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俺の一人暮らしは五つ子の姉妹によって壊された……

〇︰なんでお前らがいるんだよ!!!!!!

俺の大声は家を貫き外まで響いた……



俺の一人暮らしは1ヶ月前から始まった

俺はお金持ちの家庭に生まれた

そのせいで色んなことをやらされた

そんな時に親の知り合いの子供であった五つ子の姉妹と出会った

ありがたいことに慕ってくれて嬉しかった

俺のつまらない日常を楽しくしてくれた

でも時が経つにつれてそれが大変に感じるようになった

奴らはスキンシップがやばいのだ

まじで

パーソナルエリアとかない

それが嫌で俺は五つ子には話をせずに遠い高校へ受験を考えた

何とか親の出す条件を達成し受験を受け合格し引っ越して一人暮らしを始めることになった

お金は親が出してあげるって言ってくれて助かった

珍しく親に感謝した

そして今日も俺は優雅な高校生活を謳歌していた

教室へ入り自分席へ向かう



〇︰おはよう!××!珠美!

×︰おう!おはよう!〇〇!

珠︰おは!〇〇!

俺の高校の友達の××と阪口珠美の2人だ

×︰なぁ!〇〇!

〇︰いやだ

×︰まだ何も言ってないじゃん

〇︰どうせ今日の数学の宿題見せてくれだろ?

×︰うっ

珠︰ねぇ!

〇︰珠美もだろ?

珠︰……

〇︰お前らな……ちゃんと宿題は家で自分でやってくるんだよ

珠︰珠美ぴえん

〇︰ぴえんじゃねーよ笑

×︰なぁ〇〇そこのなんとか……

珠︰できないですか?

〇︰……はぁじゃ俺が教えるからプリント出せ

×&珠︰やった!!!!

先生が来るまで2人に勉強を教えてやった



珠︰終わった!

×:〇〇ありがとうな!すぐ終わったぜ!

〇︰次からは家でやってこいよ

?︰みんなおはよう!

珠︰あっ!ひなちま先生!おはー!

珠美がいつも通り軽々しい挨拶を樋口先生へ言う

樋︰おはよう!阪口さん

それでも笑顔で返してくれる我が担任であり学校一の美人先生樋口日奈先生だ

樋︰みんな、席に座って!

みんな樋口先生に従って席へ着いた

朝の会が始まり授業も順調に進みお昼休みになった




〇︰あーお腹減ったー

珠︰珠美もペコペコ

〇︰……よし!売店行くか!

×&珠︰おーう!

売店へ向かいご飯を買い教室へ向かった


するとすごい列が売店の前にあった

〇︰うわー今日もすげーな

珠︰……だね多すぎ

×︰俺のベーコンたまごサンドがー……

〇︰仕方ない、2年生の先輩達が多いから2年生が今日授業早めに終わったんだろうな

うちの学校は学年でネクタイの色が違うので人目でわかる

×︰はぁ……

〇︰まぁベーコンたまごサンドは買えなくても他のは買えるだろう

×︰そうだな!並ぶか!

俺たちは長い列を並び俺たちの番へなった

?︰あ!〇〇さんたち!

〇︰よ!瑠奈ちゃん

この売店の看板娘の瑠奈ちゃん

中学生らしいが色々あって今は売店を手伝ってるらしい

瑠奈ちゃんが作るベーコンたまごサンドが人気で売店は毎日繁盛してる

まぁ瑠奈ちゃんに会いに行ってる奴らも多くいるだろうけど……笑

林︰あっ!××さん!///ベーコンたまごサンド取っておきましたよ!

×︰えっ!マジで!

林︰はい、いつも買ってますから

実は瑠奈ちゃんは××の事が好きである

そのため××には他より優しい

まぁ××は気づいてないが……

×︰よっしゃ!!!

〇︰良かったな

珠︰瑠奈ちゃんありがとうね

林︰いえ!いつも買ってくださってるので///

〇︰よし!じゃ買おっか

それぞれ買いたいものを買って教室へ戻った


〇︰それじゃ並ぶのに時間あったから急いで食べるか

珠︰だね!

