クラスのみんなから信頼されている幼なじみが誰かに恋しているらしい!?
学校へ向かうため家を出る
すると外に幼なじみであるいろはがいつものように立っていた
い:〇〇おはよう!
〇:おぉ、いろはおはよう!
い:さっ!高校行こ!!
〇:おう、そうだな
いろはがニコッと微笑み俺といろはは高校へ向け足を進める
いろはとの出会いは保育園の時である
それから今まで同じの小学校、中学校、高校と通ってきている
気づいた時にはずっといろはが隣にいるため同じ高校へ行けるとしわかった時は嬉しかったのを覚えている
今日もいろはと会話しながら一緒に向かう
い:あ、そういえば〇〇今日の宿題持ってきた?
〇:おぉもちろん!いろはが昨日色々と教えてくれたからな、本当にありがとう!
い:ふふ、ありがとう
昨日のお礼を伝えるといろはが笑顔になる
俺もいろはの笑顔を見て自然と笑顔になる
それからもほかの会話をしながら歩いて高校についた
教室に着くといろはと仲がいい菅原と五百城がやってくる
菅:あ!おはよう!いろはと〇〇君!
茉:いろはと〇〇君おはようー
い:おはよう咲月と茉央
〇:おはよう、2人とも
菅:今日も2人は一緒だね、本当仲良いよね
茉:2人が話してる姿を見ると幼なじみっていいなぁって思うよね
菅:あ、それめっちゃ分かる!
い:なんかそう言われると照れる
〇:確かに、いつも一緒にいることが当たり前になりすぎてるからな
い:ふふっそうだね
俺といろはがそう話しているとチャイムが鳴る
い:あ、先生が来るほらみんな座ろ!
いろはがそういうと俺たちはもちろんクラス内にいたみんなが席に座る
いろはは、みんなに対して優しくクラス全員から信頼を受けている
だからこそいろはが言えばみんな話を聞く
そんなことを思っていると先生が教室のドアから入ってくる
すると、いろはが先生に対しておはようございます!とちゃんと挨拶をして他の生徒たちもそれに続けておはようございます!と伝える
そしたら先生も元気よくおはようー!と言ってくれる
先生はそう言ったあとみんなに対して色んなプリントを配って今日のことなど話し始めた
俺はそれから授業を受け、気づいたらお昼休みになっていた
すると、クラスメイトの△△と□□が話しかけてきた
□:なぁちょっといいか?
〇:うん?どうしたんだ?
□:あのさ、〇〇って奥田さんと仲良いじゃん?
〇:まぁそうだな
△:それで聞きたいことがあるんだけど、奥田さんって好きな人いるって聞いたんだけど誰か知ってるか?
〇:……い、いろはに好きな人……だと
いろはに好きな人がいるなんて聞いたことなかった
別にいろはだって高校生だし、好きな人がいてもおかしくないのに何故か好きな人がいると聞いて心がズキっと傷んだのと同時に心に小さなモヤモヤができた気がした……
〇:え、いやお、俺はそんな話聞いたことないぞ?
△:マジかよ、2人とも仲良いし何か知ってるかなって思ったのに……
〇:なんかすまん、力になれなくて……でもなんでそんなのを俺に聞いたんだ?
□:そんなの決まってるだろ?俺たちが奥田さんを好きだからだ!少しでもその奥田さんが好きだという人物に似せようと思って頼りの〇〇に聞いたってことだ
〇:なるほどな……てか2人ともいろはのこと好きだったのか
△:おう!
□:最初は普通に友達可愛いなぁって思ってただけなんだけどよ、最近前より可愛くなってそれで好きになったんだ
2人がニヤニヤと本当にいろはのことが好きなんだなと感じながら話す
別に今までだっていろはが告白されたりしても何も思わなかったのに、何故かいろはに好きな人がいるかもしれないと聞いた瞬間モヤモヤが少しづつ大きくなっていく気がした……
△:前〇〇、いろはのことは幼なじみとしか見てないって言ってたよな!ってことは俺たちの恋応援してくれよな!
