疲れ様でした!!

元気よく言って俺に軽くお辞儀をして自転車に乗って帰っていた

俺は家が近いため歩きで一人暮らしをしている部屋まで帰った

家に帰ると荷物を置いて椅子に座る



〇:……なんで井上さん俺なんかの事を……

井上さんは何故か俺に好意を持っている

それは恋に疎い俺でも感じるほどだ

何故俺に対して好意を寄せているのか理由は分からない

それに会った瞬間から俺に好意を持っているようにも見えた

その1番の理由はバイトに入ってきた時に仕事を教わるなら俺がいいと店長に言っていたからだ

普通なら店長が色々と教えるのだが何故か俺がいいと指名してきたのだ

店長は最初はダメだと言っていたが井上さんの可愛い顔に負け俺を教育係にした

仕事を教えてる最中、色々と俺の事を聞いてきたりして距離を縮めようとしてきたりしていた

でも俺は今現在その好意に答えようとは思っていない

理由は簡単、俺と井上さんは高校生と大学生であり年齢が離れている

それに井上さんのような容姿だったら俺よりいい男と付き合えるだろうと思っているからだ

なので、もし告白などをされたら申し訳ないが断ろうと思っている

今回出掛けるのを了承したのは、もし告白されても断ろうという考えを持っていたからだ

その理由は俺的には早く告白をされて今の状況を終わらせたいと思っているからだ

断れて改めて俺の事を見ればダメなやつだと認識するだろう

傷つけてしまうのは申し訳ないと思うが彼女いない歴=年齢の俺にはそうするしかないと考えるのであった


〇:さて、明日は講義もバイトもあるからな……早めにお風呂入って寝るか

椅子から立ち上がり、自分の部屋に1度行き色々を持ってお風呂へ向かった

お風呂出たあと直ぐに俺はベットの中に入り目を瞑った





私は今ものすごく緊張している

理由は1つ

これから私が好きな人とデー…あっ!ち、違った!!お出掛けするからだ

好きな人というのはバイト先の〇〇先輩だ

〇〇先輩の事を好きになったのは私が中学生の時に怖い人に話しかけられた時に助けられたからだった

ものすごくかっこよくてその姿を見て一目惚れしてずっと探していた

そんなある時たまたま入ったお店で〇〇先輩を見つけ、姿は少し変わっていたが直ぐに私は〇〇先輩だと分かり同じバイト先に入って距離を縮めた

まぁ肝心な〇〇先輩は私の事覚えてないみたいだけど……

ちょっとそれは覚えてて欲しかったけど今は〇〇先輩と話せるだけで幸せだし……それに、一緒に映画も見に行けることになった!

友達の咲月とアルノがお出掛けをOKされたら好意的に思ってくれてるはずだって言ってくれたし!!

絶対今日のお出掛けを成功させるんだから!!

そ、それで2人に言われたけどいい感じになったら告白してもいいって言ってたからより頑張らないと!!

服はめっちゃオシャレしたし!!絶対に成功させてみせる!!

私は改めて自分に気合を入れるとちょうど△△駅に着く

〇〇先輩が既に駅前で立っていた


和:あ!〇〇先輩もう来てる!!早く行かないと!!

私は慌てて〇〇先輩の所へ向かった

和:〇〇先輩!!お待たせしました!!

〇:あ、井上さん俺もさっき来たところだから大丈夫だよ

ニコッと優しく微笑んでくれる

和:そ、そうなんですね

〇:うん、あ服可愛いね似合ってるよ

和:ほ、本当ですか!!う、嬉しいです!!デー……あ、〇〇先輩と一緒に出掛けるから頑張って考えてきたんですっ!!

〇:ふふそうなんだ、ありがとう

和:い、いえ!!そ、そんなお礼なんて……えへへ

〇:それじゃ、とりあえず電車乗って映画見に行こっか

和:は、はい!!行きましょう!!

私と〇〇先輩は歩き出して一緒に電車に乗って映画館へ向かった



映画館に着くと〇〇先輩はチケットやポップコーンを全て奢ってくれた

ちゃんと払いますと伝えたのだが優しく大丈夫だよと言われた

そして、私と〇〇先輩はスクリーンへ入って自分達の席に座る

するとちょうど電気が消え映画を見てる時のルールが流れ映画が始まった

映画の内容はアニメの後日談になっており、バトルあり、恋愛あり、感動ももちろんあり最高の内容だった

映画を見終わった後、〇〇先輩と感想を言い合いながら映画館を出た



和:終盤のヒロインが主人公を守るシーンめっちゃ良かったですね!!

