文化祭の告白大会で昔から好きな幼なじみに勇気をだして告白を!!
ガチャ
いつものように高校へ向かうために朝早くから僕は家を出る
すると、幼なじみの和が家の目の前で待ってくれていた
和:あ!〇〇おはよう!!
〇:和おはよう、待っててくれてありがとう
和:ふふっ、いいよ!朝練ないし!ほら!行こ!!
〇:うん
和がニコッと微笑みながら歩き出し、僕はそれに続いて歩き始める
和はものすごく可愛いくてみんなから人気で僕みたいな陰キャとは真逆な存在だ
昔は和に恋してたこともあった今は僕なんかが好きになっていいような存在じゃないから諦めたけど……
和は幼なじみだからか僕にも、優しくしてくれて今でも話したり遊びに行ったり、今みたいに一緒に学校を登校することもある
まぁ今は和が弓道部に入ってることもあって毎日ってわけじゃないけど、朝練ない日は必ず一緒に通っている
和:ねぇねぇ!〇〇!!深夜のアニメみた?
〇:あー!うん!見たよ!!
和:めっちゃ面白かったよね!!特に戦うシーンの作画が神ってた!!
和はアニメが大好きで毎日話せる時があればアニメの話ばかりしてることが多い
〇:うんうん!!分かる!!見ててめっちゃ興奮したよね!!
和:だよね!!ふふ!〇〇なら絶対わかってくれると思ってた!!
ニコニコと満面な笑みで和が話す
すると、後ろから同じクラスの菅原さんが話しかけてくる
菅:和!〇〇君おはよ!!
和:あ!咲月!!おはよ!!
〇:菅原さんおはよう……
和:もう!〇〇もうちょっと元気よく挨拶しなよ!!
菅:まぁまぁ和そんな言わなくていいよ、前までスルーされてたんだからちゃんと挨拶されるだけで私は嬉しいよ
和:そう?
菅:うん!それに私が〇〇君と仲良くなって話するようになったら和は嫉妬するでしょ?
菅原さんがニヤニヤしながら和に言う
すると何故か和は顔を赤くする
和:な、なっ!!そ、そんなわけないじゃん!普通に喜ぶよ!!
菅:そうかな〜?
和:もう!咲月これ以上ふざけたら私本当に怒るよ!!
菅:いやー!和が怒るー!!
和:咲月待てー!!
菅原さんが走り出すと和もそれを追いかけるように走り出す
そして、僕は1人残される
〇:あ、行っちゃった……まぁゆっくり行くとするか
僕は1人でゆっくり歩き高校へ向かった
高校に着くと和と菅原さんが疲れた様子でいた
そして、僕を見つけると和と菅原さんが駆け寄ってくる
和:あ!〇〇!!先に行っちゃってごめん!!
〇:あぁ、全然大丈夫だよ
菅:私もごめん、2人の大切な時間を邪魔する……イタッ!
話終わる前に和が菅原さんの頭にチョップする
菅:チョップはやめてよー
和:咲月が変なことまた言うからでしょ
菅:本当はそう思ってるくせに……
和:なんか言った?
和が菅原さんに圧をかける
菅:な、なんでもありません……
和:……よし!それじゃ教室行こっか!!
〇:うん、そうだね
和と菅原さんと僕は教室へ一緒に向かった
教室に着いたらちょうど先生である設楽先生もやってきてそのまま席につき話を聞いた
そして、その話の中で今日は文化祭が近づいているということで1時間目に演し物を決めることになりそのまま話し合いが始まった……
結果うちのクラスは演劇をやることになった
演劇の内容はセ〇ラーム〇ンになった
理由は菅原さんが大好きらしくやりたい!と強く押しそれに和も乗っかったことにより決まった
セーラ〇ムー〇は和、菅原さんも出ると思っていたのだが裏方で台本を書きたい!と言い演技はやらないとのことだった
そして、和がやるセ〇ラー〇ーンにはタ〇シード〇面という結ばれる相手がいるのだがその役はイケメンでサッカーのエースである冴島大輝君がやることになった
あ、ちなみに僕は裏方でセットを移動させたりする係だ
ここだけの話だが、ちょっとだけ……ほんの少しだけ自分がタ〇シ〇ド仮面になりたかったなぁなんて思ったりもした……
まぁ和と張り合えるような要素は何一つもないから絶対に無理なんだけど……
それから時が少しづつ経っていき学園祭に近ずいていった
文化祭が近づいていき最後の追い込みをして私はものすごく忙しくなっていた
和:疲れた……
私が今日の演劇の練習を終え呟いた
すると、大輝君が話しかけてくる
大:井上さんおつかれ
和:うんお疲れ様
大:いやー最近マジで忙しいね
和:うん、忙しいね
私たちがそう話していると咲月がやってくる
菅:和、大輝君お疲れ様!
