僕の許嫁が見せてくれる新たな一面でより好きになる
?︰〇〇さん…〇〇さん!
遠くから聞きなれた声が聞こえる……
〇︰……うーん
?︰起きてくださーい!
〇︰うぅ……あれ?史緒里さんなんでここに?
史︰もう!今日はデートだったのに来なかったので家まで向かいに来ちゃいました!
寝ていた僕を起こしてくれたのは久保史緒里
超絶美女であり僕の許嫁だ
僕の父と史緒里さんのお父さんが釣り仲間で僕たちが産まれる前に婚約を決めた
しかも史緒里さんのお父さんは久保グループの社長ということで超がつくほどのお嬢様だ
普通の家庭に生まれた僕とは天と地の差がある
僕は最初その婚約を認めなかったが何故か史緒里さんがOKを出したことによりその間としてとりあえずお試し期間として付き合っている
今日はデートに行く予定だったのだがどうやら寝坊してしまったようだ
〇︰うぅすいません……
史︰いえいえ!全然大丈夫です!
ふとスマホを開き時計を見る
〇︰……あの
史︰はい?
〇︰今日ってさ何時集合でしたっけ?
史︰えーと今日は……9時です!
〇︰ですよね……今6時ですよ?
史︰……えっ?あっ!本当だ!!!
史緒里さんは自分のスマホを見て顔を赤らめる
スマホ見なくても外の雰囲気で一瞬で6時だってわかるものだと思うけど……笑
史緒里さんの新しい一面を見れて嬉しかった
史︰ごっごめんなさい!!
頭を下げて謝ってくる
〇︰全然大丈夫ですよ、ほら顔上げてください
そういうと姿勢を元に戻す
史︰すいません……
〇︰まぁとりあえず時間もありますしゆっくりしましょう?
史緒里さんを一旦リビングに連れていき自分は一度部屋に戻り服を着替えリビングに戻った
史︰……本当にすいません、〇〇さん仕事で疲れてるのに……
〇︰全然大丈夫ですよ、昨日は早めに終わらせましたから
ぐぅ〜
お腹がなった音がした
もちろん僕では無い、てなると……
史︰……///
史緒里さんは顔を真っ赤にして目を逸らした
〇︰今から朝ごはん作りますね何食べたいですか?
史︰えっ!いや!大丈夫です!私は
ぐぅー
史︰///……すいません食パンで大丈夫なので貰ってもいいですか?
〇︰あっこの前塩パン好きって言ってましたよね、ちょうど気になって買ってあったのでそれ食べます?
史︰えっ!いいんですか!!
史緒里さんは急に椅子から立ち上がる
〇︰ふふふはい大丈夫ですよ?
史︰あっ!///すいません
また顔を真っ赤にして椅子に座り縮こまる
〇︰塩パントースターで焼きます?
史︰いやそのままで大丈夫です
〇︰そうですか
僕は塩パンを袋から出してお皿2つ乗せ置きテーブルに置く
もちろん僕の分も用意して置いた
〇︰じゃいただきます!
史︰いただきます!
〇︰モグモグ、美味!
史︰美味しい!!これどこのなんですか?
〇︰あそこのコンビニの右隣にあるパン屋さんです
史︰えっ!あそこなんですか!ずっと気になってるんですよ!えぇー!本当美味しい!!
史緒里さんはテンションを上げて話す
いつもだがテンションをあげると早口になる
そこが結構好きなところだ
〇︰昨日買ってこの美味しさ……出来たて食べたくなってきました
史︰私もです!!今度出来たて買ってきますね!
〇︰おっ!それは嬉しいです!楽しみにしてますね!
2人で話をしながら塩パンを食べた
〇︰あー美味しかったですね
史︰はい!ありがとうございました!
〇︰まだ時間ありますしちょっとゲームします?
史︰えっ!なんのゲームですか?
〇︰このナンジャモンジャっていうゲームなんですけどこの前友達が置いていって
史︰へぇー!そうなんですか!知らないです!
まぁお金持ちの方はこんなゲームとかはしないよな
僕はゲームの説明をして時間までゲームをした
〇︰……負けた
史︰やったー!!!
腕を上げで喜ぶ
まさかの初戦は僕が勝ったもののそれ以降は全敗という結果になった……
史︰あっ!すいません……喜びすぎました
〇︰いえいえ大丈夫ですよ、ゲームはそういうものですから
喜ぶ姿が可愛かった笑
ふと時計を見ると9時になろうとしていた
〇︰そろそろ行きますか
史︰あっそうですね!
僕たちは家から出てた
〇︰今日って映画見るんですよね?
史︰はい!ものすごく楽しみにしてたんです!今日公開で
〇︰へぇーそうなんですか
映画の話す顔を見るとどれくらい楽しみにしてるかが分かる
映画の話をしているといつの間に映画館に着く
中に入りチケット販売機へ行く
史︰えっと9時40分からの……
〇︰なくないですか?
史︰えっ?嘘っ……絶対あるはずです
〇︰ちょっと待ってください
スマホで確認してみる
〇︰あの史緒里さん
史︰……はい
〇︰これ……明日からじゃないですか?
