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昔、面倒見ていた女の子が美人になって俺の家に押しかけてきた!?

はぁ……

今日も会社で上司に怒られボロボロな体で帰路を歩く

途中で行きつけのコンビニに入り買い物を済ましまた家に帰るために歩き出す

ボロ屋のアパートの階段を登る

すると俺の部屋の前に人が立っている

……うん?

おいおい……女の子じゃねぇか?

制服着てるし、しかもスカート……

このアパートにあんな子いなかったはずなんだけどな……

しかもなんで俺の家に居るんだ?

俺は色んな疑問を頭に浮かべながら自分の部屋の前まで進み話しかけてみる


〇:……あの、

俺が話しかけると女の子は体をビクッとさせこちらを見てくる

?:あっ!!〇にぃ!!

〇:えっ!な…なんでむぐっ!!

突然女の子は俺の体を抱きしめる

〇:ちょ…ちょっとは…離れて!

?:あっ……ごっごめんなさい!!もしかして〇にぃじゃなかったですか?

〇:いや確かに俺は〇〇だし昔〇にぃって呼ばれてたことあるけど……ってちょっと待って!もしかして……和ちゃん?

俺が名前を言うとものスコぐ顔を明るくして幸せオーラを出す

和:うん!!そう!!和!!

〇:ま…マジか……和……でっかくなったなぁ

昔は俺の腰ぐらいしかなかったのに……今は肩くらいまではあるようだ

和は幼い頃近所に住んでおり和の親が忙しかったため俺が面倒見ることが多かったのだ

だから和は俺に懐いている

まぁ俺の家が引っ越してから縁がなくなってそのままみたいな感じだったはずだけど……


〇:……でなんで和がここに?

和:あぁ!それは……ちょっとここだとあれだし家に入れてくれない?

〇:あっ!確かにそうだな、すまん

俺はそう言ってドアの鍵を開けて中に和を招き入れる



〇:はい、汚いけどごめんな

和:全然大丈夫ですよ!!わぁー!!〇にぃの匂いがするー!!

和は部屋に入り深呼吸をする

その顔はものすごく幸せ!みたいな顔をしていた

〇:……

その姿はなんか変態感が出ていた

和:あっ!ご…ごめんなさい!!

〇:えっあぁ全然大丈夫だよ?

うん……まぁ少しうんほんの少し引いたけどね

〇:で、話って?

和:あっ!そうだそうだ!!大切な話があるの!!

〇:おっおう

和の顔が当然真面目になる

和:私と結婚を前提に付き合ってください!!

〇:……はぁ?はぁー!!!!

思わず大きな声を出してしまい隣の部屋からうるせぇー!!って声が聞こえた

〇:あっ、しまった

後で謝りに行かないとだな

てか今和はなんて言った?

結婚を前提にとか言ってなかったか?

いやいやこんな俺が和みたいな若くて可愛い女の子と付き合ったらそのまま警察送りだぞ?


〇:……えっとでなんて言った?

俺は一応和に聞き直す

和:だから結婚を前提に付き合ってください!!って言ったの

〇:……

うんいやわかってた

流石にこれを聞き間違いとか言えないよね

うん……無理だ

〇:えーとなんでそんな話に?

和:えっとね……私の家ってお金持ちなの!

〇:まぁそれは覚えてるよ?

だって幼い頃から和に弓道とか美術、バレイなど色んなことをやらせていたし勉強だって結構高い点数を取らないとダメみたいなこと幼い頃の和が言っていたしそして何より家がめっちゃデカかったのを覚えている

和:そっか!それでね!!昔、〇にぃと私の親が私たちには内緒で〇にぃの許嫁を私にしていたの

〇:いやいや!そんなわけないだろだってうちは別にお金持ちじゃないし……ただのご近所のうちの俺と可愛い一人娘の和をそんなことさせるんだよ!!もっといい会社の御曹司とかいただろう!!

和:そんなの知らないよ、お父様に聞いてください

〇:いやいや、そんなの聞けるはずないだろ?お金持ちとただのダメダメサラリーマンだぞ?

