幼なじみが突然俺との間に子供が出来たと伝えてきたんだが!?

……はぁ？

俺は今困惑している

体に重圧が乗るのを感じ

俺の部屋はついさっきとは急変しピリピリした空気が流れる

理由はたった一つ幼なじみであるさくらに衝撃の事実を伝えられたのだ……

俺が？を頭の上に出しているとさくらが顔を膨らませて口を大きく開く

さ︰だから！私と〇〇の子供が出来たの！！！！

俺の部屋にまたさくらの声が響く

そう急に俺との間に子供が出来たと言ってきたのだ

てかいやいや！！

何が子供が出来ただ、何言ってるんだ？さくらのやつ

だって行為やってないぞ……

俺たち高校生だからお酒なんて飲んでないからノリとか間違いとかもないし……

どうなってるんだ……

〇︰あのさ……さくら

さ︰うん、何？

こちらを少し睨みながら言う

〇︰俺とさくら何もしてないじゃん？な？子供出来るはずないだろ？

さ︰うっ…それは……秘密にしてたんだけど……実は…この前朝〇〇を起こしに行った時に起こす前に……したんだ

頬を赤くしながらさくらが言う

〇︰……嘘だろ

まさか俺が意識無いうちにやったのかよ……

てかなんでやったんだよ……

好きな人とやるもんだろう……

〇︰なぁなんでゴム付けなかった

さ︰……ゴム？

〇︰何も知らないでやったのかよ……せめてやるならゴムはつけないといけないぐらい知ってろよ……

俺は小さい声で嘆く

さ︰なんでゴムつけるの？だっ…て……キ…キスだよ？

さくらが顔を真っ赤にして言った

その瞬間俺の部屋は静寂に支配される

……？

待て今なんて言った？

〇︰……なぁさくら今なんて言った？

さ︰だ…だから！キ…キ……キスだよ！何度も言わせないでよ！！

〇︰……ぷっふふふあはは！！！

俺は重圧からの解放とさくらの考えもしてなかった言葉に俺は思わずお腹を抱えて笑った

さ︰むぅー！なんで笑ってるの！

〇︰いやいやだって……キスじゃ子供できないぞ？

確かにピュアなさくらが子供の作り方を知ってるはずがない

あー何焦ってたんだ俺は

さ︰……えっ？だって！昔お母さん達がそう言ってたよ！！じゃ！どうやったら子供って出来るの！！

さくらは強めな口調で言ってくる

〇︰うっそれは……

さ︰教えてよ！むぅー！！

俺はフル回転して上手く質問から逃れようとする

さくらのピュアな心を今汚したくない

すると1つ疑問が頭の中で出てきた

〇︰……あっ！てかさ！なんでさくら俺とキスしたんだよ！

さ︰えっ…あっ！そ…それは……

〇︰だってさくらはキスで子供が出来るって知ってたんだよな？じゃなんで俺とキスをしたんだ？

単純な疑問をさくらに投げつける

さくらはいまさっきの強気はどこかに行ってしまったのかいつも通り弱気になっていた

さ︰……私帰る

〇︰えっ

さ︰帰る！！

さくらはそう言って立ち上がり俺の部屋から出て行った

するとすぐ玄関の方からドアが勢いよく閉まる音が響いた

〇︰なんだよ……さくらのやつ

俺の小さい声が部屋に響いた

その後母さんに何があったの！と怒られた……

あーどうしよう……

私……何やってるんだろう

顔をベットに当て足をバタバタしながら嘆いていた

私は〇〇の事が好きだ

でもなかなか思いを伝えられずにいた

そんな中で私は親友のかっきーに相談した

そしてかっきーに言われたのはもう既成事実でも作れば？と言われた

私はその言葉を知らなかったので聞いたら子供を作るってこと！って言われた

だから私は〇〇にキスをした

でも〇〇から聞いた話しだとキスだと子供はできないらしい……

こうなるんだったらかっきーに確認すればよかった……