〇:うん、あそこアニメの第1話で主人公がヒロインを守った時のオマージュだったからより良かった

和:うんうん!私もそう思いました!!めっちゃ良かったですよね!!

〇:だね、井上さんとこんなにアニメで語れて俺嬉しいよ

和:えっ!ほ、本当ですか!?わ、私も!嬉しいです!!

〇〇先輩に嬉しいと言われ分かりやすく嬉しくなる私

あれ、これいい感じなんじゃない!?

そんな考えが私の頭の中に浮かぶ

よ、よし……この勢いで行こう!!

そう心の中で呟き、〇〇先輩へ思いを伝える


和:あ、あの、〇〇先輩これは映画の感想じゃないんですけど、ちょっと伝えたいことがあって……いいですか…?

〇:……いいよ、何?

和:わ、私!!じ、実は!!〇〇先輩の事が……す、好きなんです!!付き合ってください!!

私は想いを込めて〇〇先輩に告白をする

すると、〇〇先輩から返事がすぐに返ってくる

それは私が望んでいた返事ではなかった……

〇:ごめん、気持ちは嬉しいけど井上さんと付き合うことは出来ない

〇〇先輩は悩む様子もなく私を見て言う

その言葉とその視線に私の心はギュッと締められた

和:っ……あ、あははで、ですよね!!わ、私なんかが〇〇先輩と付き合えるなんてありえないですよね、す、すいません……つい想いが溢れてちゃってもしかしたら先輩も私の事好きかもって……勘違いしちゃいました……本当にすいません

私は涙をこらえるために思い付いた言葉を口にする

ここで泣いたらダメだと……そう思ったから

〇:……井上さ⋯

〇〇先輩が私の名前を呼ぼうとする

私は〇〇先輩の言葉を聞いたらこれ以上涙を抑えられないと思い咄嗟に言葉を遮る

和:あっ!!そ、そうだ!わ、私!!ちょっとこれから予定があって帰らないといけないんだった!す、すいません!!〇〇先輩そ、それじゃまた今度!!

私は全力で走り出す

何も考えず、ただ……ただ走り出した

〇〇先輩を1人その場に残して……



家に帰るとお母さんが話しかけてくるが私は軽く会話を返して急いで自分の部屋に向かった

自分の部屋に入った瞬間我慢していた涙が溢れて1人寂しく泣き続けた



気がつくと部屋は真っ暗になっていた

和:私……泣いたあと疲れて寝ちゃってたんだ

そう1人呟き、スマホを手に取る

画面を付けると何十件という電話や、LI〇Eの通知がきていた

相手は親友の咲月とアルノだった

既読をとりあえずつけようとすると、また電話がかかってくる

私はスルーするのも良くないと思い咲月の電話に出た


咲:あっ!和電話でた!!

ア:ほんと!?良かった!!

咲月の電話からアルノの声も一緒に聞こえてくる

和:あれ……2人とも今一緒にいるの?

咲:あ、うん!そう一緒にいる!私が今日外で出かけたら和が走る姿を見てさ、顔がものすごく苦しそうな表情してたから、アルノに連絡入れて一緒に電話とかL〇NEをしてたの

和:そ、そうだったんだ……私の走る姿を見たんだ

咲:うん

ア:……ねぇもし和、何があったのか直接会って聞かせて欲しい、無理ならいいけど……

和:……2人には話そうって思ってたからいいよ

ア:和、ありがとう

咲:それじゃ私達今から和の家に向かうね

和:わかった、待ってるね

私はそういうと電話を切った

スマホを机に置き、視線を服に向けた

するとお気に入りの服に涙の後がついていた

和:あ、私顔大丈夫かな

ふとそう思い部屋の電気をつけて鏡で顔を確認すると、一生懸命頑張ったメイクが落ちていて、目元は泣いたことで赤く腫れていた

和:私、こんなに泣いたんだ……ちょっと顔洗ってこよう

部屋から出て洗面台に行き顔を洗った

洗面台の鏡でもう1度を確認してから自分の部屋に戻った



部屋に戻るとちょうど家のチャイムが鳴る

私はチャイムに出ようと部屋を出ようとするとお母さんが出てくれたらしく、咲月とアルノとの会話が何を話しているかは分からないが小さく聞こえる

少しすると2人が私の部屋にやってくる


咲:和!!

ア:和!!

2人が私を見て優しく抱きしめてくれる

和:っ!?

咲:良かった、電話とかLIN〇しても出ないからすごく心配したんだから!!

ア:そうだよ!!本当に心配したんだからね!!

