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俺の誕生日の日に幼い頃に書いた婚姻届を見せてきた

今日は俺の誕生日だ

18歳になった

俺の誕生日は祝日で毎年休みだ

だから毎年恒例で幼なじみのさくらと一緒に誕生日会を行っている

今年も俺の家でさくらと一緒に行う予定になっており俺はさくらがやってくるのを待っていた


〇:そろそろさくが来るな……

時計を見ると予定していた時間に針をさしていた

するとインターホンの音が家に鳴り響く

俺は椅子から立ち上がり玄関へ向かう



〇:はーい

ドアを開けるとさくらが立っていた

さ:〇〇、おはよう

さくらが万遍な笑み立っていた

〇:おぉ!おはよう、さくら、服装可愛いね

さ:えっ…あ…ありがとう……

さくらが恥ずかしいそうに少し俯く

さ:……〇〇もかっこいいよ?

〇:えっ?そうか?

さ:うん!

またさくらが笑顔になる

〇:そっか、ありがとう

俺はそう言って桜を家に招き入れリビングへ連れていった



さ:わぁー!今年も飾り付けすごいねえ!

〇:毎年気合い入れてるからな

さ:毎年結構楽しみにしてるからねこの飾り見るの

〇:そうなんだ、ありがとう

さ:よし!じゃ、始めよう!

〇:おう!!

さ:あっ!ケーキ!

〇:あっ!冷蔵庫にあるよ

さ:わかった!

〇:あっありがとう!!さくら

さ:えへへへ!任せてー!

さくらが冷蔵庫へ取りに行って持ってきてくれる

さ:はい!

持ってきたケーキを机に置く

さ:じゃ〇〇座って!

〇:あぁ

俺か椅子に座るとさくらがロウソクをケーキにさして火をつけて部屋の電気を消す

さ:Happy Birthday to you、Happy Birthday to you、Happybirthday、Dear〇〇!Happy Birthdayto you!

俺は息をロウソクに吹きかける

さ:〇〇、おめでとう!!

〇:ふふふ、さくらありがとう!!

さ:よし!じゃケーキ食べてよ!

〇:だな!!

それから俺たちはケーキを食べて誕生日会を楽しんだ



〇:いやー美味しかったー

さ:うん、美味しかったーあっ!そうだ!!

〇:?

さ:誕生日プレゼント!!

〇:おっ!ありがとうな

さ:うん!

俺はさくらからの誕生日プレゼントを毎年貰っている

去年はハンカチを貰った

さぁ今年はなんなんだと心を踊ろさせながら待つ

さくらがバックから何かを取り出して俺の目の前に出してくる

さ:……じゃーん

〇:なんだこの紙……

目の前につけられた紙にはまだ書きなれてない文字が書かれている

〇:読めない……

さ:もう!〇〇酷い!!

〇:なっなんだよ酷いって。。。

さ:読めなかったとしても覚えてないの?

〇:覚えて……ない

さ:むぅ……

さくらが可愛らしく睨んでくる

〇:……すまん

さ:〇〇が覚えてると思って勇気出して言ったのに……もういいよ…私が言う!

〇:……ありがとう

さ:こ…これはね?あのね……〇…〇〇と私の婚姻届……子供の時に書いたやつ……

そういったさくらの顔は真っ赤になっていた

だが見せられた紙はちゃんとした婚姻届ではなく普通の白い紙に書かれていた

さ:私たち18際になったから結婚できるから……持ってきたの

〇:いやいや!!だっだって!結婚できるようになったって言うけど俺たちまず高校生だし、付き合ってないだろ

俺は驚いて思わず大声で言ってしまう

さ:そんなの関係ないもん!!だって私は……私は!!〇〇が好きなんだもん!!高校生とか付き合ってるとか私には関係ない!!

俺の大声に張り合うようにさくらも大声で言い俺はその圧にのまれそうになる

……てか今なんて言った?

俺の事を好きとか言わなかったか……?


〇:えっ……今なんて言った?

さ:だ…だから!好きなの!!

〇:ま…マジか……

嘘だろ……

聞き間違いじゃなかったのかよ……

だってさくらだそ?

モデルとかに居てもおかしくないぐらい可愛いで有名なさくらだぞ?

そのさくらが俺の事好きって……


さ:……〇〇はどうなの?

〇:え?

さ:私の事……好き?

〇:俺は……

好きなのか自分の頭の中で自問自答する

何回も何回

でも繰り返しても繰り返しても分からなかった……


〇:……すまんさくら、今は分からない……

さ:そっか……ごめん!!私家に帰る!!