みんなネットで調べたらいいじゃんって思われそうだけど私は大の機械音痴

スマホは持ってるけどできるのは電話とメールとかぐらい、文字打つのも遅い、私は機械に向いてないのだ

もぅこれこら〇〇にどんな顔して会えばいいの？

そんなことを思っているとスマホから着信音が鳴り響く

私は急いでスマホを取る画面にはかっきーの文字があった

私はすぐに電話に出た

遥︰もしもし？さくら？大丈夫？

さ︰……えっ？

遥︰今〇〇から電話があってさくらが変だったから連絡してあげてくれって言われて

〇〇そんなことしてくれたんだ……もっと好きになっちゃうよ……

そう思いながら私はかっきーに話をし始めた

さ︰あのね、この前かっきーがさ？付き合えないなら既成事実を作ればいいって言ってたじゃん？

遥︰えっ！もしかして本当にしたの？

さ︰やったつもりだったんだけど子供の作り方間違ってたみたいなの

遥︰……えっ？間違ってた？

さ︰うん、私、キスでこどもができると思ってさ、寝てる間にキスしたんだ

遥︰……ぷっははは、さくら可愛すぎだよ〜でも良かった間違ってて冗談で言ったつもりだったから

さ︰えっ冗談だったの？

遥︰それはそうだよ、子供は大人になってからだよ？

さ︰そうなんだ……

遥︰もぅさくらがピュアで良かったよ

さ︰あのねかっきー、私子供の作り方知りたい！！

遥︰えっ？いやいや！ダメだよ！さくら教えたら〇〇にやるでしょ？

さ︰……バレたか

遥︰どうせ、キスしたって伝えて余計に気まづくなったからどうしようって考えてるんでしょ？それで次こそ本当に既成事実を作ろうとしてる、そうでしょ？

さ︰かっきーはすごいねエスパー使いなの？

遥︰それはまぁ友達だからね？分かるよ

さ︰そっか……あのさかっきー私これからどうすればいいと思う？

遥︰まぁ1つだけかな、明日学校でちゃんと話をすること、私も今回は責任があるから一緒に謝るよ

さ︰でっでもそうしたら私の想いバレない？

遥︰そこは私に任せてよ！上手いことするから！

さ︰……ありがとう

私はかっきーにいつもいつも頼ってしまう……

かっきーが友達で良かったと改めて思った

遥︰それで仲直りの印としてどっか遊んできなよ！

さ︰えっ？

遥︰私が上手いこと話を持っていくからさ！

さ︰かっきー……ありがとう！！

遥︰二人の仲が私のせいでおかしくなるのは嫌だからね、任せといて！！

さ︰うん！

遥︰じゃまたねー！バイバイ！

さ︰うん！バイバイ！

私はかっきーとの電話を切った

電話する前とは全然気分が変わっていて安心して私は意識を手放した

昨日あの後賀喜から連絡があって明日の放課後屋上に来てくれと連絡があった

なので俺は今屋上へ来ている

遥︰お待たせ！

〇︰おっ賀喜、それにさくらも

さくらは賀喜の後ろで隠れてながらチラチラ俺の顔を見てくる

まぁ今日は俺がおはようとか言っても小さい声で返してくれるぐらいだったし

まぁ昨日の今日だから仕方ないかとは思っていた

遥︰ごめんねこんな感じで

〇︰いやいや全然大丈夫、で？話は昨日のことだよな？

遥︰うん

〇︰別に俺は怒ってないぞ？本当に子供ができたわけじゃないし、ただなんで俺に子供が出来るって思ってたのにキスをしたんだって話だ

遥︰それはね私が悪いの

〇︰えっ？

思ってない返答がやってきて俺は驚いた

遥︰あのね、この前さくらが赤ちゃんの動画見てて赤ちゃん欲しいなぁーって呟いたのだから作れば？ってふざけて言っちゃったの、その時にさくらが相手もいないしって言ってたから、じゃ幼なじみの〇〇は？ってまたふざけて言ったの……