和:咲月の方こそおつかれ!
菅:いやいや!私は疲れてないよ?
和:いやいや、台本作るの大変でしょ?
菅:ま、まぁ確かに……でも!セー〇ーム〇ン好きだし!楽しさの方が増してるから大丈夫だよ!
和:そっか!
菅:うん!
大:ふふっ、2人って本当に仲良いよな
和:な、なんかそう言われると恥ずかしい
菅:だね
私と咲月はお互いに恥ずかしくなって顔を少し赤くする
大:お互いにお互いを大切にしてる感じが見てるこっちまで伝わってくるよ
菅:えへへ、ありがとう!
和:よし!それじゃ咲月そろそろ帰ろっか!
菅:うん!そうだね!!
大:あぁ確かにそろそろ帰らないといけないな、それじゃ俺も帰るわ!それじゃまた明日!
和:うん!また明日!
大輝君が手を振って帰って行った
和:……〇〇はもう帰った?
菅:うん、帰ったよ!
和:そっか……
菅:はぁ……本当に和は〇〇君のことが好きだね
和:なっ!?や、やめてよ!!
私の顔が暑くなるのが自分でも分かる
菅:顔赤くなるの早すぎ、てか照れないでさ本当のことなんだし!いいじゃん!
和:そ、そうだけど……恥ずかしいじゃん……それに〇〇は私の事好きじゃないと思うし……
菅:いやーそれは分からないよ?和みたいな幼なじみが居て好きにならない方が低いと思うし
和:そ、そうなのかな……
菅:そうだよ!なんなら、文化祭にある告白大会に出て和から告白してみたら?
和:なっ!こ、告白!?そ、そんなの無理だよ!!そ、それに……告白されたいし……
菅:あらゆるイケメン達から告白されてるでしょ
和:別に〇〇からじゃないから嬉しくないもん
菅:すごい素直じゃん、それを〇〇の目の前でやればいいのに
和:それ出来たら苦労してないよ
菅:てかさなんでそんなに〇〇君のこと好きなの?
和:え、それは……覚えてない……気づいたら好きになってた全部を……だから〇〇が好きなアニメを見るようになったり、〇〇がかっこいいって言った弓を使った弓道を始めたり、私が絵を描くと〇〇が喜んでくれたから絵も書くようになったの
菅:ってことは今の和が得意とするものは全て〇〇から好かれるため?
和:うん、そうだよ
菅:す、すごいね……そんな真っ直ぐな目で言えるの……
和:だって好きだから
菅:……はぁ、だからその気持ちを真っ直ぐ伝えることを〇〇君の目の前ですればいいのに
和:そ、それは……無理だよ……あーあ、〇〇から告白大会で告白とかされないかなぁ……
菅:もし好きだとしても〇〇君の性格上やれなそうだね
和:だよね……てか好きな可能性低いだろうしなぁ……はぁ……ってそろそろ帰らないとだね!帰ろ!!
菅:あ、確かにそうだね!帰ろっか!!
私と咲月は一緒に高校を出て家に帰った
文化祭まで本当にあと数日になり、セットを作り上げたり、演技をよりいいものにするため休みを返上して校舎を使って頑張っていた
僕はセットを作るための材料が足りないとなり買い出しに出た
すると逆車線の歩道に大輝君と和が仲良く会話してる姿が目に入る
その姿は恋人に見えるぐらい楽しそうだった
その姿を見て僕の心はモヤモヤして見たくないと思い走って教室に戻った
そして、ついに文化祭の日になりクラスの演劇も始まった
菅:ふふ、ついに始まる!!和頑張って!!ほら!〇〇君も応援しよ!!
〇:う、うんそうだね、和頑張って!
僕がそういうと会場である体育館の電気が消え演劇が始まった
話が進んでいき終盤、大輝君演じるタ〇シー〇仮面と和が演じるセー〇ーム〇ンがいい雰囲気になる
台本だとこの後キスシーンが来る
もちろん本当にキスする訳では無い
それなのに心がモヤモヤする
結局見てられなくなりその場を僕はわざと離れた……
演劇を終え、私は咲月の元へ向かった
和:咲月ー!どうだった?
菅:最高だったよ!!ものすごく上手かった!!
和:あれ、〇〇は?
菅:え、あそこに……ってあれ?いない……どこに行ったんだろう……
私達は2人で周りを見渡す
だが居る様子は無い
和:最後のシーン結構演技上手くできたと思ったから見て欲しかったのに……
私がそう呟くと大輝君が話しかけてくる
大:おぉ、2人ともお疲れ様……ってなんかあったの?