和:じゃどうするの?

〇:すまないが俺は断りたい、和だって嫌だろ?こんなおじさんと結婚なんて……

俺がそういうと和は悲しそうになる

和:〇にぃは私と結婚したくないんだ……

〇:いやそういう訳じゃ……

和:じゃいいじゃん!結婚しよ!!私と結婚すれば天下の井上グループの全てを手に入れられるよ!!

〇:……えっ…おい…おいおい!!マジで!!嘘だろう……あの井上グループの娘が和なのか!?

ダメだ今日で一生分驚いてる気がする……

まさか……井上グループだとは……確かにお金持ちなのは知ってたけど、あの井上グループだとは夢にまでも思わなかった

確かに一回も和の親は見たこと無かったしなんでそんなに忙しいんだ?って思っていたが井上グループと言われて納得だ……

お金持ちの中でもトップ中のトップだからな

うん、そりゃ忙しいわ


和:うん!そうだよ?すごいでしょ!!

まぁうんすげぇけどまじですごいのは和のお父さん達だけどな

なんでそんなにドヤてるんだ?

まぁ可愛いからいいけど

和:で決まった?

〇:いや…でも……さ?

和:だって〇にぃは私の気持ちを考えてるでしょ?

〇:まっまぁそうだけど……

和:じゃ大丈夫!!私はいいから!!

〇:……本当か?

和:うん!!

万遍な笑みで言う和

〇:……マジか

和:じゃ結婚を前提に付き合うでいい?

〇:うん、わかった付き合おう

俺はまだ和のことを好きか分からなかったけど

こんな可愛い顔の子を振ることなんてできないと思った

〇:で、でももし!!俺と付き合って無理だってなったらすぐ別れるからな?

保身に一言追加で伝える

和:うん!!大丈夫!!そんなこと絶対ないから!!

〇:即答なのね

和:うん!

〇:じゃ今日は……

和:え?〇〇これなら引越しだよ?

〇:はぁ?

和:これから私と一緒に暮らすの

〇:でも仕事場所が……

和:大丈夫だよ!どうせ辞めるんだし

〇:いやいやそんな問題じゃない

和:えぇーでも大丈夫!一応近いから!!

〇:いや…一応って……

和:ほら!〇〇は家に行くよ!!そろそろ車も来るだろから!!

〇:えっまじで?荷物は!?

和:そんなの後で持ってくるよ!!

〇:でも、人任せっていうのも……

和:もう!これから井上グループの社長になるんだよ?

〇:でもさ

和:むぅー!

〇:……はい

俺は和連れていかれ外に出る

すると男の人が数人いて俺の鍵を貸してくれと和に言われ貸す

男の人達が俺たちに入れ替わるように俺の部屋に入り俺は人生初のリムジンに乗った

あっ乗る前にお隣さんにはちゃんと大きな声出してすいませんでしたと謝りに行った





私は井上和

井上グループの一人娘

私はお父様は私を社長にしようとした

でもお年寄りのお偉いさん達が黙ってなかった……

私は社長になりたくなかったそんな中私は一つ提案をした

それは……〇にぃとの結婚だ

今まで私を唯一ちゃんと井上グループの娘ではなく井上和として見てくれた〇にぃに私はいつの間にか好意を覚えていた

〇にぃが社長となり私が後ろから支えることになる

そうすれば男が社長ということでうるさい年寄り達も黙らせられるし私も〇にぃと結婚ができる!!win-winなのだ

お父様はどっかの御曹司を連れてきて結婚させようと考えていたらしいがそれなら私は家から出ると脅すと直ぐに私の提案を快諾してくれた

私は〇にぃの所へ行きの話をした

もしかしたら断れるがしれないと思い、〇にぃに嘘をつき、許嫁という設定にして外堀を埋めた

〇にぃは最終的にOKしてくれた

そして〇にぃと一緒に住み始めちゃくちゃくと結婚への道を歩み始めていた


和:〇にぃー!起きてー

〇:うーん……おはよう、和

ベットの上で目を擦りながら言う

あー〇にぃかっこいい……

毎日見ても飽きない……

〇:……どうした?和?