〇︰なるほどそれで俺に隠れてキスをしたんだな

さ︰……ごめんなさい

〇︰怒ってないから大丈夫だよ、ただな？さくら今回は間違ってたから良かったけど、子供っていうのは作りたいから作るんじゃなくて2人が愛し合ってるから作るんだ、だからそこだけはちゃんと知ってほしい

俺はさくらのことを思って俺は目を見て伝えた

さ︰わかった……

〇︰よし！なら良かった！

遥︰ちょっといい？

〇︰うん？どうした？

遥︰謝らせて、2人ともごめんなさい

〇︰なんで謝るんだよ

さ︰そうだよ！かっきーは何も悪くないよ！

遥︰だって私がふざけたせいだもん

〇︰全然大丈夫だよ、まぁファーストキスを取られたけどな

さ︰えっ！そうだったの！？

食い気味に反応してくる

それに何故か嬉しいそうだ

〇︰だって彼女とか出来たことないだろ？それに幼い頃もそういう事した記憶ないし

さ︰あっそっか

〇︰そこですぐ納得するのも変な話だけどな

遥︰2人ともありがとう

〇︰ううんこちらこそありがとうだよな？

さ︰うん！かっきーありがとう！

遥︰2人とも優しすぎだよ、あっあと〇〇、急なんだけど仲直りの印って事で2人でどこか出かけてきなよ！

賀喜はものすごくいい笑顔で言ってくる

〇︰えっ？

遥︰だから！2人で今度の休み出かけてきなって言ってるの！

〇︰おっおう、全然大丈夫だそ？さくらはいいのか？

さ︰私は全然大丈夫だよ？

〇︰そっかじゃどっか行くか

俺たちはとりあえず家に帰った

後で連絡を取って映画を見に行こうとなった

そして休日になり俺とさくらは映画を見に行った

俺とさくらは今町をぶらぶら歩いていた

いまさっき映画を見終わったところだ

観た映画はさくらが大好きだという齋藤飛鳥さんっていう女優さんが出ている映画だった

俺は結構面白くて見入ってしまったのだがさくらにはちょっと難しかったのか見終わった後少しテンションが低かった

だから俺は今どうにかさくらのテンションをあげようとさくらの大好きなみたらし団子を探していた

〇︰……あっ！

さ︰うん？どうしたの？

〇︰和菓子屋さんあるじゃん！さくら寄ろう！

さ︰あっ！本当だ！！！行こ！！！

さくらのテンションが上がり俺の腕を掴んで和菓子屋まで連れていかれみたらし団子を沢山買った

もちろん俺がお金を出した

俺の財布が……

でも隣で笑顔になってるさくらを見るとまぁどうでもいいっかってなった

さくらの提案で俺の家へ行きみたらし団子パーティを行うことになった

私は今〇〇の家へ来ている

みたらし団子パーティを行うために！

〇〇のお母さん達はお仕事で今は居ない

だから2人で楽しくみたらし団子パーティをやっている

さ︰うまっ！

〇︰おっ！確かにこれは美味いな！

さ︰だよね！最高ー！！

私たちは話しながらみたらし団子が美味しくてどんどん食べて一瞬で食べ終わった

さ︰あー幸せだったーでももうちょっと食べたかなったなー

〇︰いやいやそれは流石に食いすぎ

〇〇に突っ込まれる

〇︰でも良かったよ

さ︰何が？

〇︰映画内容がよく分からなかったんだろ？落ち込んでたように思えたからさ元気になって良かった

さ︰……わかってたんだ

私は映画の内容に少しついていけなかった

好きな飛鳥さんを見るために見に行ったけど半分はよく分からなかった……

そんな自分が嫌になって落ち込んでいた

〇︰そりゃな、俺たち幼なじみだろ？

〇〇の顔を見ると優しく頬んでいた

私は〇〇の顔を見て改めて思った

好きなんだなーって