〇︰いただきます!

×&珠︰いただきます!

俺はおにぎり2つ、××はベーコンたまごサンド、珠美はおにぎり1つ食べた

そして午後の授業も乗越えみんな教室から出ていく


〇︰……あー終わったー

珠︰珠美もー

×︰俺はサッカーあるからそれじゃ!

〇︰じゃな!

珠︰バーイ!

××は部活へ向かった

〇︰よし帰るか

珠︰うん!そうだね

俺たちは部活に入っていないので2人で仲良く教室を出た


珠︰ねぇ〇〇

〇︰なんだ?

珠︰明日さ転校生が来るんだって知ってた?

〇︰えっそうなのか?

珠︰なんか噂になってるらしいよ

〇︰へぇーどんな子なんだろうな

珠︰なんか5人来るらしいよ

〇︰は?5人も!

5人って多すぎだろ……

どうやったら5人同時に転校してくるんだよ……

まさか……五つ子とかか?

あいつらとかあるか?

五つ子なんて珍しいし……ワンチャン……

いや!でも俺がここにいることなんて知らないはずだし!

うん!あいつらじゃない!たまたまだな5人っていうのは

そう自分に言い聞かせた

珠︰〇〇どうしたの?ずっと下向いてるけど何かあった?

〇︰えっ?いやなんでもないぞ

珠︰そっか……5人いるからうちのクラスにも絶対来るだろうし……楽しみだなー

〇︰……あぁそうだな

そして俺たちは別れてそれぞれ家帰った……




家の前に立ち家のドアを開けた

開けた瞬間、俺の視界に広がっていたのは知り合いである五つ子が何かを奪い合っている光景だった……

俺は驚いて思わず喋らずその光景を見続けた

?︰ちょっとやめてよ!これは私の!

?︰何言ってるの?それは私のだよ!美空!

美︰だから!私のだって言ってるでしょ!祐希姉!

祐︰ちーがーう!

?︰もう!2人とも違うよ!沙耶の!

祐︰紗耶は静かにしてて!

紗︰静かにするのは祐希姉だよ!

?︰それは私が見つけ出したもの!=私、テレパンのものです!

祐&紗&美︰……

瑛︰無視しないでよ!

祐︰……だから私の!

紗︰紗耶の!

美︰いやいや!私の!

瑛︰だから!私を無視しないで!

?︰……はぁ4人ともやめな!それは私の!

紗︰遥香姉は静かにして!

美︰そうだ!そうだ!

瑛︰だから!私の!

祐︰遥香はご飯でも買いに行きなよ!

祐希がドアの方に指を指しみんな一斉に顔をこちらへ向ける

〇︰……

祐&遥&紗&美&瑛︰……あっ

目が合い俺はハッとする

思考が動き出し怒りが頂点へ上る……

〇︰なんでお前らがいるんだよ!!!!!!

俺の大声は家を貫き外まで響いた……




そして今に至る

俺はリビングに連れていき並ばさせて正座させる

〇︰……まずお前ら何奪い合ってるんだよ

祐︰えっ?あっそっそれは……

〇︰応えろよ、祐希


名門与田家の五つ子の長女与田祐希

いつも気づいたら寝てる

ペットのヤギのごんぞうと犬のもちおが大好き

野生児みたいに騒がしい

あと馬刺しが大好き


祐︰ちょっちょっと!変わりに答えて遥香!

遥︰えぇ!わっ私!えっえっと!


名門与田家の五つ子の次女与田遥香

絵が上手い

アニメオタク

いつも前歯が出てしまう、そこが可愛い笑

五つ子の中では常識がある方だと思う


遥︰うーん!紗耶!

紗︰紗耶が言うの!


名門与田家の五つ子の三女与田沙耶

頑張り屋

ノリがいい

頭が抜けておりおバカさん

最近垢抜けて美人になっている


紗︰あー!無理!美空!

美︰もぉーなんで私が……


名門与田家の五つ子の四女与田美空

あざとい

頭がいい

スキンシップが五つ子の中でもすごい

そして召使いさんの娘さんの彩ちゃんを今宵なく愛している


美︰瑛紗!お願い!

