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マッチングした相手はまさかの高校の時に好きだったマドンナだった!?


俺は彼女いない歴=年齢である

小学生の時や中学生の時は大人になれば自然と出来るのだろうとそう思っていた

でも高校生、大学生、社会人になった今でも彼女は出来たことがない……

俺は今27歳

社会人になって5年が経った

もう30歳も近づいてきた……

そんな俺は色々考えた結果、今までやってこなかったマッチングアプリをやり始めた

今まではやったら負けた気がすると思いやってこなかったのだが焦りを感じ始めこのまま彼女出来たことなく死にたくないと思ったのだ

やり方が分からなかった為、マッチングアプリで出会った人と付き合い既に結婚している山下に教わりながらアプリの登録を済ませた

次の日さっそくアプリに連絡が入っていた

相手の名前は岩本蓮加

一瞬名前や顔を見て高校生時代の好きだった人と名前が同じだったり顔の雰囲気が似ていたのであれって一瞬なる

だが俺の知っている岩本蓮加はマドンナと呼ばれていたのでこういうマッチングアプリとは無縁だろうし、たまたま似た人だろうと最終的に思った

それから会う日まで色々と山下にアドバイスを聞いて準備をした

そして、会う当日になり俺待ち合わせ場所で駅前にある広場に向かった

アプリで送られてきた服装を着た女性を探すとすぐに見つかる

俺はその女性に話しかけた



〇:あ、あの岩本さんですか?

名前を俺が呼ぶと振り向いてくる

蓮:あ、はいそう……ってその声ってもしかして〇〇!?

〇:え、その反応ということはあの蓮加なのか!?

蓮:そ、そうだよ……てか名前が一緒で顔が似てるだけかと思ったけど……まさか〇〇だったなんて……

〇:それはこっちのセリフだよ、まさか蓮加がマッチングアプリをしてるなんて思いもしなかったわ

蓮:それ言ったら〇〇だってなんかマッチングアプリとかやったら負けだとか言ってなかった?

〇:うっ、なんでそんなこと覚えてるんだよ……

蓮:て、てか……どうする?これから

〇:え?どうするって?

蓮:いや……だって同級生なわけじゃん?ちょっと気まづいじゃん……

〇:それは……

俺は蓮加に聞かれ考える

確かに同級生相手……気まづい気持ちはある

だが蓮加は俺が最後に恋した相手……もしチャンスが少しでもあるなら付き合いたいと今の蓮加に会って思った

俺は考えが決まり蓮加に話す


〇:確かに少し気まづいけど、せっかく再会したんだし予約してたお店に行こう、あ、もし蓮加が嫌ならいいよ

蓮:え、いやいや!嫌なんてことないよ?せっかく会ったんだしお店行こ

蓮加は少し嬉しそうに微笑みながら言った

〇:そっか、なら行こっか

蓮:うん!

俺と蓮加は一緒に予約していたお店に話しながら向かった

お店に着いて名前を伝え席に座る



蓮:わぁすごいオシャレ

〇:探して見つけたんだ

蓮:そうなんだ

〇:うん、でも蓮加に気に入ってもらえてよかったよ、あ、これメニュー先に選んでいいよ

蓮:えいいの?

〇:うん

蓮:それじゃお先に選ばせてもらうね

蓮加はそういうとメニュー表を見て料理を決め、それから俺も決める

蓮加はドリアで俺はペスカトーレにして店員さんを読んで注文した



〇:そういえばさ、蓮加ってなんでマッチングアプリなんてしてるんだ?マドンナって言われたじゃん

蓮:なっ、べ、別にいいでしょ、私に似合う男がいなかったのよ……なかなか長続きしなくて……それで親がそろそろ真剣に相手見つけなさいって言ってきたからマッチングアプリを始めたの

〇:あーなるほどな……蓮加も大変だな

蓮:私が教えたんだから〇〇も教えてよなんで始めたの?

〇:うっそ、それは……実は俺……彼女がいたことがなくて……そろそろ30になるし、作りたいなぁって思ってさ……

蓮:へぇー〇〇彼女いたことないんだ

ニヤニヤしながら俺を見る

何故か蓮加は嬉しそうだった

〇:仕方ないだろう……勝手にできるもんだと思ってたら出来なかったんだよ

蓮:あー確かになんか高校生の時もなんか言ってたね、焦る必要なんてない彼女なんて大人になればできるって

〇:なっ!や、やめろ……恥ずかしくて死ぬ

蓮:ふふっ

イタズラに笑う蓮加を見てドキッとなる

すると店員さんが注文したメニューを持ってくる

俺と蓮加はそれを受け取る



〇:よし、それじゃ食べながら話すか

蓮:うんそうだね、お互いにマッチングアプリをやってる理由は知れたし最近の事とか話そうよ

〇:そうだな

俺と蓮加は食べながら楽しく色んな話をした

大学生の時の話とか、今の仕事の話とか

沢山、お互いに色々と苦労しているようで励ましあった

そして、ご飯を食べ終わった後俺と蓮加はお会計を済ましてお店を出た

あ、もちろん俺が全額払った



蓮:あーお腹いっぱい、本当に美味しかった奢ってくれてありがとうね

〇:いやいや、いいよ

蓮:ふふっ〇〇って昔からずっと優しいよね

〇:そうか?

