見出し画像

いつも冷たい職場の上司は実は僕のことが好きで好きでたまらない!?

あぁ…まただ

また僕は上司である遠藤さくらさんに睨まれている……

遠藤さんはものすごく可愛いくて顔が小さい、スタイルも良くモデルさんとも言われている

優しくてほわほわしてる感じる

だが僕には違う

何故か僕はいまさっきも言ったが睨まれたりして嫌われている

なんで僕が嫌われてるのか理由は訳らない

僕は普通に仕事もしてるし迷惑をかけたようなことも無かったような気がするが、いつの間にか今のように睨まれたりするようになっていた

他にも書類を渡す時に無視されたりすることもある

そういう時は賀喜さんを経由して渡すようにしている

睨まれても全然怖くないんだけど……流石にずっと視線を感じると嫌なんだよな……

僕は遠藤さんからの視線を無視してパソコンに視線を向けていた

すると……


えぇ!!!

そんな声が遠藤さんのデェスクから聞こえてくる

気になり視線を向けてみると頭を抱えている遠藤さんの姿があった

多分データを消去とかしたんだろう、遠藤さんはおっちょこちょいなところや緊張するくせがある

みんなまたかーみたいな雰囲気を出している

もちろん僕も

どうしよう、どうしようと涙目な遠藤さん

それを見かねてやってきた遠藤さんの同期で完璧と言って近い凄い、賀喜遥香さんがやってきた

賀喜さんが来たならもう大丈夫だ

そう思った僕はパソコンに視線を戻そうとしたその瞬間

〇〇さん……

あぁ……これはミスったんだなと思い後輩の菅原咲月を見る


〇:どうした?

咲:あの……ここのデータ全部消しちゃって

〇:菅原……はぁ、仕方ない僕が保存してるからそれをコピーして使っていいよ

2人同時にミスるとかどうなってるんだよ……

咲:〇〇さん!本当ですか!?

〇:うん

咲:ありがとうございます!!でもなんで持ってるんですか?担当は私のはず……

〇:そんなの何かあったようにみんなのデータを一応保存したり写真に撮ってたりするからね

咲:わー!!〇〇さん神です!!

そう言って菅原が僕の手を握ってくる

〇:いやそんなことないよ、一応念の為ってやつさ

咲:本当にありがとうございます!

〇:全然大丈夫だよ、ほら仕事に戻りな

咲:わかりました!

仕事に戻ろうとすると遠藤さんと目が合う

遠藤さんはものすごく不満そうな目で見てきていた

すると賀喜さんから集中して!と言われ慌ててちゃんとしていた

僕はそんな遠藤さんを心の中で少し笑って仕事に戻った

仕事が一段落して時計を見るとお昼の時間を指していた



〇:よし、お昼でも食べに行くか

椅子から立ち上がりオフィスから出ようとすると目の前に遠藤さんがいた

ものすごく険しい顔でこちらを見ている

なんの用だろう……

僕ミスったりしてないよな……

とりあえず遠藤さんの方へ向かって歩く

すると、遠藤さんが小さい声で話しかけてくる


さ:……あ…あのさ

〇:……僕ですよね?なんですか?

さ:……うん

縦に頷く遠藤さん

さ:あのさ……よ…良かったら!

遠藤さんがなにか言いかけようとした瞬間、菅原が話しかけてくる

咲:せんぱーい!!

〇:あっ菅原

咲:良かったらお昼一緒に食べません?

〇:なんでだよ

咲:ほら!いまさっき助けてくれたじゃないですか!

〇:まぁ助けはしたけど、飯食いに行ったら奢るのは僕でしょ?

咲:はい!

笑顔で頷く菅原

咲:いやですか?こんな可愛い女の子と一緒に行けるなんてそれがご褒美な気がするんですけど……

〇:それ自分で言う?

咲:……ダメですか?

はぁ……仕方ない

可愛いのは事実だしな

〇:わかったいいぞ

咲:やったー!!

菅原が飛んで喜ぶ

〇:あっそう言えば……遠藤さんなんの用……あれ?いない

気づいたら遠藤さんはいなくなっていた

〇:菅原、遠藤さんは?

咲:え?あれ?確かに……いなくなってる

〇:……まぁとりあえず飯食いに行くか

咲:そうですね!