史︰えっ……
史緒里さんもスマホを出して確認する
史︰あっ本当だ……
テンションがどんどん下がっていく
〇︰大丈夫ですよ、そんなに落ち込まないでください
史︰本当にすいません……
顔を俯いて申し訳ないような顔で見てくる
一所懸命映画館を見渡し何かないか探す
〇︰あっ!この映画どうです?人気アニメですって!
人気アニメの劇場版のパネルを指さす
史︰えっ……?
〇︰これから直ぐに始まるぽいですしこれみましょ?
史︰でも……
〇︰見たい映画はまた後で行きましょ?
史︰……ありがとうございます!
〇︰いえいえ!さぁチケット買いましょ!
史︰はい!
史緒里さんは元気よく頷いた
チケットを買ってスクリーンに入って映画を見た
史︰……うぅ…よ…良かったですー
スクリーンを出た君はものすごく号泣していた
〇︰ですね……感動しました
史︰声優の鷲尾史保さんが良かったー
〇︰いやーあの人上手かったですね
史︰本当ですよ……スゴすぎです
〇︰……良かったですね
史︰えっ?
〇︰日にち間違えたおかけでこの映画が見れましたから
史︰……そうですね!あっちょっと本屋行ってもいいですか?
〇︰もしかして漫画を買うんですか?
史︰はい!
〇︰自分も欲しいなーって思ってました
2人で微笑んで本屋さんへ向かった
私には許嫁がいる
名前は〇〇〇〇
いつも優しくしてくれる
私は一目惚れをした
それまで人を好きになることなんて誰もいなかったのに……
〇〇さんが最初婚約の話は無しと言った瞬間私の胸は締め付けられた
人生で初めてわがままを言ってどうにかお試し期間ということで試しに付き合うようにすることが出来た
今まで上手いことやってきたつもりだった
なのに今日私はミスを連発している
集合時間を楽しみすぎて間違えたり
映画公開を素直に間違えたりした
今まで積上げてきたものが崩れ落ちないか私は不安でいっぱいだった
でも〇〇さんは優しく大丈夫と言ってくれた
余計に私は好きになってしまった
私たちは本屋に行き映画の原作を買って今お昼どこにするか歩きながら話していた
〇︰どうします?
史︰えーと……あっ!ここら辺に美味しそうなレストランあったんですよ!
〇︰えっ、そうなんですか?
史︰はい!
〇︰じゃそこに行きますか!
私はスマホのアプリを開きレストランがやってるか確認して〇〇さんと向かった
〇︰……
史︰……
レストランの近くに着くと私たちは驚きの光景が目の前に広がっていた
そうずこい列があったのだ
あぁ……またやってしまった
もぅー!なんでこんなに並んでるのー
心の中で叫ぶと〇〇さんが私の顔を覗いてくる
〇︰大丈夫ですか?
また〇〇さんは優しい声で私に話しかけてきてくれる
史︰……すいません、またやっちゃいました
あーもぅ……今日は本当についてない……
〇︰大丈夫ですよ……でもここ並ぶのは…大変ですね
史︰……はい
〇︰あっそういえば友達がお店開いたんですよ!
史︰え?
〇︰朝のナンジャモンジャを忘れた友達なんですけど、カフェ始めたって聞いたのでそこ行きましょ?確か普通にご飯系も出てたはずですから
〇〇さんは笑顔で提案してくれた
私はその笑顔を見てより自分が嫌になる……
なんで今日はこんなにミスが重なるのだろうか……
いつもならそんなことないのに……
私と〇〇さんは列に並ぶことなく〇〇さんの知りあいのお店へ向かった
〇︰ここです!
〇〇さんが看板に指を指しドアを開ける
私は後ろをとぼとぼついて行った
中に入ると結構人が居て繁盛してることがよくわかった
?︰あっ!〇〇!
〇︰よっ!健
健︰来てくれたのか!!
〇︰うん
健︰あっ隣が彼女さん?
〇︰まぁそうだね
健︰かぁーすげぇ美人さんじゃん
2人は仲良く話をする
私は話を聞いて嬉しくなる
彼女だって思ってくれてるんだ……
健︰あのいつも〇〇がお世話になってます!
史︰えっ!いやいや!そんな!私こそお世話になってるので……
〇︰なんで健が言うんだよ、俺の親か
健︰別にいいだろ?
〇︰あっそういえばナンジャモンジャ忘れてっただろ?
健︰あっ!お前の家にあったのかよーまた新しいの買っちゃったよ、だからそれはあげるわ
〇︰えっいいのか?
健︰おう!あと席に座ってくれ注文決まったら呼んでほしい
〇︰わかった
私は健さんに軽くお辞儀した
〇〇さんについて行って席に座る
〇︰えーと何がいいかなー
史︰このグラタン美味しそう!
〇︰確かにそうですね、カレーのグラタンかぁ……これにします?
史︰私はそうします
〇︰わかりました、コーヒーは飲みます?
