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おひとりさまよりおふたりさま?

俺はずっと1人だ

まぁいゆるぼっちってやつだ

友達も居ないし、彼女も出来たことない……

そんな可哀想な大学生が俺だ

はぁ……何となくで入ったサークルも飲みサークルでつまんないし……

俺はお酒が苦手なんだね

本当につまらない……

はぁ……帰るか

みんな俺の事なんか見てないだろうし

俺は机に5000円とグループに先に帰ると一応送り居酒屋を出た


〇:どうするかな……1人でやるってなると……

何となく空を見上げながら考えているとドンと人とぶつかってしまう

〇:あっ!ごめんなさい!!

俺は急いで謝るとその人は……高校時代のクラスメイトで学校1の美少女といわれモテていた井上和だった

〇&和:……あ

お互いに覚えてたようで同時に思い出した

〇:……久しぶりだな

和:……何、前見て歩きなさいよ

〇:いやいや、そっちだって

和:そっちってなに?やるの?

〇:やらなねーよ俺が勝つから

和:ムカつく……

目を薄めて睨んでくる

〇:で、なんであなたのような人がこんなところに?

和:うるさい……

和はそう言うと歩き出す

俺は何故か和について歩いてく

〇:もしかして……振られたのか?

和:な…な…何言ってるの!?そ…そんなわけないじゃないの!?

〇:図星じゃないか……

和:うるさい……

〇:じゃぼっちか

和:ぼっちって言い方やめてくれる?私は自分からなったんだし……

〇:いやその言い方絶対振られた方だろ

和:そこは黙って心の中で言えばいいの!だから〇〇はモテないし友達も出来ないのよ

〇:あーなるほどそれが原因だったのか……

確かに俺は思ったことを口にすることがある

なるほど……だから俺は嫌われやすいのか

理解理解

〇:じゃぼっちが嫌なら何がいいんだよ?

和:うーん……さまとかつけたい

〇:さまって王様じゃん

和:そう!1人はすごいの!素晴らしいことなの!王様みたいな気分になれるもん!

〇:……そうなのか?

和:ちょっとずっと1人の〇〇がそれ言ってどうするの

〇:いや、だって1人はつまらないぞ……自由なのは分かるけどな

和:うーん……〇〇がそう言うと流石説得力がある

〇:うるせぇ

和:でも、これからどうしょう……

〇:何が?

和:いや……友達とか全部元彼が関わってるから縁切られそうだなーって

〇:なるほど……

和:本当に人生詰んだって感じかも

〇:そんなんで詰んだら俺はとっくの昔に死んでるぞ?

和:確かに!

〇:おいおい、確かにじゃない

和:あはは

和はお腹を抑えて笑った

〇:笑うなよ

和:ごめんごめん

〇:まぁ良かった

和:……え?

〇:和は笑顔が似合うからな

和:は…はぁ!何言ってるの!?

和の顔が少し赤くなってるように見えた

〇:なんでそこではぁ!ってなるんだよ、ありがとうだろ?

和:むぅ……

〇:なんだよ

和:なんでもない

〇:……もし和が1人になっても俺が味方でいてやる

和:何それ……

〇:別に俺は和にどう思われたっていい、俺は和が頑張ってる姿を知ってるからな、それに嫌われるような人間じゃないと俺は思ってるぞ

和:ふん……

〇:ほらこれでぼっち卒業だ

和:ぼっちじゃない!それに〇〇がぼっちが嫌なだけでしょ!

〇:さぁ、どうかな

和:本当に〇〇はそういうところ!!

〇:どういうところかなー

和:…………ありがとう

〇:え?

和:……なんでもない

〇:……そっかじゃ俺はここで

和:……うん

〇:もし

和:?

〇:もし連絡したくなったらこの電話番号にかけてくれ

和:……いらない

〇:受け取れ

俺は無理やり和に電話番号が書かれている紙を渡して家に帰った





私は今日、彼氏に振られた

原因は彼氏の浮気

私にはもう魅力を感じないみたいだ……

はぁ……なんで?