和:2人とも……ありがとう

ア:そんなありがとうなんていらないよ、当たり前のことしただけだけだから

咲:うん、そうだよ

2人が私を抱きしめるのをやめ。私の目を見てニコッと微笑む

私はその微笑みを見て2人と出会えて良かったなと思う

それから3人で少し話をして、本題の今日のことを2人に話した



咲:……ごめん、和私達が行けるとか言ったからだね

ア:……もうちょっと距離を縮めてからだったんだと思う、私達のせいで和を傷つける事になった……

咲:本当にごめん

ア:本当にごめん

和:そ、そんな謝らないでよ!!わ、私の力不足だっただけだから……もっともっと私が頑張ってれば……もっともっと私が可愛いければ行けたんだから、2人は謝る必要なんてないよ!

咲:そんなことない!!和はもう十分頑張ってるし、可愛い!!

ア:うんうん!!そうだよ!!私達がそれは1番知ってるから、もう少し時間をかけてからするべきだったんだよ

和:……多分だけど、〇〇先輩は私に1ミリも惹かれてる様子はなかった、私が告白した後の〇〇先輩の表情を見てそう思ったの……これはダメだって

ア:……和

咲:……それじゃその言い方だと和は〇〇さんを諦めるの?

和:……うん、そのつもり……〇〇先輩にはまたバイトでって伝えたけど今度〇〇先輩がいない日にお店に行ってバイト辞める

ア:そ、そんな!!やっと見つけた和を助けてくれた人なんでしょ?諦める必要はないよ!

和:そうだけど……〇〇先輩は私の事覚えてないみたいだし……諦めたくない気持ちはあるよ……でももう〇〇先輩にあの目で見られたくない、また振られたくないって気持ちの方が大きいの

咲:……そっか和そう言うならそれが一番いいと思うよ

ア:なっ!咲月!!どういうこと!!

咲:どういうことってそんな和が諦めるって言ったんだからこれ以上私達が言うことはないじゃん

ア:そ、そうだけど!!でも!でも!!

咲:アルノの気持ちも分かるよ?でもね和が言ってることが全てなんだよ、それに私達が諦めるなって言ってまた和が傷ついたらどうする?

ア:う……そ、それは……

和:……咲月ありがとう

咲:だからありがとうはいらないって言ってるでしょ、まぁもし新しく好きな人とか気になってる人とか出来たら力になれたらなるから、言ってね

和:……うん

ア:……和ごめん、和の気持ち考えず諦める必要はないとか言って

和:ううん、私の事〇〇先輩への気持ちを大切にしてくれたからでしょ、ありがとう

ア:う、うぅ……和〜!!

アルノがまた私に抱きついてくる

私は優しくアルノの頭を撫でた

それから3人で色んな話をして、2人は家に帰っていった

その後、リビングに行きお母さんに帰ってきた時は冷たくしてごめんと謝った

すると、お母さんは和が元気になったなら良かったと優しく微笑みながら言ってくれた





あれから時間が少し経ち俺はいつものようにバイトをしていた

井上さんはバイトをやめた

俺がいない日にきてやめると伝えたらしい

やめる原因になった事に申し訳ない気持ちになりながらこれで俺よりいい男と出会って、幸せになってくれるなら俺もいいかなと思ったりした

井上さんがやめ、人が足りず最近は忙しいが何とか今日の仕事を終わらせ帰る時間になったので勤怠を済ませてお店を出た

すると突然女の子2人組に〇〇さんですかと話しかけられれた

そうですと答えると井上さんの同級生であると言われ菅原さんと中西さんと自己紹介をされた


〇:あ、あの……それでなんで2人は俺に話しかけたの?もしかして井上さん学校とかに言ってない感じなの?

咲:そういう訳では無いです、和は学校に来てます

〇:あ、そうなんだ……なら良かった、でもそれじゃなんで?

ア:……私達が会いに来た理由はもう1度和にあって欲しいからです

〇:2人はもしかして俺と井上さんの間にあった話知らないのか?

咲:いや、知ってます

〇:それじゃそれが答えだろ、俺と会いたくないからこの店をやめた、なのになんで俺と井上さんをまた会わせようと2人はしてるんだ?

咲:最初、私達は和の考えを尊重しようと考えましたでもやっぱり和……元気がなくて色々やっても無理して笑ってる感じなんです、それで色々話して……もう1回〇〇さんと会ったら元気になるかなって……思って

〇:そういう事か……でも俺会った所で何も出来ないぞ

ア:あの、話関係ないんですかど、気になってたんですけどなんで和を振ったんだすか?