僕は菅原と食事を食べに外へ出ていった





もぅ……どうして私を無視していい感じになるの……

はぁ……

やっぱり無理なのかな……

私には好きいや大好きな人がいる

名前は〇〇〇〇

職場の後輩でカッコよくて優しくて仕事も出来る本当に完璧って感じだ

はぁ……でもなかなか私は〇〇くんの前だと緊張してしまい変になるのだ

よく同期で友達のかっきーに〇〇くんを見てる時睨んでるように見えるよとか言われたりする……

だから〇〇くんはいつもあんなによそよそしい感じなんだなーと思った

でもなかなか直そうと思っても治らなくて挙句の果てには無言になったりすることもある

今さっきだってご飯を一緒に行きたくて勇気を出し声かけたけどその後なんて言って誘うか悩んでるうちに後輩の咲月ちゃんに先越されたし……

私も咲月ちゃんみたいに上手いこと甘えられたりすればいいんだけど……

〇〇くんに甘えたい……

もぅ……どうすればいいの!!!

一人で寂しく悩んでいるとかっきーが話しかけてきてくれる


遥:また〇〇くん?

さ:……うん

遥:もぅ今日も〇〇くん見ててミスしたんだからー

さ:……ごめんなさい

遥:仕事はちゃんとする!まぁでもさくの恋を応援したいって思ってるから仕事以外なら話乗ってあげる

さ:……かっきー!!!

私はかっきーの優しさが嬉しくて抱きついた

遥:〇〇くんにも抱きつけば?

さ:む…無理だよ!

私はかっきーにそう言われて抱きつくのをやめる

遥:でもこのままだと咲月ちゃんに取られるよ?本当に好きならもっとグイグイ行こう!!

さ:……例えばどうすればいいと思う?

遥:まずは仕事とか手伝ってあげるとかさ?お弁当を作るとか、飲みに誘うとかかな?

さ:無理だよ……だってご飯を誘うのだって無理なんだよ?

遥:じゃ本当に咲月ちゃんに取られてもいいんだね?

さ:……嫌だ

遥:でしょ?何回もこの話してるんだからそろそろ覚悟決めよ!もし変になっても大丈夫!!私が絶対フォローするから!私に任せて!!

さ:……わかった、ありがとう!!かっきーが味方ならいけるかも!

遥:よし!じゃご飯食べに行こう!!

さ:うん!!

私とかっきーは一緒にご飯を食べに向かった

ご飯を食べながらより細かい話し合いをして職場へと戻ると昼間のミスの話とか他の仕事などをしてたら気づいたら帰宅時間になっていた





菅原と一緒に昼間を食べに行き戻って仕事をやり気づいたら帰宅時間になっていた

菅原は今日は用事があるようで早めに帰っていった

すると賀喜さんと遠藤さんが何か話してる様子が見える

なんだろうと思いながらオフィスを出ると後ろから遠藤さんに話しかけられる


さ:あ…あの!

〇:……どうかしました?

さ:あのさ……?よ…良かったらなんだけど!

〇:はい

さ:……これから一緒に飲みに行かない?

〇:……え?

さ:行きつけの居酒屋があるんだけど……良かったら行きたいなーって……

チラチラ僕のことを見ながら言う遠藤さんが可愛すぎで心臓がバクバクなる

なんで急に居酒屋を誘ってきたんだろうという疑問を胸に誘われたんだから行こうと言う気持ちを胸に僕は答えた


〇:是非!僕でよければ!

僕がそういうと安堵した様子で笑った

さ:良かったー!

嬉しいそうにちょっとジャンプする

そんなに嬉しかったんだと思いながら僕は遠藤さんの後ろについて居酒屋へ向かった



さ:着いたよ!ここ!

〇:へぇー味のある居酒屋さんですね

遠藤さんが連れてきてくれたのは本当に下町の居酒屋って感じで僕は好きだなと感じた

さ:どうする?

〇:えーとじゃ生で!

さ:わかった、大将!生2つ!

大:おっ!今日は男を連れてきたか!いやーさくらちゃんも大きくなったなー

大将さんが笑顔で遠藤さんをいじる

さ:もぅー!いじらないでくださいよー!!

そういう遠藤さんの顔はお酒飲む前なのに少し赤かった

〇:そういえば、遠藤さんってお酒強いんですか?

遠藤さんは飲み会に来ることがないのでどれくらい強いのか知らないので気になって聞いてみた

さ:普通かな

〇:そうなんですね

さ:うん、〇〇くんは?

〇:僕も……普通ですかね

さ:そっか

大:はい!生2つ!!

さ&〇:ありがとうございます!!

大将さんから生を受け取る

さ:乾杯!!

〇:乾杯!

ジャッキを当てお互いにゴクゴクと喉を鳴らしながら飲む

さ:……うまっ!

〇:ぷっはー!!!美味しい!!

さ:美味しいね!