私は全力で頑張ってきた

高校の時代彼氏がいなかった時からみんなの恋バナに付き合ってきた

親友にドタキャンされたこともあった

それでも上手くやってきたのに……

なのに……なのになんで私が降られないといけないんだろう……

そんなことを思ってトボトボ歩いてると高校時代のクラスメイトであり私が密かに想っていた人、〇〇〇〇とぶつかったのだ

〇〇は昔のように優しくしてくれて私の味方だって言ってくれた……

なんであんなことをすんなりと言えるんだろう……

あぁ……好きだった時の気持ちを思い出してしまった

どうすればいいんだろ……

最後に電話番号を渡されたけど……

電話なんて出来るわけないし……

あぁもう!!

とりあえず今は電話しない……

したら感情爆発して全部言っちゃう……

もし〇〇にも嫌われたらという恐怖に私は怯えていた

次の日、私は悩んだ結果大学へ行った

行った結果はまぁ分かるように予想通りだった

元彼である龍に睨みつけられ他のみんなも龍の話を真実だと思ってるようだった……


和:……おはよう

一応小さい声で言うと無視される

まぁそりゃそうだ

浮気したクズ女という汚名が私には今ついてる

誰も話したいとも思わないだろう……


龍:……なぁ、お前なんで来れるの?俺ものすごく傷ついんだけどけど……

和:私は浮気してない

龍:……嘘つくなって!!

龍の声が講義室に響く

周りの人達も怯えてる様子だ

男1:まじで浮気とか最低なんだよ!!

男2:そうだそうだー!!!

女1:本当に龍くんが可哀想……

女2:本当にねぇー私ならそんなことしないのに……

女3:これだから可愛い女の子は……

女達は多分次の彼女になるために媚びを売り男たちは嫌われたら居場所が無くなるから味方につく

本当に最悪だ……

あぁこれから私はどうすればいいんだろう

こうやって私が自分で考えてる間もみんなが私に罵声を浴びせる

それを見て笑う龍

本当に最低なやつ……

なんであんなやつを好きになったんだろうってまで思う……

〇〇なら……

いや、ダメ

〇〇なら絶対助けに来てくれる……

だから……

でも呼んだら私は……

〇〇に全部を吐き出すことになると思う……

……

私はみんなから罵倒を受け続けらて震えいる手を何とか動かして紙を取って電話する


龍:お前どこに電話してる、警察か?おいおい助けてくれないですよー

煽るように言ってくる

警察じゃない

絶対私の味方って言ってくれた人を……

〇〇……

来て!!

その願った瞬間

ガチャ

〇:どこだ

和:え?

〇:和だろ?どこだ?

和:……〇〇

〇:うん?

〇〇の優しい声を聞いて少し落ち着く

和:私が通ってる大学……××大学、お願い助けて……

〇:……わかった

〇〇はそれだけを言って電話を切った





俺は今和からの電話を受け一生懸命向かっていた

絶対に和を助ける

そう胸に抱きながら走り大学に着き講義室へ入った

和:……〇〇

講義室の中を見ると和が地面に座って泣いている

それを囲うように周りの奴がいて笑ってる

俺は周りよ奴らをどかして和の近くへ行く

〇:ごめんな、和

和:本当に来てくれたんだね、〇〇

〇:約束したからな

龍:お前が浮気相手の男か!ほら!浮気相手いたんじゃねえーか!!

中心で1番偉そうに言ってるこいつが元彼だろうな……

名前は……

男1:龍が言ってたことは本当だったんだ!!

龍って言うんだな

〇:すまないが俺と和は付き合ってない、ただの高校時代のクラスメイトだ

龍:はぁ?何言ってるんだよ高校のクラスメイトが電話しただけで助けにくるかよ!嘘がバカバカしいんだよ!!

〇:本当だから話してるんだよ

龍:はぁ?俺に逆らうってお前死にたい訳?

〇:死にたくはないかな?

龍:こいつ完全に舐めてる……

〇:まぁ舐めてるな

龍:言ったな、言ったな!よし、こいつやっちまえ!!