さくらはそう言って俺の家から出ていってしまった……

リビングから出ていこうとした時、さくらの目から涙が零れ落ちたように見てた

俺はそのさくらの表情をみてたった一人になったリビングをただ立ち尽くすしかできなかった……





私は今幼なじみに振られた……

もしかしたら両思いなんじゃないかとか、この婚姻届のことだって覚えてると思ってた……でも覚えてなかった

私はこの日が来るのを楽しみにしてて、絶対喜んでくれる最高の誕生日プレゼントになると思ってたのに……

私は自分の部屋で一人縮こまりながら泣いた

どれくらい時間が経ったか忘れた頃……携帯が鳴る

画面を見てみるとそこには賀喜遥香という名前が書かれていた


さ:あっ……かっきー

そうかっきーは私の高校で一番の友達で私が〇〇のことを好きなのを唯一知ってる人

私は急いで携帯を握り電話に出る

さ:もしもし……

遥:さく!!〇〇の誕生日会だったんたんでしょ?それにプレゼントを渡して成功した?

さ:かっきー……

遥:……えっ?もしかして

さ:うん、私振られちゃった……

遥:嘘……

さ:本当

遥:なっ!〇〇のやつ!!私が一言言って

さ:大丈夫だよ……〇〇は悪くない……

遥:さくら……〇〇にはなんて言われたの?

さ:えっと……〇〇に私の事好き?って聞いたの

遥:うん

さ:そしたら〇〇がすごい悩んで今は分からないって……

遥:そうなんだ……でもさ、さくら

さ:何?

遥:〇〇は今は分からないって言ったんだよね?

さ:……うん

遥:なら、好きにさせればいいんだよ

さ:えっ?

遥:幼なじみとしか見れないとか言われたら難しいけど、今〇〇は分からないって言ってるならさくらはチャンスしかない!!

かっきーが熱く私に言ってくれる

遥:それにさくらの可愛さなら絶対好きにさせられるし、〇〇もこれからさくらのことを自然と意識しちゃうだろうし!さくら!!頑張ろ!!

さ:かっきー……ありがとう、私……やってみる!!〇〇を好きにさせてみせる!!

遥:その意気だよ!!さく!!

さ:うん!!

私とかっきーはそれから作戦会議として話をいっぱいした

そして次の日私は〇〇の家の前で待っていた





俺はあの後親が帰ってくるまでリビングで立ち尽くした

そして親と家族3人で誕生日会をしたがずっとあの時のさくらの顔が頭に残って楽しめなかった

次の日、俺はいつものように玄関から出て学校へ向かおうとする

すると家の目の前にさくらが立っていた


さ:……あっ!〇…〇〇!!お…おはよう!!

〇:お…おはよう

さくらは少し気まづそうだったが笑顔で話しかけてきた

さ:昨日は……ごめんね!もう大丈夫だから!

〇:いや……俺こそごめん

さ:〇〇は謝らなくていいよ、ほら!行こう!!

さくらが俺の手を握る

俺は急に握られたこととさくらの笑顔にやられそうになる

そしてそのまま学校へ向かった



学校に着くと手を離すと思っていたがさくらは靴を履き替える時以外手を離さず教室へ入った

教室に入ると賀喜が笑顔でこちらを見てくる

〇:ちょさくら手……

遥:あっ!さくら!おはよう!!

俺の声を遮って賀喜が話しかけてくる

さ:おはよう!!

〇:……おい、俺にはどうした

遥:そんなの自分の心に聞いたら?

めっちゃ何か言いたそうな顔で行ってくる

〇:聞くことって……

俺が話そうとすると賀喜が耳元に顔を持ってきて離す

遥:昨日……さくら

二つの単語を言われ一瞬で理解する

〇:そ…それは……本当にすいません!!

遥:まぁ……さくらがいいって言ったから許してあ・げ・る!

ものすごく怖い顔で言われた

〇:てかさくら

さ:うん?

〇:手

さ:えっ?手?

遥:あっ!本当だ!!2人とも手繋いでるじゃん!!

賀喜が俺たちの手に指を指しながら言う

すると周りも俺たちの手に視線が向かい色んな声が聞こうてくる

何言ってるかは色んな声が重なりすぎて分からなかった

そんな中さくらの顔を見てみるとものすごく顔を真っ赤にしていた


〇:さくら大丈夫か?離すか?

さ:……

さくらは黙って首を横に振った

俺はそのさくらを見てもろにダメージを食らった……

や…やばい……今日のさくら可愛いすぎないか?

いや、確かに毎日可愛いのだがもっと可愛いというか……

さ:〇〇は……いや?

上目遣いでさくらに言われ俺は倒れそうになる

〇:うっ……全然

さ:じゃ先生が来るまではこのままが……いいかも

俺はさくらのその言葉にロックアウトした

気づいた時には授業が始まっていた

その時ちょうどさくらと目が合う

するとふふふってさくらが口元を抑えながら笑ってきて俺はまたやられそうになったが何とか耐えて午前の授業を乗り越った



俺は今お昼を食べるために屋上へ来ていた

いつもなら俺一人なのだが今は俺の隣にさくらが笑顔でいる

普段なら賀喜と一緒にお昼は食べてるはずなのだが……


〇:さくら、どうしたんだ?