和:あー〇〇がいなくて……
大:あ、確かに居ないな……どこいったんだろうな……
菅:もう次の次は文化祭最後に行われる告白大会だし、みんな集まらないと行けないのにね
和:探して来ようかな……
大:いや、井上さんは化粧とか衣装の着替えとか時間掛かるだろうから俺が行くよ
菅:それなら私も行く!2人で行った方がいいでしょ!
大:お!助かる!!
和:2人とも……ありがとう!
菅:ううん!そんないいよ!!
大:うんその通りだ!
2人はそう言って小走りで体育館を出ていった
私は化粧を落としたり、衣装を着替えるため控え室に向かった
〇:はぁ……何やってるんだろう……
文化祭もクライマックスみんな告白大会があるため体育館に行っており校舎はものけのからになっていた
僕は1人自分のクラスで立っていた
〇:……今更、和が大輝君といい感じだからってモヤモヤするなんて……あの時に……とっくの昔に好きなのをやめたはずなのに……
自分の情なさに1人で俯きながら呟いた
〇:僕は……ダメだな……
僕がそう呟くと教室のドアが開いた音が聞こえた
菅:あ!〇〇君!見つけた!!
大:お!本当だ!菅原さんナイス!
〇:え、どうして……2人が?
菅:和が心配してたよ、〇〇君がいないって
〇:そ、そっか……それなら大丈夫って和に伝えといて……
菅:いや、そういう訳にはいかないよ、てか理由聞かせてよここに来た理由……さっきまで演劇見てたじゃん一緒に
〇:……理由は無いよ……ただここに来たくなっただけ……てか大輝君はここにいちゃダメじゃない?そろそろ告白大会始まるよ?
大:え?なんでだ?
〇:……出るんじゃないの?
大:なんで俺が出るんだよ
〇:え……和に告白するんじゃ……
大:はぁ!?井上さんに俺が!?あはは!それは無いな
〇:ど、どういうこと?2人ともいい雰囲気だったじゃん、それにこの前休み返上して練習してた日……2人で仲良く話しながら歩いてた……
大:あー確かにあの時までは井上さんいいなぁって思ってたよ、でも変わったんだ
〇:え?な、なんで?
大:それはな……井上さんがずっと〇〇の話をするからさ、あ、これは無理だなって思ったよ
〇:え……無理だなってどういう意味
菅:……あーなるほどね、そういう事か
〇:え?菅原どういうこと?
菅:まず〇〇君は大輝君と和がいい雰囲気なのを見てモヤモヤした、そして演劇で2人がよりいい雰囲気になる姿を見て見てられなくなった!そうでしょ!!
〇:なっ!!
僕は図星な事を言われドキッとする
菅:ふふその反応は正解だね、それで大輝君が和に告白すると思ってたから告白大会にも戻るつもりはなかったでも、大輝君の話を聞いて戸惑ってるってところだね
〇:な、なんでわかったの?
菅:反応見れば分かるよ、てかやっぱり〇〇君和のこと好きだっんだね
〇:……諦めたつもりだった……でも和と大輝君を見てたらモヤモヤして……
菅:なるほどね
〇:て、てか!大輝君の話はどういうことなの?僕の話をしてる和を見て負けたって思って……
菅:ふふそんなの簡単じゃん
〇:え?
菅:和も〇〇君のことが好きなんだよ
〇:えっ!?な、和が!?ぼ、僕のこと!?
菅:そんな王道な驚き方する?普通
大:確かにな、てか井上さんを見てたら普通に分かると思うけど
菅:確かに、和〇〇君と話してる時1番笑顔だし楽しそうだもん
〇:そ、そうだったんだ……
和、僕のことを……好きだったんだ……
まさかの事実を知り驚くと共に嬉しくなる
菅:それで〇〇君はどうするの?
〇:え、どうするって?
菅:和が〇〇君のことを好きなのを知ったんだよね?
〇:う、うん……
菅:それでまだ告白大会が終わってないこの状況……〇〇君はどうする?
〇:え、いやいや!む、無理だよ!告白なんて!!
菅:和は待ってるよ、この前も告白大会で告白してくれないかなって言ってたし!ほら!勇気だしなよ!どうせずっと僕なんか和とはふさわしくないって思ってたんでしょ?
〇:なっ!
菅:そんなふさわしいとかふさわしくないとか決めるのは和だよ!〇〇君じゃない!!好きなら……いや!大好き、愛してるなら!!自分の想いを和に伝えたな!!
菅原さんの真っ直ぐな目と言葉に胸を打たれる
〇:……わかったありがとう、菅原さん、大輝君僕!行ってくるよ!!
菅:お!頑張って!!
大:頑張れ!!
〇:うん!!
僕は教室を出て体育館へ全力で走って向かった
体育館に着くと担任の設楽先生がいた
設:おぉ、〇〇どうした?
