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隣の席になった大人しい転校生の微笑みが可愛すぎるんだが!?


クラスにいつものように入るとみんなが賑やかに騒いでいる

俺はなんだろうと思いながら自分の席に座る

すると、クラスメイトの賀喜が話しかけてくる

遥:あ!〇〇おはよ!!

〇:おう!遥香おはよう、なぁなんでみんな騒いでるんだ?

遥:それはね!転校生がうちのクラスにやって来るんだって!!

〇:え、まじ?

遥:うん!!うちのクラスの先生が知らない生徒と話してる姿を朝見たんだって!!

〇:へぇー、男子?それとも女子?

遥:それは女子!ものすごく可愛いらしいよ!!

〇:可愛いのか、そりゃ騒ぐわけだ

遥:あれ?〇〇は騒がないの?

〇:可愛い子なんだろう?俺なんかとはどうせ縁もないしな、騒いだって無理だ

遥:もうー!何それ、みんなが騒いでるんだから〇〇も騒ごう!

〇:いいよ、俺は、みんなが嬉しそうに騒いでるのを見るだけで嬉しいよ

遥:はぁ……

遥香がため息をして飽きられているなと分かる

でも別にいい、だって事実だし、俺とはどうせ関わることは無い転校生だからな

そんなことを思うと先生が教室に入ってくる


先:はい、みんなおはようー!

男1:先生!うちのクラスに転校生が来るって言うの本当ですか!!

先:おぉ、もうみんな知ってるのか!!

男2:それじゃ!!

先:あぁ、来るぞ転校生

やったー!と先生の言葉を聞いてみんなが嬉しそうにして、騒ぐ

先:はーい、みんな少し静かにしてくれ、転校生紹介出来ないぞー

みんなが直ぐに静かになる

先:よし、それじゃ……遠藤入ってくれ

ガラララ

教室のドアがスライドされ、転校生……遠藤さんの顔が視線に入る

その瞬間、思った

この人漫画から出てきたのかって……

それぐらい可愛いし、スタイルがスラッとしていて完璧って言っておかしくないぐらいの人だった

クラスのみんなもそうだ、想像以上の可愛いさに驚いて声を上げるものは誰もいない

みんな口を半開きにして驚いている


先:お、おいみんな何か反応しろ、遠藤が不安がってるぞ

先生がそういうとみんな少しづつ動き出して拍手をしてみんなで出迎える

先:はい、それじや遠藤挨拶よろしく頼む

さ:は、はい 、遠藤さくらです!!お父さんの転勤で転校してきましたこれからよろしくお願いします!

綺麗なお辞儀をして遠藤さんが言う

みんな思ったはずだこれは、非の打ち所がないと……

先:はい、それじゃ席だけど、隣の席が空いてる〇〇の隣だ、〇〇手を挙げて場所を教えてやってくれ

俺は先生に名前を呼ばれた瞬間固まる

ま、マジかよ……

俺の隣!?

お、おい……俺とは関わることがないと思っていたのに

とりあえず手をあげないと先生に怒られるな

俺は急いで手をあげる

すると遠藤さんが近づいてくる


さ:……〇〇くん?で合ってるかな、これからよろしくね

〇:う、うん、そうだよ、これからよろしく

や、やばい……

近くで見たらより可愛いな……

めっちゃ緊張する……

さ:あ、あの……私の顔になにかついてる?

〇:……え

さ:いや、ずっと顔を見られてるなぁって思って……

〇:……あっ!ご、ごめん!!遠藤さんの顔が綺麗で……思わず!

俺は慌てて思ったことを素直に言ってしまった

さ:えっ!?顔が綺麗って……そ、そうかな?