私が落ち込んでるとすぐ助けてくれる

そんな〇〇が好き

私は〇〇への思いが溢れ出た

さ︰〇〇？

〇︰うん？

さ︰私ね……〇〇が好き

気づいた時には私は〇〇に想いを伝えていた

〇︰えっ？

俺は今さくらに好きと伝えられた

あまりにも急な告白に固まってしまう

さ︰あっ！いや…いや！違うの！違くはないんだけど！違うの！！

さくらが顔を真っ赤にしながら言ってくる

俺はそんなさくらを見て気づいた

俺はさくらが好きなんだと

昔からずっといるからこの気持ちに気づいてなかったけど今さくらに告白されて気づけた

そしめ俺はさくらを抱きしめた

さ︰えっ！！

〇︰俺も……俺もさくらのことが好きだ

さ︰……本当？

〇︰うん

さ︰いいの？私悪い子だよ？

〇︰さくらのどこが悪い子なんだよ？

さ︰この前キスしたのって違う理由なの、私〇〇と付き合いたくて悩んでたらかっきーが既成事実を作ればって言ってきて、かっきーはふざけて言ったらしいんだけど私は本気にしなっちゃって……うぅ

さくらの声がどんどん震えていく

俺はそんな声を聞いて泣いてるんだなと感じてただ黙って抱きしめる

さ︰だから子供が出来るって思ってたキスをしたの……ね？悪い子でしょ？〇〇の気持ちを考えず私は自分の気持ちを押し付けようとしたの……

〇︰そうだったんだな、なら俺こそごめん、さくらの気持ちに気づけなくて……なんか注意までして……本当にごめん

さ︰……なんで？なんで〇〇が謝るの？そこは私の事を幻滅とかするんじゃないの？

〇︰しないよ、だって好きだから、他に理由はいるか？

さ︰う…うぅ……〇〇！！！

より強く抱きしめてくるさくら

〇︰ちょっと苦しい……

さ︰あっ！ごめん！！

さくらは俺から離れる

俺は少し寂しく感じた

さ︰……ねぇ？〇〇

〇︰……どうした？

さ︰私たち付き合うんだよね？

〇︰まぁそういうことになるな

自分で口に出して言うと嬉しくて頬が上がってニヤケてしまう

さ︰これから彼女としてよろしくね！

〇︰……おう！

するとさくらが耳元に顔を近づけてくる

さ︰作り方知らないけど……大人になったら子供……作ろうね？

耳元で呟かれた言葉が俺の頭の中で響く

あっやばい……

……耐えないとだな、うん

自分で言ったことだからな

俺は何とか自分の理性を保った

さくらはそう呟くと耳元から顔を離す

その顔は真っ赤になっていた

さ︰……〇〇

〇︰うん？

さ︰大好き！！！

そう微笑むさくらの顔を見て俺も答えた

〇︰俺も大好きだ！！！

俺とさくらは付き合い今まで通り暮らした

大学も一緒に通い一緒に頑張った

そして俺が就職してある程度のお金が溜まってお互いに覚悟出来た時に作り方をさくらに伝えた

すると顔を真っ赤にしていた

今は3人の子供と5人で仲良く暮らしている

妄ツイ読んで下さりありがとうございます！！
今回はアンケートで1番だったさくを書きました！
ちょっと普段よりは過激だったですかね？
自分的にはこのゾーンは大丈夫かな？って思って書きました
良ければ皆さんの意見を聞かせていただけると嬉しいです！！
この前の工事中の卓球の時の笑顔
マジで可愛くて好きですね笑
この世の男はあれ見たらみんな好きになるんじゃね？と思ってます笑
マシュマロなどに感想などお待ちしております！
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最後に駄文ですが読んでくださりありがとうございました！
それではまた！