〇:なんで振ったか……それは井上さんは俺よりいい男性と付き合えるし、年齢も離れている、それに俺井上さんがなんで俺の事を好きになったのか分からないんだ、初めて会った瞬間から好意を持たれていた気がする、多分勘違いしているだよ何かを

咲:勘違いじゃないですよ、和が〇〇さんを好きなのにはちゃんと理由があります

〇:え?理由あるのか?でも初めて会った時からだぞ?

ア:和が〇〇さんを好きになった理由は、昔に和を助けてるからなんですよ

〇:え?井上さんを俺が?昔に?

咲:はい、和がまだ中学生の時……男の人に話しかけられて困ってる時に〇〇さんが助けてくれたと聞きました

〇:井上さんが中学生ということは……俺は高校生……あ!そういえば、1回女の子助けたな……

ア:多分その女の子が和だったんですよ

〇:なるほどな……あ、でもなんで俺だってわかったんだ?高校生の時俺は金髪にしててグレてたんだ……今とは全然イメージは違うはず……それなのになんでわかったんだ?

咲:見た目の話和も言ってました、私を助けてくれた時とは見た目違ったけど頭にビビ!!って私を助けてくれたあの人だって!思ったらしいです

〇:そんなことあるのかよ……

ア:ずっと和、助けてくれた〇〇さんに恋してましたから……多分何かを感じたんじゃないですかね

〇:そうなのか……

そんなに自分の事をずっと好きで思っていた事を聞き、嬉しくなる

それと同時に井上さんに1度謝りたくなる

そんなに思ってくれていたのに、勘違いだって思って何も考えず振ってしまったから

〇:……2人に頼みがあるだけど……いいかな?俺をもう1度井上さんと合わせてくれないか?

咲:えっ!本当ですか!?

〇:うん、今事実を聞いて井上さんともう一度話がしたいって思ったんだ

ア:……和の事よろしくお願いします

〇:元気を取り戻すことができるかは分からないけど、話したいことを話すよ

咲:それじゃ会う日にちとか色々なこと話しますね

〇:うん、よろしく

それから会う日や場所を決めた

どうやって会うかと言うと菅原さんたちが井上さんを公園に呼び出し、そこに俺が行って話すみたいな流れとなった

色々決まり話が終わった後それぞれの家に帰った



俺と井上さんが久しぶりに会う日になり、俺は予定通りの公園に着き、井上さんを探すと井上さんが男たちに囲まれてる姿を目にする

俺は急いで井上さんを助けるために走って向かった





私はアルノと咲月に何故か呼び出され公園に着いた

少し待っても2人はやってこず、1人でただ待っていると男の人数人に囲まれて話しかけられる

男1:お、そこ可愛い女の子ちょっと俺たちと遊ばない?

男2:俺たちと遊んだら絶対楽しいぜ

男3:おいおい、無視すんなよ

和:……

ど、どうしょう……

逃げてもどうせすぐ捕まるし……それに逃げたら殴られたりしそうだし……

うぅ……どうしょう

だ、誰か……助けて!!

私が心の中で助けを求めたその瞬間、声が聞こえる

声の方へ視線を向けるとそこには〇〇先輩が立っていた


〇:すんません、俺の連れなんですけどナンパやめてもらってもいいですか?

〇〇先輩がかっこよく言い、私はあの時の〇〇先輩の姿を重ねドキッとなる

男1:あん?彼女?ふっおまえみたいなやつがこんな可愛い女の子の彼氏なわけないだろ

男2:そうだよ、カッコつけてだけだろお前

男3:お前こそ俺達のナンパ邪魔するんじゃねぇーよ!!

1番ガタイがいい男が〇〇先輩に殴り掛かる

すると、〇〇先輩はその拳を握る

男3:なっ!?俺の拳を握った…だと……

〇:これでも昔はグレてたんでね

男2:く、で、でも!こっちは3人だぜ!!

男1:ふっそうだ、おいお前、タコ殴りしてやるよ

〇:やるならやるぞ、仕掛けてきたのはお前らだからな、どうなっても知らないからな

男1:はっ!その強気な言葉どこまで続くかな!!

そう男1が言って3人で〇〇先輩に殴り掛かった



結果はすぐに決まり、〇〇先輩の圧勝だった

男1:は、はっき、今日のところは許してやるよ!お前ら行くぞ!

男2:は、はいー

男3:……ちっ!!

男たちが居なくなると私は自然と〇〇先輩に抱きついた

和:〇〇先輩ありがとうございました、助かりました

〇:い、いや、そんなお礼なんていらないよ当たり前のことをしたまでだから……

和:でもどうして〇〇先輩がここに?