気づいたら〇にぃはベットから立ち上がり寝室から出ようとしていた

和:あっ!ご…ごめん!朝ごはんできてるから食べよ!!

〇:ありがとう!

一緒にリビングに行き朝ごはんを一緒に食べ〇にぃを見送った





あれから和と一緒に暮らしている

今日も俺は和の朝ご飯を食べ、会社で仕事をしていた

?:〇〇さーん!!

〇:どうした?菅原

咲:あのこの資料なんですけど……

こいつは俺の部下である菅原咲月

ミスしがちだが頑張り屋で憎めない感じだ

〇:あぁ……ここのデータがミスってるな

咲:……はい

〇:大丈夫だ、任せてくれ

咲:ありがとうございます!

俺は資料を受け取りデータを打ち込み直す

咲:あの……

〇:どうした?

咲:最近、〇〇さん、明るくなりましたよね?

〇:えっ?そうか?

咲:はい……もしかして彼女さんとか出来たんですか?

〇:まぁ……うん、そうなるのかな?

咲:えっ!本当ですか!?

菅原が分かりやすくびっくりする

〇:菅原、少し失礼だぞ?

咲:あっ!すいません!!だって〇〇さん、モテないモテないっていつも言ってたから

〇:……まぁ確かに言ってたな、なんかすまん

咲:いやいや!〇〇さんが謝ることじゃないですよ!!私、〇〇さん応援しますね!!

〇:ふふ、ありがとうな、はいこれでOKだ

俺はコピー機へ向かい紙に打ち出して菅原に渡した

すると突然、上司から呼ばれる



〇:はい、どうかしましたか?

上:いやー〇〇くんやったね……

〇:えっ?なんですか?

上:君、とんでもないデータのミスをしたね

〇:はい?

上:この間の〇〇くんが行って取ってきた案件のデータお金の部分が打ち間違えてたよ

〇:え……いやでも!何回も見直しましたし!それこそ上司であるあなたにデータの確認を求めてOK出してくださったじゃないですか!

上:えっ?なんのことかね?

〇:……

これはやられたと思った

多分だがこの上司がミスったんだろう

それで自分の身が怖くて俺のミスにしたいんだろうな

上:いつもミスをしているが今回は社長もお怒りだ……君は処分を覚悟しとけ

〇:……はい

ここで色々言ったて意味が無い

それに時が来たなという感じだ

どうせこうなるのも覚悟してたしな……

上:そういうことだからじゃ残りのこの会社での仕事を行ってくれ

〇:……わかりました

俺はそう言って自分の席に戻った

それからは菅原が大丈夫ですか?と心配してきたが大丈夫と言って仕事をやった

そして俺は家に帰った



〇:ただいまー

和:あっ!おかえりなさい!!

和が小走りで玄関までやってきてくれる

和:……あれ?元気ないですけどどうしました?

〇:……いやさ、ちょっとねここだとあれだからリビングで話すよ

和:わかりました

俺はスーツから着替えて部屋着になりリビングへ向かった

和:で、何があったんですか?

〇:あぁ今日、上司の大きめのミスを俺のせいにされた

和:えっ!

〇:それで社長が怒ってるらしくてさクビの可能性があるって

和:そんな!酷い!!

〇:まぁうん……いつかこうなるかなーって予測はしてたんだけどね

和:そうですか……でも!これで!うちの会社に入れますね!!

〇:えっ?

和:だって結婚するってなっても急に社長だと色々うるさいのでそろそろって話がお父様から来てたんですよ

〇:あっそうだったんだ

和:はい!

〇:じゃちょうど良かったかもな

和:これで結婚に近づいてきましたね!!