□:頼むぜ!!
〇:お、おう……
俺はモヤモヤしながら一応首を縦に振った……
すると2人が俺から離れていった
俺はそれからずっと頭の中でいろはの好きな人のことを考えてしまい授業に集中出来なかったり、いろはのことを目で追いかけてしまったりした……
そして、気づいたら一日が終わり俺は帰るためにいろはに話しかけるが今日は菅原達と出かけるらしく、せっかく好きな人とか聞いてみようとしたのにと心の中で呟いた
心のモヤモヤはまだ広がり続け俺は1人寂しく家に帰った……
私は今友達である咲月と茉央と一緒にファミレスに来てドリンクバーを頼んで自分達の席で話していた
咲:さぁ!ファミレスへ来たということで!今回も開きましょう!!
茉:うん!!
い:2人には感謝してるけど、何やっても無理だしやらなくていいよ
咲:そんな弱気になっちゃダメだって!!それともいろはは〇〇君と付き合えなくてもいいの?
い:うっ、そ、それは嫌だけど……でも何やっても〇〇気づいてくれないんだもん……
茉:気づくまでやる!って決めたじゃん!
い:そ、そうだけどさぁ……
咲:茉央の言う通り!!ということで第46回いろはと〇〇君くっつけよう大作戦会議ー!!
茉:よっ!!
咲月と茉央が拍手しながらファミレスなので迷惑かけないぐらいの声で言う
咲:まず前回の決めた、宿題を教えてる最中にわざと手が触れ合うようにしたりして意識させるという作戦だけど出来た?
い:……い、一応やったよでもさ何度やっても反応は変わらなかったよ
咲:えっ!1ミリも?少しでも頬を赤くしたり慌てたりしなかったの!?
い:うん……
茉:これは本当に鈍感だね……
咲:そ、それじゃもう1個のほうは?
い:一応言ってるよ?告白されたら好きな人がいるからって断るの、でも最近よく告白されるようになってなんか断る度に申し訳ない気持ちになるんだよね……
咲:いろは優しすぎだよ、いろはが好きなのは〇〇なんだから仕方ないことだよ
茉:その通り!
い:……で、でもさこれって本当に意味あるの?
咲:うん、大丈夫ある!この前も言ったけど今は幼なじみとしか見てなくても、いろはに好きな人が出来たと聞いて自分が気づいてないいろはの想いに気づく的なやつがあると思うの!
い:な、なるほど……
茉:大丈夫だよ、最近男子たちがいろはのこと好きになったって言う人が増えてきてるし、私たちがやっている事は間違いないと思うの!だからこのまま続けたら上手くいくって私は思うよ
い:……わ、わかった2人をまた信じるよ
私は確かに最近告白されることが増えて、2人のおかげで前の自分より自信をもてるようになったので改めて信じることにした
咲:よし!いろはが私たちのこと改めて信じてくれたということで今回の目標だけど!ここで1回大きなアタックしてみるのもいいと思うの!
茉:お!確かにいいかも!
い:え、大きなアタックって?
咲:そんなの決まってるじゃん!デートに誘うんだよ
い:え、えぇ!?で、デートに誘うの!?
私は驚きすぎで席から立って大きな声で言ってしまう
茉:ち、ちょっと!いろは声が大きい!
茉央の言葉にハッとして急いで周りの人に頭を下げて謝った
い:あっ!す、すいませんでした
私は席に座って話を改めて聞く
い:え、えっとで、デートに誘うって……どうすればいいの?したことないんだけど……
咲:そんなの普通に次の休みの日空いてる?って聞けばいいんだよ
茉:それで空いてるならどこか出かけないって聞けばいいんじゃない?
い:え、で、できるかな……
咲:できるかなじゃなくてやるんだよ!