史︰えっと……ブラックで
〇︰わかりました、おーい健!
健さんを読んで注文した
注文が来るまで〇〇さんが色々な話をしてくれた
健︰はーい!お待たせしました!
〇︰おっ!美味そう!!
史︰ですね!
健︰2人ともグラタン熱いから気をつけてね
〇〇さんも一緒のカレーグラタンを頼んでた
〇︰おう!いただきます!
史︰いただきます!
〇︰モグモグ、これ美味っ
史︰ですね!こんなに美味しいグラタン食べたことないです!
私たちはカレーグラタンを一瞬で食べ終わり食後のコーヒーを飲み少しゆっくりしてからお店を出た
次に行く目的地はなかったのでぶらぶらして公園を歩いた
友達のお店に行きご飯を食べ終わり今公園をぶらぶら歩いてた
すると史緒里さんが歩くのやめ立ち止まる
〇︰どうしたんですか?
史︰あの……今日は本当にすいませんでした!
〇︰はい?
史︰朝の集合時間もミスるし、映画の公開日も間違えるし、お店もやってはいたけどすごく並んでて食べれなくて……
史緒里さんは俯きながら話す
史︰本当にごめんなさい
久保さんが頭を下げる
〇︰……大丈夫ですよ、僕……嬉しかったんです
史︰えっ?
史緒里さんは顔を上げる
そして僕は思いを伝えてきた
〇︰いつも完璧で、やっぱり自分とは……なんて思ってました、でも今日新しい史緒里さんの一面を見れてあっ史緒里さんでもミスするんだって、申し訳ないですけど親近感が湧いて僕は嬉しかったんですよ
史緒里さんの顔を見ると目をウルウルさせていた
史︰うっ……
〇︰あっ!ごめんなさい!何かしちゃいました?
史︰い…いえ、安心して、ずっと大丈夫って言ってくださってまけど本当に大丈夫なのかなって心配だったので……
流した涙をハンカチで拭いている
僕は黙って背中をさすってあげた
〇︰僕は今日で逆に史緒里さんをより好きになりました
史︰えっ?……///
〇︰……あの史緒里さん
史︰は…はい
史緒里さんの目を見る
〇︰僕と正式に結婚を前提に付き合ってくれませんか?
史︰う…嘘!!
顔を手で隠す
史︰うっ……うぅ、私……本当に私でいいんです?これからもこんなミスするかもしれないですよ?
〇︰僕は完璧な史緒里さんも好きですけどそんな史緒里さんも大好きです
史︰うっ…うぅ……こんな私でよければお願いします
僕は史緒里さんを抱きしめた
そして後日親達に話をした
親達は喜んでくれた
僕は史緒里さんと結婚するということは久保グループの次期社長となる
僕は今の仕事を辞め社長になるために全力で頑張った
数年後……
〇︰史緒里!史緒里!
僕と史緒里は結婚した
そして僕はまだまだだが社長になった
史緒里とかが支えてくれたおかげだと思ってる
あれから実は史緒里は色々な一面を見せてくれるようになった
アイドルが好きなところ、野球が好きなところ、本当はダラダラするのが好きなところ、朝めっちゃくちゃ弱いところ
僕は新しい一面を知る度に嬉しくなった
そして今日も起こしてもなかなか起きてくれない
〇︰僕、仕事だから早く起きてー
史︰うぅーん……〇…〇……大好き
〇︰……///
急にそんなこと言われると照れる
でも史緒里はこういう時だいたい起きてる
僕が仕事行くのが嫌で少しでもかまって欲しい時にやるやつだ
僕は本当に寝てるのか確認するために近づく
〇︰僕も大好きだよ
耳元で優しく囁くと史緒里の顔は真っ赤になり目を開ける
〇︰やっばり起きてた
史︰もぉ!やめてよー///恥ずかしいじゃん///
〇︰自分から言ったんでしょ?てか言われたかったんじゃない?
史︰なっ!///そっそんなことないし……///
顔を真っ赤にする史緒里
〇︰言われたかったんじゃん笑
史︰もぅ!いじらないでよ!
〇︰ごめんごめん、可愛くてさ
史︰もぅ……本当にずるい
〇︰仕事行くからさご飯はごめんだけど自分で作ってもらってもいい?
史︰うん!大丈夫だよ!
〇︰それじゃ行ってくる!
玄関まで着いてきてくれる史緒里
〇︰それじゃ行ってくる
史︰あっ!スーツにホコリついてるじゃん、こっち向いて?
〇︰えっ?ありがとう
史緒里に言われた通り向くと僕の目の前に史緒里の顔があった……
史︰行ってらっしゃい!あなた!///
僕は顔を真っ赤にしながら家を出た
妄ツイ読んでくださりありがとうございます!
今回は我が推し久保史緒里で書きました!
今回は久保の好きなところいっぱい詰め込みました!!
最後の一言を久保に言って欲しくてこの作品を書きました笑
いやー昨日水着のカットが出た時は死にそうになりました(てか死んだ)
写真集が楽しみすぎます!!
マシュマロなどに感想などお待ちしております!
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