瑛︰えぇー私が言うの……?いまさっき無視したのに?


与田家の五つ子の五女与田瑛紗

ご飯が大好き

アヒルが好き

美術的な絵が得意

特撮が好きで今でも見てる


こいつらたらい回しにしてやがる……

このままじゃ埒が明かないな

〇︰はぁ……今のうちに言え、言ったら許してやる

全員黙りこみ悩んでいる

遥︰本当に……怒らない?

遥香はよそよそしくこちらに聞いてくる

〇︰うん、怒らない

遥︰これなんですけど……

遥香が恐る恐る俺の前に出す

それは……

俺の下着だった

〇︰……なぁお前ら……何歳だ?

祐︰15歳

〇︰だよな?お前ら高校1年生だよな

紗︰……はい

〇︰高校生になって幼なじみの男の下着盗むって……

美︰……ごめんなさい

〇︰だよな、まずお前ら一斉にごめんなさいだよな?

瑛︰……〇〇怒ってる……

〇︰怒ってない……呆れてるの

遥︰みんな謝るよ!

祐&遥&紗&美&瑛︰すいませんでした!!!!

〇︰はぁ……よし!許そう怒らないって約束したしな

祐︰やったー!!!ありがとう!!〇〇!!

紗︰いやーもう無理だと思った……

美︰私も!

瑛︰……助かった

〇︰で、お前らなんで俺の家知ってるんだ?

さりげなく疑問を問いかける

遥︰えっ?探偵雇って調べてもらった

〇︰……は?

ちょっと待て……今探偵って言ったか?いやいやそこまでするか?聞き間違いだな、うんうん

〇︰もう1回聞くぞ?どうやって俺の家を知った

遥︰だから!探偵を雇ったの!

〇︰はぁ!えっ!まじで探偵雇ったのか?母さん達に聞いたとかじゃなくて?

祐︰〇〇のお母さん達に聞いたんだけど教えてくれなくてそれで探偵を雇って見つけてもらったの、そのせいで1ヶ月もかかちゃったよ

母さん達疑ってごめん……

そしてこいつらマジでやばい……

〇︰いやいや!かかちゃったよじゃねーよ!

紗︰?

〇︰紗耶もなんで?みたいな顔するな!

美︰あ!〇〇が怒った!

瑛︰本当だ!怒らないって言ったのに!

〇︰俺はいまさっきのことでは怒らないって言っただけだ……まぁいいや、お前ら帰れ

遥︰なんで?

〇︰はぁ?明日も学校だろ?そろそろ帰んないとおばさん達が心配するだろ

遥︰心配しないよ?

〇︰なんで?

瑛︰それはですね……私達が!引っ越してきたからです!

美︰です!

〇︰いやいや美空、瑛紗2人でやって可愛いでしょ?みたいな感じ出すな!……はぁ?ちょっと待て本当に住むのか?

遥︰うん!住む!明日〇〇の高校に転校することになってるよ!

〇︰……まじかよ

どんどんサラッと重要な情報を言われてもう頭がこんがらがってる……

やっぱりか……やっぱりそうだよな……

一気に5人も転校してくるなんておかしいって思ったんだよ……

こいつらだったか……

しかも俺の夢だった誰にも何も言われない、俺がやりたいようになんでも出来る夢の一人暮らしが……

俺の一人暮らしは五つ子の姉妹によって壊された……






妄ツイ読んでくださりありがとうございます!!
毎日投稿20日目!!
今回は5つ子のシェアハウスという内容で書かせていただきました!!もし作品読んだことあるよって方いたら気のせいです()
さて、冗談はここまでにしといて、実はこの作品は昔僕が書いた長編の作品となります
続けることが難しくなり消したのですが今回毎日投稿でちょっと書く時間がなかったので出させていただきました
もし好評でしたら続きも長編ではないですがシリーズ中編的なものとして投稿をしょうかなと思います
明日の投稿はまだ決まってません
お楽しみに!!
マシュマロなどに感想などお待ちしております!
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最後に駄文ですが読んでくださりありがとうございました!
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