茉:大丈夫!今までずっとやってきたんだから
い:わ、わかった……やってみるよ
咲:いろはなら絶対成功する!!
茉:うん!応援してる!!
い:二人ともありがとう、頑張るね!
咲:よし!!それじゃ第46回いろはと〇〇君くっつけ大作戦会議終幕!!
茉:ババン!!
2人がノリノリで楽しそうに言う
咲:さて!それじゃなにか食べたり、他の話して楽しもう!!
茉:うん!
い:わかった!
それから私たちはメニューを頼んで食べたり、他の話をして3人の時間を楽しんだ
次の日私は〇〇の家にいつものように迎えに行く
どうやってデートに誘うか考えていると緊張しながら待っているといつものようにドアが開いて〇〇がやってくる
い:おはよう!〇〇!!
ニコッと私は微笑みながら〇〇に言う
すると普段からすぐにおはようと返ってくるのに、〇〇は少し恥ずかしそうにしながら私の顔を見ず言う
〇:おはよう、い、いろは……
い:〇〇どうしたの?なんか変だけど……
〇:っ!え、へ、変?俺が?
い:うん、なんかよそよそしいというかなんというか……
〇:そ、そんな事ないと思うぞ?いろは気のせいだろ
い:そ、そっからな?ならいいんだけど……
それから私と〇〇は話ながら高校へ向かった
だがやはり普段とはちょっと〇〇が変でチラチラ私のことを見たりして、目が一瞬合うとすぐ逸らしたりするのであった
俺の心が昨日から変なのである
何故ならいろはを見る心のモヤモヤが大きくなるし、笑顔とかを見るとドキッってなるようになった
な、なんだ……この感覚……
初めての感覚に俺は困惑していた
いろはを目で追いかけてしまったり、好きな人のことを考えてしまい気づいたら今日も一日が終わっていた
帰ろうとしているといろはに話しかけられ一緒にいつものように帰ることになった
すると、いろはは様子が変で緊張している様子で同じ高校の生徒達がいなくなり、俺といろはしか近くにいなくなった時にいろはが俺に話しかけてくる……
い:……ね、ねぇ〇〇
〇:なっなんだ?
い:今度の土曜って……用事とかある?
〇:土曜か?確か、なかったと思うけど……
い:そ、それじゃあさ!私と一緒に出かけない?
いろはが俺の目を見て上目遣いで言ってくる
そのいろはを見て心がドキッとまた大きく鳴る
〇:え、ふ、2人でか?
い:……うん
〇:っ!
俺はまさかの誘いに驚く
それと同時に俺は思った好きな人がいるのに俺と一緒しかも2人で出かけていいのか
もし好きな人にその姿を見られたら色々と誤解を生んでしまう可能性があるじゃないのか……
その不安と昨日聞こうとしていたこともあり勇気を振り絞っていろはに好きな人について聞いてみた……
〇:え、い、いいのか?好きな人いるんだろ?
い:っ!な、なんでそれを
〇:クラスメイトが教えてくれたんだよ
い:あ、そ、そうなんだ
〇:その反応だと本当にいるんだな
い:……うん
いろはは恥ずかしそうに頷く
〇:それじゃなんで俺と出かけるんだよ、好きな人と出かけた方がいいだろ、それにもし好きな人に見られたらどうするんだよいいのか?
い:それは……その……ちょっと理由があって……
いろはは少し言い難い雰囲気を出して言う
俺はそれを聞いて好きな人へのアプローチのためのプレゼントを買おうとか考えているのかもしれないと思う
それと同時にモヤモヤがより大きくなる
だが別に断る必要は無いと思い出かけることに決めた
〇:ま、まぁいろはが困ってるから力になりたいし、行くよ
い:えっ!ほんと!やったー!!ありがとう!!