遠藤さんは頬を赤くして照れた様子で言う

〇:う、うん……綺麗だと思うよ……って、俺初めて話すのに変だよね……ごめん

さ:え!いや!謝んなくていいよ!綺麗って言ってくれて嬉しいし……それに〇〇くん面白い人だなって思った

遠藤さんが微笑む

俺はその微笑みを見て心が完全に射抜かれた

それからずっと心がドキドキしながら俺は先生の話を聞いたり授業を受けて遠藤さんとも軽く会話をした





転校してきて数週間が経ち私は高校に慣れてきた

かっきーというものすごく仲のいい友達も出来たし、隣の席の〇〇くんも面白くて楽しい学校生活を送っている

今私は次の授業の移動教室へ向かっていた

ちょっと忘れ物をしてしまって1度戻ったので少し慌ててながら小走りで行っていた

私は階段を降りようとして、階段を踏み間違ってしまう

やばい!!そう思った時には時既に遅し……

どんどん私の体は落ちていく

それと同時に誰かの声が聞こえた

危ない!!

体全体に痛み走ると思ったがそのことは無かった

私はなんで、と思い目を開けるとそこには私を庇ってくれた〇〇くんがいた


さ:え!?ま、〇〇くん!大丈夫!!ねぇ!ねぇ!!

私はパニクってしまう

するとかっきーがやってくる

遥:さく!どうしたの授業……って!〇〇じゃん!!何があったの!?

さ:え、えーっと私が階段を踏み間違えって落ちると思ったら〇〇くんが庇ってくれたの

遥:わかった!それじゃ私先生呼んでくるからさくはここに居て!!

かっきーが慌てて先生を呼びに行く

少しすると先生数人とかっきーがやってくる



先1:これはやばいな、とりあえず保健室へ運ぼう!

先2:そうですね!!

先3:遠藤は怪我は無いか?

さ:私は大丈夫です!だから〇〇くんを!!

先3:いや、一応確認するために遠藤も保健室だ、賀喜も一緒に来てくれるか?

遥:わかりました!!

先3:ありがとう賀喜、よしそれじゃ行くぞ

先生に言われ私も保健室に行った



保健室の先生に見てもらうと私は無傷だった

でも〇〇くんは打撲を体の数箇所にしてしまって、右手が骨折してしまったらしい……

それにまだ意識が戻ってない……

これから救急車を呼んで病院に行くらしい……

私は経緯を先生に詳しく話をして、かっきーと一緒に保健室を後にした


さ:……私のせいだ

私がそう呟くとかっきーが優しく私に寄り添ってくれる

遥:さくのせいじゃないよ、階段から踏み間違ったんだから仕方ない

さ:そんなことない!私が注意しながら向かってればあんなことにはならなかった……私のせいだよ

遥:……ううん、さくのせいじゃない多分それは〇〇もそういうはず

さ:なんで?

遥:〇〇は守りたいって思ってさくを守った、多分怪我することを分かっててさくを守ったと思う、それなのにさくが私のせいだって言ったら多分〇〇は逆に俺が怪我したからって言うはず

さ:そ、それじゃ私はどうすればいいの?

遥:〇〇が目を覚ますまで見守って、目を覚ました時に助けてくれてありがとうって伝えるそれが一番の事だと思うよ

さ:……わかった、かっきー!ありがとう!!

私はかっきーにお礼を伝える

遥:私にお礼はいらないよ!それじゃ授業受けに行こ!!

さ:だね!〇〇くんが私を庇ってくれたから!出れる授業だもんね!!

遥:うん!!

私はかっきーと一緒に教室へ行き残りの授業を受けた

そして、帰る前に先生に話を聞き病院を教えてもらった

私は急いで病院へ行き〇〇くんに会いに向かった





移動教室に行き、ふと忘れ物に俺は気づきやばいと思い教室に戻ろうとした

すると、階段のところで遠藤さんが落っこちるのを見た

俺は自然と体が動いた

怪我するかもしれないそんな恐怖なんて無かった

何よりも遠藤さんを守りたいと思い行動した

その次の瞬間痛みが全身に走った



〇:……う、うぅーん……

俺は目を開ける

すると知らない天井があった

それと同時にわかった、病院だなって

俺がそう思っていると遠藤さんの顔が俺の視線に入る


さ:っ!!〇〇くん!!〇〇くんが目を覚ましました!!