〇:仕事終わりのビールは最高ですね

さ:だね!

〇:いつも1人でこられてるんですか?

さ:まぁそうだね……あとかっきーともくるよ

〇:賀喜さんと仲良いですもんね

さ:うん!

遠藤さんはそう言って生を飲む

さ:ぷっは〜!大将!もう一杯!あっ〇〇くんは?

〇:僕はまだ大丈夫です

飲むの早いなーなんて思いながら仕事の話とかしていった



少し時間が経ち遠藤さんはどんどん飲んでいった

〇:あの……遠藤さん?

さ:……うん?なぁーに?

〇:飲みすぎじゃ……

さ:じぇんじぇん!大丈夫だよ!ヒック……

〇:酔ってますって

さ:酔ってにゃい!

〇:にゃいって……

さ:えへへへ、〇〇くーん!

遠藤さんが僕の肩に顔を乗っける

〇:ちょっと、本当に酔すぎです、大将さむぐっ!

大将さんを呼ぼうとすると口を抑えられる

さ:だーめ!さくとお話するの!

やばい可愛すぎる……

さ:ねぇ!〇〇くんって……好きな人居る?

〇:え?

さ:……答えてくれないの?

〇:好きな人は……いないですね

さ:そっか……じゃさくにもチャンスはあるんだ

〇:……はい?

さ:えへへへ

いやいや!なんの微笑み?

〇:もぅだめだ、帰りましよう!

さ:え!〇〇くんの家行っていいの?

〇:いや自分の家に帰るんですよ

とりあえずこのままだとダメだと思った僕は遠藤さんを立ち上がらせて居酒屋のお支払いを済まして出た



〇:遠藤さん帰れます?

さ:えへへへ

〇:……ダメだ

普通に歩けてなく千鳥足になっていた

仕方ないと思った僕は遠藤さんの家まで着いていくとこにした

〇:タクシー呼んだ方がいいです?

さ:うーん……大丈夫だよ!近いもん!

〇:そうなんですね

さ:うん……じゃ行こー!

遠藤さんはそう言って僕の手を掴んできた

さ:えへへ、恥ずかしいね

やばい……遠藤さん完全に酔ってていつもと全然違う……

可愛すぎる……

それからお互いなんとも言えない雰囲気となり、黙って歩き始める

少し進んだところで遠藤さんが話始める



さ:……ねぇ〇〇くん

〇:はい?

さ:私ね……〇〇くんのことが……好き

〇:……いやいや!何言ってるんですか!遠藤さん酔すぎですよ

さ:えへへへ、私酔ってないよ?

〇:え?

さ:私お酒には自信があるの!

そういうと僕の手を離して普通に歩く

〇:……

さ:ね?私酔ってないよ、だから今の気持ちは私が普通に話したいと思って伝えたこと

〇:でもなんで……急に

さ:本当はもっと時間をかけて行きたかったんだけど、こうやって酔ったフリをして〇〇くんと話をして手を繋いでたらさ?思いが溢れてきて伝えたくなったの……ダメ?

〇:ダメじゃないですけど……ってことは全て作戦だったと?

さ:……うん、ごめんね?〇〇くんのことが好きだったから

〇:……僕嫌われてるのかと思ってました

さ:かっきーから言われた、いつも〇〇くんを見る目が睨んでるように見えるよって……

〇:でも、違ったんですねしかもその逆で好かれてた……素直に遠藤さんみたいな人に好かれてるの嬉しいですし……可愛いなぁて今日思いました

さ:……うん

〇:僕も……好きです

さ:え?

〇:積極的に来てくれた遠藤さんを見て僕好きになっちゃいました

さ:……本当?

〇:……はい

さ:やったー!!!じゃこれから〇〇くんは私の事さくらって呼んで!

〇:いやいや!無理ですよ!先輩をそんな呼び方……

さ:いいじゃん!!ね!

〇:……さ…さくら……さん

さ:もう!さんはいらない!

〇:いや流石に年上の人を急に呼び捨ては無理ですよ

さ:むぅ……まぁいっか!ね!さくらさんってもう1回呼んで!

〇:わかりました……さくらさん

さ:えへへへ、嬉しい!これからいっぱい呼んでね!

やばい……この笑顔……

可愛すぎでしょ……

さ:あっ!でも職場じゃいつも通りね!色々面倒だからさ!

〇:もし呼んでって頼まれても僕が断りますよ、上司を下の名前呼びってヤバいですし付き合ってるとか言われると面倒ですから

さ:じゃ2人きりの時はってことでよろしくね!