さ:いや……あのね、昨日あんなことになったからお詫びに、お弁当を作ってきたの……

〇:えっ本当!

さ:うん……

さくらは何故かもじもじしていた

〇:ありがとう!

俺がそう言うとお弁当を開ける

〇:おぉ!美味そう!!

さ:……

〇:えっ?いや、自分で食べるよ?

さくらが黙って睨んでくる

〇:……はい、食べます

さくらがお弁当の具材を箸で掴み俺の口へ運んでくる

さ:あーん……

〇:……あーん

俺はさくらのお弁当を口にして食べる

〇:うまっ!!

さ:……えっ!本当!!

さくら嬉しいそうに笑う

〇:おう!

さ:良かった……

さくらは安心した表情になる

その表情に俺は見入ってしまう

さ:〇…〇〇、ずっと見られると恥ずかしいよ……

〇:ご…ごめん

やばい……今日のさくら本当に可愛すぎる……

なんかさくらの顔を見るとなんかドキドキとかもしてきたし……なんなんだよこの感じ……

この知らない感情に俺はモヤモヤしていた

さ:〇〇、食べないと

〇:あっ確かに

さ:……はい

またさくらが黙って口に具材を持ってくる

〇:えっいや全部やるのか?

黙って恥ずかしそうに頷くさくら

〇:……わかった

それから全部さくらに食べさせてもらった

その間ずっとドキドキしていた

そして俺たちは午後の授業を乗り切った



放課後になりさくらが話しかけてくる

さ:〇〇!帰ろ!

〇:あっごめんちょっと用事があるから校門で待っててくれないか?

さ:全然いいよ!待ってるね

さくらがそう言って教室から出る

そして俺は賀喜に話しかけた

〇:……賀喜ちょっといいか?

遥:どうしたの?

〇:……賀喜に聞きたいことがある

遥:わかった

俺と賀喜は教室から出た



遥:で、話って何?

誰も使っていない空いている教室に入ってすぐに賀喜が聞いてきた

〇:いやさ……今日のさくらを見てて俺……ドキドキするようになったんだ

遥:えっ!!

〇:それでさ、この感情ってなんだろうって思ってだから賀喜に話を聞きたくて

遥:そんなの簡単だよ、〇〇がさくらのこと好きなんだよ昨日言われて意識するようになって今まで自分がさくらのことを好きだったことに気づいたってこと

〇:……そっか

遥:ほら!さくらのとこ行って想いを伝えてきな!!

〇:……おう!!

俺は賀喜に背中を押され教室を出た



校門に着くとさくらがこっちに手を振ってきた

〇:ごめん、お待たせ

さ:ううん!大丈夫だよ!

〇:……あのささくら、話がある

さ:何?

〇:ここだとあれだから俺の家の近くにある公園で話してもいい?

さ:うん、いいよ

俺は緊張しすぎで気づいたら公園に着いていた 



さ:……で話って何?

〇:あ…うん、話なんだけどさ

さ:うん

〇:……

やばいすげえ緊張する……

さくらはこんな緊張することしたんだな……

〇:あのさ、昨日のことなんだけどさ

さ:……うん

さくらの顔が少し暗くなったような気がした

〇:プレゼント……受け取ってもいいかな

さ:え……

目を見開き俺の顔を見る

〇:俺気づいたんだ、さくらのことが好きなんだなーって

さ:う…嘘……う…嬉しい……

さくらは顔を手で隠くす

さ:私……今日頑張ってよかった、かっきーと一緒に色々考えてやったんだから

〇:そうだったんだ、じゃ俺はいい意味で策略にはめられたってことだな

さくらの頭を撫でる

〇:泣くな、さくら笑え!

さ:そうだね…うん!えへへへ

〇:やっぱりさくらの笑顔は可愛いな

さ:えへへへ、〇〇もかっこいいよ!

〇:ありがとう……さくら

さ:?

〇:必ず結婚して幸せにするからこれから改めてよろしく

さ:……うん、よろしく〇〇!

俺たちはそれから高校生の間は彼氏彼女として付き合った

そして就職してお金に余裕が出来た頃にさくらにプロポーズをして昔の時とは違うちゃんとした婚姻届を書き結婚した






妄ツイ読んでくださりありがとうございます!!
今回はたこふすさんの企画参加作品になっております!!
さくで書きました!!
どうですかねー
さくの可愛さを書きたい!!と思い書きました!!笑
どうでしたかね?
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最後に駄文ですが読んでくださりありがとうございました!
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