〇:あ、それは……実は菅原さんと中西さんの2人から頼まれたんだ

和:え?2人の事をなんで……

〇:この前お店に来て色々話を聞いてさ、それで会って欲しいって言われたんだ

和:そうだったんですね……あはは

2人の会話が1度終わり、気まづい雰囲気が流れ私は〇〇先輩が2歩離れる

2人がそんなことをしていたなんて知らず驚いていると〇〇先輩が話し始める


〇:そ、それで……俺井上さんに話したいことがあったんだ

和:えっ!?わ、私に?

〇:う、うん……菅原さんと中西さんから話を聞いたんだ、井上さんが俺の事好きになった理由……

和:えっ

好きになった理由を知られたことを知り恥ずかしくなる

〇:実はさ俺もし井上さんに告白されたら断ろうと決めてたんだ、だから告白されても驚かなかったし、すぐにごめんと言えた

和:そ、そうだったですね……

〇:でも、2人から話を聞いて、俺……謝りたいって思ったんだ、真っ直ぐで純粋な気持ちを俺に言ってくれたのに……何も考えずにスラッと告白を断ってすみませんでした

〇〇先輩が頭を下げて謝る

その姿を見て私は抑えようとしていたずっとずっと忘れようと諦めようとしていた気持ちが溢れる

和:そ、そんなの……ズルいですよ……断ったのに謝ってきて……諦めたくないって思っちゃうじゃないですか!責任取ってくださいよ……私のこの気持ちを受け取ってくださいよ!!

私は〇〇先輩の目を見て真っ直ぐな気持ちを気づいたら発していた……





俺は今井上さんにこの前のことを謝った

すると、井上さんが俺の目を見て気持ちを伝えてきた

その目を見て俺はドキッとしてしまった

さっき助けた時も抱きついてきてそれでも少しうってなったのに追い討ちのように可愛いが襲ってくる

今まで井上さんをそういう目で見てはいけないと思ってきた

でも、想い続けてくれてた事を知り嬉しくなった

それで、こんな可愛い井上さんに改めて想いを伝えられたら断れるはずがないだろ……

俺は色々と考えた上で覚悟を決め気持ちを伝える


〇:……わかったよ

和:え?

〇:井上さんの気持ち……受け取るよ

和:そ、それって……ど、どういうことですか?

〇:ふっどういうことってそんなの1つしかないでしょ、井上さ…いや和俺と付き合ってください

和:えっ……ほ、本当ですか?わ、私でいいんですか?

〇:うん、てか和がいい、そう思ったんだ

和:わ、私……私!嬉しいです!!お願いします!!

和がニコッと満面な笑みで言う

〇:うん、よろしく

和:えへへ〇〇先輩に和って呼び捨てされて……照れちゃいます

〇:ま、まぁ……付き合うんだしそっちの方がいいかなって……あ!もし嫌ならやめるけど……

和:だ、ダメです!!やめないでください!!慣れるようにしますから!!

〇:ふふっわかったよ

和:あ!そうだ!!今度の休みどこか出かけませんか!!

〇:うん、いいよ行こ

和:やったッ!!〇〇先輩とデート出来て嬉しいです!!

〇:ふふっ、喜んでくれるなら俺も嬉しいよ

和:あ、そういえば今から時間あります?

〇:うん、あるよ

和:それじゃ近くにカフェあってそこに行きませんか?

〇:いいよ行こ

和:やった!それじゃ行きましょう!!

和が嬉しそうにそういうと俺の手を握りカフェへ小走りで向かっていく

カフェに着き注文をしたあと、菅原さんと中西さんの2人に感謝の言葉をLIN〇を和が送りたいといい、俺と和のツーショットの写真を一緒に送った

すると、2人からおめでとうという言葉が送られてきて2人で楽しく会話した後俺は和を家まで送っていき、家に帰った

それから俺と和はデートとかをして幸せに暮らした










妄ツイ読んだくださりありがとうございます!!
今回は以前アンケートで圧倒的1位だった和です!!笑
いやーまじで和強すぎですよ笑笑
そして、何より今日からついに始まりました毎日投稿!!笑笑
一応1ヶ月続けるつもりですのでよろしくお願いします!!笑
さて、今日の内容どうだったでしょうか?
久しぶりに甘々を書いたので少し心配です笑
少しでも面白いと思っていただけていたら幸いです!!
明日は3期アンケートで1位だった蓮加です!!
お楽しみに!!
マシュマロなどに感想などお待ちしております!
質問でもなんでもいいです!
作品のリクエストもお待ちしております!
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最後に駄文ですが読んでくださりありがとうございました!
それではまた!

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