遠藤さんがそう言うと母さんと父さんの顔も視線に入る

父:おぉ!〇〇!大丈夫か!!

母:大丈夫?私たちのこと覚えてる?

〇:う、うん大丈夫、覚えてるよ、父さんも母さんも遠藤さんも

俺が遠藤さんの名前を呼ぶと遠藤さんは嬉しそうにする

そして、少しすると先生がやってきて色々なことを聞かれ

その後今の状況を説明を受け、2週間後に退院することになった

そして、話を全て受けた後遠藤さんから話があると言われ
病室で2人になった



さ:……〇〇くん、助けてくれて本当にありがとう

遠藤さんが頭を下げてお礼を言われる

〇:いいよ、遠藤さんが無事で良かった

さ:ふふっ〇〇くん本当に優しいね

〇:いや俺は優しくなんてないよ、ただ守りたいって思ったから守っただけだし、遠藤さんが無事だったら俺はそれだけで本当にいいからさ

俺がそういうと遠藤さんが頬を赤くした

さ:……ねぇ、〇〇くん!

〇:な、何?

さ:私2週間の間毎日来るから!!

〇:い、いや!!いいよ!!遠藤さん大変になるだろうし!

さ:いいの!助けてもらったんだから!それぐらいはさせて!!

断ろうとしたが遠藤さんが顔を近づけてくる

〇:わ、わかったよ

さ:やったー!!それじゃ毎日来るからね!!これから毎日よろしくね!!

遠藤さんが子供のように喜ぶ

〇:う、うん……

それから遠藤さんはとりあえず家に帰った

親から後で話を聞くと遠藤さんは学校終わり直ぐに病院に来てくれたらしくて母さんと父さんに頭を下げたらしい

その姿を見て父さん達はいい子だって一目で分かったらしく大丈夫だよって伝えたらしい

そして、遠藤さんは毎日学校帰りにやってきたり、休みの日は1日居てくれて2週間はあっという間に過ぎた

退院の日になって、遠藤さんも来てくれて2人で話がしたいと言われ病院の庭のところで話すことになった



さ:まずは退院おめでとう

〇:ありがとう

さ:……あのね、私〇〇くんに伝えたいことがあるの

〇:……何?

さ:私……〇〇くんのことが好き!付き合ってください!!

〇:……え?ほ、ほんと?

さ:うん……〇〇くんにただ守りたいって思ったから守っただけって言われた時にドキってして……その後2週間〇〇くんと一緒にいたらその気持ちがどんどん溢れていって……かっきーに相談したら好きになったんだよって言われて告白しちゃいな!って背中を押してもらったの……

〇:そ、そうだったんだ……

俺は嬉しくなる

まさか好きな人が俺の事を好きになってくれるなんて……

関わることなんてないって思ってたのに……

〇:……俺も遠藤さんいやさくらのことが好きだ、付き合ってください!!

さ:えっ!?ほ、ほんと……?

〇:うん、嘘つかないの

さ:やったー!私……私!!嬉しい!!

遠……さくらが涙を拭いながら言う

〇:……これからもよろしく!

さ:……うん!!よろしく!!

さくらがニコッと笑顔になる

俺はそのさくらの笑顔を見て可愛いなって改めて思った

学校に行くと賀喜におめでとうと祝われた

俺とさくらはありがとう!!と笑顔で伝えた

それから俺とさくらは楽しい学校生活を送った











妄ツイ読んでくださりありがとうございます!!
今回はマグネットさんの企画参加作品です!!
ヒロインはさくです!!
やっぱりさく可愛いですね!!
書いてて幸せな気持ちになりました笑
毎日投稿16日目
明日はまだ決まってません!!
お楽しみに!!
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最後に駄文ですが読んでくださりありがとうございました!
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