蓮:そうだよ、何か困ってたらすぐ助けてくれたりしたじゃん

〇:そりゃ困ってる人居たら助けるだろ、逆にほっとくやつなんていないだろ

まぁ蓮加が困ってた時助けてたのは好きだったこともあるというのは秘密にしとく

蓮:いやいやそんなことないよ、結構少ないんだよ……〇〇みたいな人

〇:そうなのかな?

蓮:……ねぇ〇〇

〇:うん?どうした?

蓮:LI〇E交換しよ

〇:あー確かにしてなかったな

俺と蓮加はスマホを取り出しLIN〇を交換する

蓮:ふふっありがとう、ねぇこれからも私と会ってくれない?なんか〇〇と話してたら元気出たからさ

〇:全然いいよ、会お

蓮加から会ってくれないと言われ嬉しくなってすぐいいよと返事を言う

蓮:それじゃこれからはアプリじゃなくてL〇NEで連絡とろうね

〇:わかった

蓮:よし、それじゃ帰ろっか

〇:あ、送っていくよ

蓮:いや大丈夫!近いから

〇:そっか、わかったそれじゃ気をつけて

蓮:うん!それじゃまた!

〇:おう!また!

俺と蓮加はその場でそれぞれの家に帰った





私は最近嬉しいことがあった

それは高校生の時に気になっていた人と再会したのだ

しかもマッチングアプリで

最初マッチングされた時名前とか写真の顔を見てあれ、もしかして……とは思ったが似てる人なだけだろうと思っていた

でもまさかの本人で再会することが出来た

ものすごく嬉しかった

しかも久しぶりに会った〇〇は変わっておわず私が好きな〇〇だった

それも相まってより嬉しかった

高校卒業してから大学で彼氏を作りその彼氏が色々ヤバくてすぐに別れ、それからも男運が悪かった私は〇〇と何度も会うにつれて、〇〇の優しさやかっこよさを知りより惹かれていくようになった

気づいた時には私はマッチングアプリを消していた

もう〇〇と再会して、他の男なんてありえないと思ったから

このまま付き合ってあわよくば結婚とかしたいなぁなんて思うことが増えた



ある日、明日〇〇と会う約束があり嬉しくなりながら外を歩いていたら、私は見てしまった

そう……〇〇が他の綺麗な女性と楽しく話して歩いてるところを……

心がズキズキする

〇〇と付き合ってる訳でもないしそんなこと思っちゃいけないのかもしれないけど……〇〇を奪われたような感覚が襲った

私は本気だったけど〇〇からしたらたまたまマッチングアプリで再会した同級生だった、ということだろう

もしかしたら〇〇も……なんて思っていたけど違ったんだ


蓮:う、うぅ……私バカみたいじゃん

涙が溢れそうになる

でも、別に私は〇〇を責める資格は無い

何故なら私の事を普通の同級生と見ていたなら彼女が欲しい〇〇がマッチングアプリを続けるのは普通のことだから


蓮:あの感じだと……付き合ってるだろうし……あんな綺麗な人私が勝てるわけない……詳しいけど、絶対無理だ

不な感情が溢れて1人で気持ちを呟く

誰にも届かないぐらい小さい声で……

私はさっきまでの楽しみな気持ちはなくなり悲しい気持ちで歩きながら家に帰った

家に着くと〇〇からLI〇Eがくる、明日の集合時刻を何時にするかのL〇NEだった

でも、私は既読をつけることも出来ず1人で悲しみながら涙を流した





俺は今焦っていた

何故なら蓮加からの返事がこないからだ

電話もしたが出てくれない

昨日せっかく山下に付き合ってもらってプレゼント買ったから渡そうとしてたのに……

渡した後に告白する流れを考えていた


〇:何かあったのかな?何か傷つけるようなこと言ったりしたかな……あーもう何やってるんだよ俺……せっかく蓮加と距離縮められたのに……

俺は落ち込み、結局蓮加からの返事は無く予約していたお店もキャンセルした

俺はこの出来事でものすごくダメージを食らった

蓮加と会ってマッチングアプリも消して蓮加と付き合うと決めていたのに……それなのに……

俺は次の日仕事だった為頑張って職場に向かった

すると、山下が話しかけてくる



山:お、〇〇おっはー!ねぇねぇ!!上手くいった?

〇:……はぁ、それがさ連絡が取れなくなったんだよ

山:……えっ!?どういうこと!?

〇:いや分からない……急に

山:何かあったのかな……〇〇変なこと言ってないよね

〇:言うわけないだろ……はぁ……

山:……〇〇

〇:まぁ仕事は頑張るから心配はいらないから

俺は無理に笑顔にしてオフィスに向かい自分の席に座り仕事をやり始めた



仕事を終え心の疲れと身体的な疲れに追い込まれながら会社を出て駅へ向かった

すると、駅前の広場で俺は蓮加を目にした

一瞬話しかけるか悩んだが、勝手に体が動いた

〇:蓮加!!