〇:……はい

僕は遠……さくらの押しに負けた

それから僕たちは連絡先を交換したりしてさくらの家まで送っていきその後僕は1人で家に帰った



次の日、職場に着くと今まで通りのさくらさんがいた

まぁ違うというと見てくる時の視線が睨んでるようにでなく見てー!みたいな甘々な視線なのだ

まぁみんなが気づいてるか分からないけど向けられてる僕からするとすぐに気づいた

そして気づいたらお昼になっていた

すると携帯に連絡があってお昼食べよって来ていた

僕はすぐにはい!と連絡を返して書かれていた会議室へ向かった

使われていない会議室に入るとさくらさんが満面な笑みで座っていた


さ:はい!これ私の手作り!!

〇:すごい!

さ:私頑張ったからねー!

人がいない会議室で2人きりで食べる

さくらさんがアーンしてくれる

〇:自分で食べますよ!

さ:もぅ!いいの!

さくらさんがそう言って強引に僕の口に入れてくる

〇:うまっ!

さ:やったー!!

〇:これ美味しすぎますよ!

さ:えへへへ嬉しい!!

〇:さくらさん料理得意なんですね

さ:まぁ頑張ったからね!〇〇くんのために!あっ!私にも食べさせてよ!

〇:え?

さ:いいでしょ?

そんな顔で見られたら断れないでしょ……

〇:……わかりました

僕はお弁当の具材を箸で掴みさくらさんの小さい口に入れた

さ:うん!美味しい!!〇〇くんに食べさせてもらったからより美味しいね!

あぁやばい……

さくらさんが可愛すぎる……

さ:〇〇くんはどうだった?私が食べさせたからより美味しかった?

〇:……はい

僕はさくらさんの甘々にやられ恥ずかしくて控えめに反応するしか出来なかった

さ:〇〇くん顔真っ赤だよ

ニコッと笑う

さ:ねぇ

〇:はい?

さ:私、〇〇くんのために頑張ったから頭撫でてもらいたいなぁ……

チラチラこちらを見てくる

〇:……仕方ないですね

僕は顔を赤くしながらさくらさんの頭を撫でた

さ:えへへへ、嬉しい……

それから僕とさくらさんはお互いに食べさせ合いながらお弁当を食べ終え遠藤さんが持ってきたデザートのみたらし団子を食べ始めた



さ:うまっ!

〇:ですね

さくらさんの嬉しいそうな顔を見て僕も嬉しくなる

さ:えへへへ、〇〇くん

〇:なんですか?

さ:大好きだよ!

世界一可愛い笑顔を向けられ恥ずかしくなる

〇:……僕も大好きです

恥ずかしくなりながらも思いを僕も伝えた

さ:えへへへ嬉しい!!

僕とさくらさんはお互いに笑顔になった

そして僕はそんなさくらさんの笑顔を見て絶対に幸せにしようと思った





数週間後……

咲:遥香さん!!

遥:どうしたの?咲月ちゃん

咲:最近!〇〇さんとさくらさんがものすごくいい雰囲気なんですけど付き合ってるんですか?

遥:え?知らないの?付き合ってるよ

咲:やっぱりー!私〇〇さんのこと好きだったのに……

遥:……まぁ仕方ないよ

咲:……はい

遥:今日飲みに行く?

咲:えっ!いいんですか!?

遥:うん!

咲:遥香さんー!!





さくらと僕の話はいつの間にか広まっており僕とさくらが結婚しますと話した時に驚く人は誰一人もいなかった

そして今はさくらは寿退社をして僕とさくら、子供3人で幸せに暮らし居てる






妄ツイ読んでくださりありがとうございます!!
今回はたこふすさんからのリクエストでさくを書かせていただきました!!
そして久しぶりの投稿になってしまい申し訳ありませんでした
神宮でライブを2日間見てちょっと疲れが溜まりまして夜寝てしまう体になりました…
睡魔に勝てない…
本当に申し訳ありません
今日から毎日投稿に戻るつもりですのでよろしくお願いします!!
さく本当に可愛いですよね笑
ライブで目の前で見たんですけど顔が本当にちっちゃかった
びっくりしましたね笑
神宮は色んな方に会えたので本当に幸せな2日間でしたね
最高でした!!
マシュマロなどに感想などお待ちしております!
質問でもなんでもいいです!
作品のリクエストもお待ちしております!
気軽に送ってきてください!
Twitterのフォロー、いいね、RTしてくださると嬉しいです!
noteのフォロー、そして作品のスキもしてくださると嬉しいです!
励みになります!
最後に駄文ですが読んでくださりありがとうございました!
それではまた!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?