龍がそう言うと周りが俺に攻撃してこようもしてくる

俺は大声で話す

〇:あーあ、そろそろ来ちゃうかもなー!

俺の声を聞いて動きを止める

龍:あん?何がだ?

〇:そんなの1つしかないだろ警察だよ警察!

龍:はぁ?警察?そんなの助けに来るわけないだろう

〇:いや、今さっきの言葉全部録音した

龍:なっ!なんだと!!

〇:どうした、態度を急に変えて

龍:やめろ!

〇:やめない

龍:こいつ……お前らこいつから音声を奪え!!

〇:残念、もう音声は警察のところだよ

龍:なんだと!!

〇:昨日、和と会った時に隠しマイクをバックに入れといたんだよ

龍:何!

〇:それで音声を俺のスマホにリアルタイムで来るようになっていてもう既に警察に音声が送られてる、そろそろくるだろうな……

龍:やべぇやべぇぞ!!!おい!どけ!!

龍とかいう奴はそのまま逃げていった

それにつられて全員が講義室から出ていった



〇:……行ったな

和:……ありがとう

和の顔を見ると泣いていた

〇:いや、待たせてごめん

俺がそう言うと和が抱きついてきた

〇:和

和:〇〇、私……私ね……うぅぇーん!!

和の耐えてた涙ば崩壊しダムのように溢れ出た

〇:大丈夫、大丈夫、よく頑張った、頑張った

俺は和は少しの間抱きしめながら背中をさすった



少しして和が話始める

和:……でも警察来ないね

〇:あーあれ嘘

和:え?

〇:全部な、マイクなんてあんなたまたまあったのに持ってるわけないし、それに俺そういうの知らないしさ

和:……もし失敗したらどうするつもりだったの?

〇:その時は一緒に逃げるつもりだった

俺がそういうと和が少し微笑む

和:でもよくこの講義室だってわかったね

〇:まぁそれは見たらわかったよこの講義室だけ先生の声聞こえなかったからさ

和:なるほど

〇:どうせ、先生もあいつらに何も言えない状況なんだろうな

和:うん

〇:はぁ……これで大丈夫なのかこの大学は……

和:分からない……

〇:……和

和:?

〇:この大学をやめろ

和:……そうだね

〇:親に話せばわかってくれると思うし、無理だったらその時は俺も手伝う

和:……ありがとう

〇:……よし、帰るか

和:うん

俺と和は一緒に講義室を出て大学も出る



〇:これで和もぼっちだな

俺は沈黙な空気が嫌で昨日のように話かける

和:……ひとりぼっちはやめてよ

〇:じゃ何がいいんだよ

和:おひとりさまとかどう?

〇:さま、結局つけるのかよ

和:ふふふ

〇:じゃーこれからは……おふたりさまだな

和:何それ……ダサい

〇:ダサくはないだろ……

和:それとそのおふたりさまって意味は何?

和はこれから俺が言うことを察しているように少し微笑みながら聞いてくる

〇:そんなの当たり前だよ、和が……好きってことだ高校の時からずっと……ずっとな

和:……ふふふ、嬉しい

〇:嬉しいってことは……

和:うん、私も〇〇が好き

〇:そっか

和:私もずっと昔から

〇:じゃすげー遠まりしたってことか

和:だね

〇:これから改めてよろしくな

和:……うん!





おひとりさまよりおふたりさま?





妄ツイ読んで下さりありがとうございます!
そしてこちらが和初センター、おひとりさま天国発売記念!!
和3作品投稿、3作品目になっております!!
そしてこの作品はおひとりさま天国をモチーフというか元にしてる作品です!
まぁ確かに1人はいいですけど妄ツイ書くとしたらやっぱり付き合うエンドがいいかなーと思ってどうにかしようと思いこういう形になりました
いやー疲れた笑
和の作品3つと昨日の今頃蓮加を書いていたので24時間で4作品書いたことになりますね笑笑
話大丈夫ですかね?笑
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