俺が名前を呼ぶと蓮加がこっちを見る

すると蓮加はびっくりした顔をして俺から逃げようとする

俺は急いで追いかけて蓮加の手を握った

〇:ちょっと待って!なんで逃げるんだよ

蓮:っ……

蓮加は苦しそうな顔をする

〇:連絡も返ってこないし……すごく心配したんだ……俺何か酷いことしたかな?もししたなら謝る

蓮:……そんな謝る必要なんてないよ、私が勝手に盛り上がってただけだから……〇〇彼女できたんだね……知らなかったおめでとう

無理やり蓮加は笑顔になろうとする

〇:え……彼女?

蓮:一昨日いたじゃん、すごい綺麗な人と……一緒に

〇:あ、あー!!山下のことか!

蓮:山…下?

〇:そう!職場の同僚だよ!!彼女なわけないだろ、山下結婚してるし、何よりマッチングアプリを教えてくれたのは山下なんだから

蓮:え、えぇー!?そ、そうだったの!?わ、私つい彼女なんだって思って、私……邪魔かなって思って……

〇:そ、そんな!邪魔なわけないだろ!蓮加は俺にとって大切な人だ!!

蓮:えっ、た、大切な人って……ど、どういうこと?

蓮加はびっくりした表情になった後少し頬を赤くする

〇:あ、そ、それは……その……あ、あー!!もうこうなったら言う!伝えるよ!俺は蓮加好きなんだ!!だから彼女なんていないし、蓮加以外ありえないって思ってる!!

蓮:え、え……ほ、ほんと?

〇:うん、ここで嘘つく必要ないだろ?

蓮:そ、それはそうだけど……

〇:あ、あのさ……蓮加の返事聞かせてもらってもいいか?

蓮:あ、そ、そうだよね……私も……〇〇の事が好き、〇〇以外ありえないって思ってる、こちらこそよろしくお願いします

〇:よし、やった!!

蓮:なんか感情がよく分からないよ、さっきまで心がギュって苦しかったのに……今では世界で1番幸せだなって思えてる

〇:俺も

蓮:……〇〇ありがとう、私の手を握ってくれて

〇:体が勝手に動いてた

蓮:そ、そうなんだ

蓮加の顔がより赤くなる

〇:なぁ蓮加ちょっと渡したいものがあるんだけどいいか?

蓮:渡したいもの?

〇:本当は昨日渡してその後に告白するつもりだったんだ

蓮:えっ!?そうだったの!?

〇:うん、順番変わっちゃったけど付き合った記念として渡したいからちょっと待っててくれる?家から急いで取ってくるから

蓮:え、わかった待ってる!

俺は蓮加と1度別れて電車に乗って家に帰った

そして、プレゼントを持ってもう一度電車に乗り蓮加の元へ戻った



蓮:あ、〇〇!

〇:お待たせ

俺は息を1度整えて蓮加にプレゼントを渡す

〇:はい!これが蓮加へのプレゼント、良かった使って

蓮:え、なにこれ……開けてもいい?

〇:うんいいよ

蓮:ありがとう

蓮加は箱から取り出してプレゼントを確認する

蓮:え、このイヤリングめっちゃ可愛い!!ありがとう!!〇〇!!ねぇ今つけてもいい?

〇:うん、つけた蓮加見せてよ

俺がそう言うと嬉しそうに蓮加がイヤリングを付ける

蓮加にものすごく似合っていて選んだかいがあったなと思った

蓮:ねぇどうかな……

少し恥ずかしそうに俺に聞く

〇:ものすごく似合ってる、綺麗だよ蓮加

俺がそう言うと蓮加は顔をまた赤くする

蓮:……本当にありがとうね〇〇、大切に使うね

〇:うん、使ってよ

蓮:えへへ、〇〇これから改めて彼氏彼女としてよろしくね?

〇:うん、よろしく

俺と蓮加は一緒に微笑む

それから、俺たちはそれぞれの家に帰った

次の日山下に付き合ったことを伝えたらおめでとう!!と祝ってくれた

そして、数年後俺と蓮加は結婚をして、結婚式でも俺がプレゼントをしたイヤリングを着け嬉しそうに微笑む蓮加が隣にいてこれからも蓮加を幸せにしようと強く思った











妄ツイ読んで下さりありがとうございました!!
今回は毎日投稿2日目(0時を過ぎ1時投稿になり申し訳ありません)
今回は3期アンケートで1位だった蓮加です!!
あまり書かない感じのマッチングアプリでの再会で書いてみました笑
いかがだったでしょうか!!笑
少しでも面白いと思っていただけていたら幸いです!!笑笑
明日は4期アンケートで1位だったさくを書きます!!その次の日にさくと同率1位だったかっきーで書きますのでお楽しみに!!
マシュマロなどに感想などお待ちしております!
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最後に駄文ですが読んでくださりありがとうございました!
それではまた!

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