ニコッといろはが満面な笑みを見せる
俺はその満面な笑みを見た瞬間思ってしまった
もし、彼氏が出来たらこの笑顔は彼氏に向けられるようなるんだなと……
こうやって俺と2人で帰ることも無くなるだろうと……
心がギュッとなる
それと同時に俺は自分の気持ちにやっと気づいた
そう、俺はいろはの事が好きだということに
今までいろはが俺の隣にいるのが当たり前だと思っていた
でも好きな人が出来たと聞いてそれが当たり前じゃないことに気づいた
そして、昔からいろはと一緒に居て楽しかったのは何よりいろはの事が好きで思い続けていたから
いろはを誰かに取られたくないと感じ自分の気持ちに気づくことが出来たのだった
俺はこのままだといろはは可愛いから上手くいくだろう
だからこそ告白せず彼氏が出来て告白すれば良かったって後悔するかもしれないのであれば今……思いを伝えようと何故か思った
〇:……なぁいろは
い:うん?何?
〇:……俺いろはに伝えたいことがあるんだ、いいか?
い:な、何?伝えたいことって……
〇:それはな……実は俺……いろはの事が好きなんだ!!
い:えっ……
俺が想いを伝えるといろはが目を大きく開く
〇:今さっきのいろはの笑顔を見て気づいたんだ、好きだって、好きな人がいるのはさっきも確認したから知ってる……でも!想いを伝えずに終わるより伝えた方がいいかなって思って今伝えた
俺が話終わったあと少し間ができてからいろはが口を開く
い:……ありがとう、わ、私嬉しい
〇:……えっ?嬉しい?ど、どういこうことだ?
俺は考えていた返事じゃなくて驚く
い:だ、だって私が好きなの〇〇だもん、色々頑張ったんだよ?咲月と茉央に助けてもらいながら!それなのに全然振り向いてくれなかったんだから
〇:え、えぇー!?い、いろはが俺のこと好き!?
い:そ、そうだよずっと昔から
〇:ま、まじかよ……そ、それじゃ……さっきの好きな人っていうのも
い:そう、好きな人のやつも、今さっきの出かけようって誘ったのも咲月達が力貸してくれて〇〇が私の事好きになるように色々と考えてくれた作戦の1つなんだよ
〇:そ、そうだったのかよ……じゃ2人にはお礼を伝えないとだな
い:そ、そうだね
〇:……なぁいろはと俺は両思いって言うことは付き合うってことだよな
い:……そ、そういう事になるね
〇:なんかやばいな……めっちゃ嬉しい
さっきまであったズキっとした痛みもモヤモヤもなくなって幸せな気持ちだけが残る
い:私もだよ
いろはと俺が一緒に笑顔で笑い合う
それからいろはが色々と力を貸してくれた菅原さんと五百城さんに付き合ったことを報告した
すると2人がおめでとう!!と送ってきた
そして、次の日俺といろはが付き合った情報が2人から学校に広がり
△△と□□に奥田さんを幸せにできなくて泣かせた場合は覚えておいてくださいねと言われたでも最後にはおめでとうございますとも言われ俺はいいクラスメイトに恵まれているなと思った
それからいろはと俺は約束した出かける予定が初めてのデートとなり、色んなところに行き2人でデートを楽しんだ
妄ツイ読んだ下りありがとうございます!!今回はヒロインがいろはで山の助さんの企画参加作品です!!(今日もまた投稿間に合わずすいませんでした)いやーいろは可愛いですよね!!笑落し物とリアミに行ってからより思うようになりました笑まじでいろはいい!!笑(トークも取るぐらいはま待ってます笑)〇〇が羨ましい限りです笑さて!明日ですがきーきさんの企画参加作品でてれパンを書く予定です!!お楽しみに!!マシュマロなどに感想などお待ちしております!質問でもなんでもいいです!作品のリクエストもお待ちしております!気軽に送ってきてください!Twitterのフォロー、いいね、RTしてくださると嬉しいです!noteのフォロー、そして作品のスキもしてくださると嬉しいです!励みになります!最後に駄文ですが読んでくださりありがとうございました!それではまた!