〇:あ、あの!!告白大会のエントリーって今からでも出来ますか!!どうしても伝えたいんです!!この想いを!!
設:ふっ!本当はもう締切ってそろそろ終わるところなんだけどその目、その言葉!気持ちが入ってるのよくわかった!よし!最後に想いをぶつけてこい!!他の先生とかには上手く言っとくから!ほら!行ってこい!!
〇:ありがとうございます!!
僕は設楽先生にお礼を伝える
そして、本来最後の告白だった人の後に特例として体育館の舞台に立った……
和:〇〇帰ってこないなぁ……てか咲月も大輝君も帰ってこないし……どうしたんだろう……
私は色んな人の告白を見ながら小さい声で呟いた
そして、最後の告白する生徒が出てきて終わりかと思いきや設楽先生が最後に特例でもう1人!と言い見覚えのある生徒が体育館の舞台に立った……
和:え、嘘……〇〇?
ドキッ!
心が高鳴る
まだ自分に告白するかも分からないのに
それなのに……私の心は人生で1番高鳴ったいた
周りはザワザワして誰だって言っている
〇〇はそんな中少し緊張した様子を見せたから、マイクに大きな声を乗せた……
〇:僕には好きな人がいます!!その人は……僕の幼なじみです!!
〇〇の喉から発した言葉に私は感情が爆発しそうになった……
〇:僕には好きな人がいます!!その人は……僕の幼なじみです!!
みんなが誰だ誰だってザワザワする中そのザワザワを打ち消すように大きな声で僕は言葉を発した
〇:ずっと昔から好きで……いつ好きになったかは覚えてないけど……ずっと……ずっと好きで!!でもいつしか自分なんかじゃ……って勝手に諦めてた!!でも!!やっぱり!!好き……いや!大好き……いやいや!!愛してるんだ!!
〇:君の隣でこれからも永遠に!!色んな話をして笑顔で居たいんだ!!この想いだけは……誰にも負けない!!だから……井上和!!僕と付き合ってください!!
井上和……そう名前を言った瞬間ザワザワが復活する
それはそうだ、こんな誰かも知らないようなやつがみんなが知っている井上和という人物にこうやって告白しているんだから
みんな失敗するそう思っているだろう
スポットライトが和に向けられる
すると、和が大きく息を吸って言う
和:よろしくお願いしまーーす!!!!
和のまさかのOKにみんながザワザワする
そんな中和が席を立ち僕の立っている舞台まで上がってくる
和:〇〇!ありがとう!!私……嬉しい!!
〇:……待たせてごめん
和:ううん!いいの!!こんな真っ直ぐに想いを伝えてもらえたから!!
設:ヒューヒュー!おアツいねー!
和:なっ、先生いじらないでくださいよ
設:いじってないよ、本当の事を言ったまでさ
〇:設楽先生ありがとうございました
設:いやいや、俺は何もしてないよ!〇〇が覚悟決めてた顔してたからな!あ、それとごめんだけどあっちに行ってもらってもいいか?そろそろ終わりにするから
〇:あ、そ、そうですよね!!すいません!
和:確かに!すいません!!
僕と和はそう言って舞台から降りる
すると、設楽先生が告白大会を締めくくる言葉をいい今年の告白大会は終了した
それから僕と和は生徒のみんなから質問攻めにあった
もちろんその中にはおめでとうとかもあった
色々みんなの質問に答え終わると菅原さんと大輝君が背中を押してくれたんだよって話を和に伝え、僕と和は2人のところに行きお礼を伝えた
それから僕は和のふさわしい彼氏になるように色々と気をつけるようになった
勉強は今までより頑張って、ファッションも色々調べて服を買うようにした
もちろんアニメのグッズも買ってるけど
あと、和から今までの分の想いをぶつけられており幸せだ
そして、高校を卒業、大学も無事卒業、今では大人になり会社員として働きながら和と結婚をした
今では子供2人と家族4人で幸せに暮らしている
妄ツイ読んで下りありがとうございました!!
今回は和で久しぶりに書きました!!笑
どうだったでしょうか!!
面白かったら幸いです!!笑
久しぶりの投稿になりすいません!!
1週間投稿することになりましたので頑張ります!!(もし無理だったらすいません笑)
告白されてよろしくお願いしまーす!!って言ったところはチートデイでサマーウォーズを和が見たと言っていたので書きました笑
ごめんなさーい!!とかも考えましたが純愛なのでハッピーエンドということで付き合うためにやめました笑
明日は半蔵さんの企画かシリーズ中編の2つのどれかになると思います!!
お楽しみに!!
マシュマロなどに感想などお待ちしております!
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最後に駄文ですが読んでくださりありがとうございました!
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