〇:まぁ……そうだな

和の笑顔を見て改めて可愛さに気づき結婚するっていう事実が恥ずかしくて視線を逸らした

俺は一緒に和と暮らすようになりいつの間にか和を好きになっていた

和:何恥ずかしそうにしてるんですかー

〇:いやだってさ?俺みたいなおじさんが本当に和みたいな可愛い子と結婚してしかも井上グループの社長になるって……大丈夫なのかなって

好きになったからこそより和と俺が結婚していいのか不安になっていた

和:大丈夫ですっとお父様が色々〇にぃのこと調べたらしいですけど結構優秀な人材だから大丈夫って言ってましたから!

〇:井上グループの社長さんにそう言われると自信が湧くな

和:ふふふそうですか?

〇:そりゃそうだろ

和:じゃ良かったです!よし!じゃ明日辞表出しましょう!!それでうちの会社に移ってそして結婚して幸せになりましょう!!

〇:……そうだな、よし!!わかった!!飯食ったら書く!!

和:じゃ!ご飯用意しますね!!

和がそう言ってキッチンにある夕飯を食卓に並べ始める

俺たち仲良く一緒に夕飯を食べた

そして次の日俺は上司に自分から辞表を渡した

そしたら直ぐに受け取ってくれてそのまま帰った

菅原は出ていく時に本当に辞めるんですか?と聞かれお前は俺みたいになるなよと一言だけ伝えた

その次の日から井上グループに入り仕事を着々と行っていき俺は自分の力でどんどん上がっていった



〇:……

俺は今高級レストランで食事を行っている

何故かって?

それは今日……和にプロポーズをするからだ

社長である和のお父さんにも会社でニヤニヤされながら見送られた

あぁめっちゃ緊張する

もう和と何話したのか、何を食べたのかも分からない


和:……どうかしました?もしかして私なんか変なことしましたか?

〇:……えっ!あっいやいや!そんなことないよ!!

和:じゃ……なんでそんな顔してるんですか?

〇:……それはお店出たから話すよ

俺はそう言って席を立つ

和:えっあっはい

少し戸惑った様子で和も席から経つ

そして俺と和は外に出て近くの川が見えるところへ移動する



〇:……

和:で…話って?

〇:……和

俺は歩いていた足を止める

和:……はい

〇:……俺と結婚してください

俺が膝をつき婚約指輪を和に見せる

和:う…嘘……本当?

和の顔を見ると目をうるうるさせていた

〇:嘘のわけないだろ?俺がそんなことするような男に見えるか?

和:いえ!そんなことは……はい、お願いします!

俺は立ち上がり和の指に婚約指輪をはめる

和:嬉しい……もしかしたら別れる話なのかなって

〇:いやいや、別れるはずないでしょ、俺和のこと好きだし

和:うぅ……良かった嬉しい!!

〇:ふふふこれから改めてよろしくね?俺を支えてくれ

和:はい!!喜んで!!

和が抱きついてくる

俺も抱きしめ返す

少しの間そのままでいてその後2人で仲良く家に帰った

そして俺は1年後社長となった

その時に和のお父さん、元社長から聞かせれたのだが結婚の件は和から話し始めたらしい……

許嫁とかは俺を断らせないための理由だったとか

聞いた時はびっくりしたがまぁそのおかげで今の幸せがあるからいっかと思った

それから俺と和は一緒に頑張っていき井上グループをより凄いものにした

あと元俺がいた会社は俺が辞めてから直ぐに業績が悪化していき倒産した

その時に菅原が職がなくなったとききスカウトして会社に入った

今は俺も社長をやめ息子に任せている

俺と和の2人っきりでのんびりと暮らしいている





妄ツイ読んでくださりありがとうございます!!
今回はドムさんの企画参加作品になっております!!
メンバーは和です!!
シングル曲名発表されましたね笑
まさかリークが当たるとは笑
まぁ確かに驚きはしましたが曲もまだ聞いてませんしそれに和がいやメンバー全員が可愛ければ自分はそれでいいので笑笑
早くみたいですね!!
ワクワクです!!
全国ツアーがより楽しみになりました!!
作品ですが初めて冒頭にヒロインと〇〇が付き合うという作品になりました!!笑
どうですかねー笑
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マシュマロなどに感想などお待ちしております!
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最後に駄文ですが読んでくださりありがとうございました!
それではまた!

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