幼なじみで年下彼氏の俺に大人ぽく思わせてドキドキされたいと思う年上彼女が可愛いすぎる……
ちりりりん!!!!
部屋の中に音が響いて俺は目を覚ます
〇:ふぁ……眠……
スマホの目覚ましを止めベットから体を起こす
〇:さて、着替えるか
俺がそう呟いて立ち上がり、下の階に降り顔を洗った
すると、インターホンの音が家に響くと同時に玄関へ母さんが出てくる
〇母:あ!〇〇おはよう!今日もちゃんと起きたわね、さくらちゃん来てるわよ
〇:わかった、俺が出るからいいよ
俺はドアの鍵を開けてドアを開ける
すると、そこには可愛い年上彼女であるさくらがいた
〇:さくらおはよう
俺が出るとさくらはテンションが下がる
さ:あーまた起きてる……起こそうとしたのに……
〇:そりゃ高校生だし自分で起きるさ
さ:むぅ……
頬をさくらが膨らませる
可愛いなぁと心の中で呟く
さくらは俺より1歳年上の幼なじみで今は付き合っており彼氏彼女の関係だ
お互いに幼い頃から想いあっていて俺が高校生になったと同時に勇気を振り絞って告白した
それから嬉しい日々が始まったのだが、最近何故か俺に大人ぽく思われたいらしく朝起こしに来たり、お弁当を作ってくたりする
別に大人ぽいのが好きだって言った記憶は無いし……
それに大人ぽいと思われたいってさくらが思うようになってから可愛いとか褒めると一瞬嬉しそうになるのだが不機嫌になるのだ……
まあそれも可愛いから俺はいいのだが
〇:とりあえずまだ支度とか済ませてないからリビングで待ってて
さ:……わかった
さくらを家の中に入らせ俺は自分の部屋に戻り制服に着替えた
〇:さくらおまたせ、学校行こ
さ:あ!〇〇!!わかった!!
〇:それじゃ母さん行ってきます
さ:行ってきます!
〇母:気をつけてね、〇〇さくらちゃんのこと守るのよ!
さ:だ、大丈夫です!!逆に私が〇〇のこと守るので!!
さくらが胸を張って言う
〇:いやいや、さくら大丈夫だよ、母さん当たり前だよ何があっても絶対守る
さ:……
俺が絶対守ると言うとさくらは顔を赤くして嬉しそうになった
〇:ほらさくら行くよ
俺がさくらの手を握る
さ:……は!う、うん!!行こ!!
俺とさくらは家を出て学校へ向かった
学校の校門をくぐるとさくらの友達であるかっきー先輩が話しかけてくる
遥:あ!〇〇くん!さく!おはよぉー!!
さ:あ!かっきー!!おはよう!!
〇:かっきー先輩おはようございます!
遥:ふふっ!今日も2人はアツアツだね〜!!手を繋いでいいなぁー!!さく顔真っ赤だよ?
さ:っ!!そ、そんなことないよ?手を繋ぐぐらい当たり前だからぜ、全然!!顔赤くないし!恥ずかしくないもん!!
遥:ふふ、必死に否定するさく可愛いー!!ねぇー〇〇くん!
〇:ははっ確かにそうですね
さ:もぅー!!かっきーも〇〇もいじらないでよ!!
遥:いじってないよー本当に可愛いねぇって言ってるだけだよね!〇〇くん!
〇:はい!!
さ:むぅ……
さくらがまた頬を膨らませる
本人は怒ってるぞーって思っているんだろうけど全然怖くないし逆に可愛いさが倍増している
そんなことを思っているとチャイムが鳴る
キーンコーンカーンコーン
〇:あ!早く教室行かないと!さくらまた!!お昼!!
俺はさくらの手を握るのをやめ、教室へ向かった
さ:はぁ……
〇〇急に行っちゃった……
もっと話したかったし……手握ってたかったなぁ……
私とかっきーは〇〇と離れ自分たちの教室へ行き席に座っていた
遥:もう、さくそんなに落ち込まないで?
さ:べ、別に落ち込んでないし……
遥:その反応で誤魔化そうとするのは流石に無理だよ
さ:うっ……
遥:ねぇ、なんでさくってそんな弱いのを隠そうとするの?
さ:そ、それは……やっぱり年上だし、いつも〇〇が大人ぽくて全然私にドキドキしてくれないから……私がそういう弱い所を見せないようにして大人ぽくなれば見せてくれるのかなぁ……って思って!
遥:なるほどね
さ:それに!最近の若い男の子は引っ張られる方が好きってテレビでやってたからさ!!
遥:ふふっさくは本当に〇〇くんのことが好きなんだね
さ:当たり前じゃん!!ずっと昔から一緒にいて私のことをいつも守ってくれて優しくしてくれてたんだから!!
遥:そっか、なら!いいこと思いついた!!
さ:え!何!!
遥:普段のさくの大人ぽいは褒められるのを我慢するとかだけど、そうじゃなくてさくがものすごく頑張ってグイグイせめるの!!そしたら多分普段のさくとのギャップ萌えが生まれてドキドキしてくれるよ!!
さ:なるほど……グイグイ攻めてギャップ萌え……ありがとう!!私頑張る!!
遥:ふふっそっか!
私とかっきーがそんな話をしていると先生がやってきた
かっきーは自分の席に戻って先生の話が始まった
昼間の授業を終え、お昼休みになりさくらとお昼を食べるため教室を出るとさくらが来ていた
〇:あ、さくら待った?
さ:ううん大丈夫だよほら!行こ!!
さくらがそう言うと俺の手を握ってくる
普段さくから握ってくることはあまりないため少しドキッとした
そして、俺とさくらお昼を食べるため屋上へ向かった
屋上につき俺とさくらは座る
さ:はい!今日も作ってきたよ!!食べて!
〇:さくら今日もありがとう!!
俺はさくらからお弁当を受け取り蓋を開ける
すると美味しそうな料理が広がっていた
唐揚げ、卵焼きとナポリタン俺が好きなものばかりが今日も入っている
他にちゃんと野菜も入っており健康面も考えてくれている
さ:さ!食べよ!!
〇:うん、そうだな!
さ:いただきます!!
〇:いただきます!!
俺はまず大好きな唐揚げを食べる
〇:美味い!!さくら流石だな!!
さ:え!そ、そうかなぁ……えヘヘヘ
さくらが頬を赤くする
最近褒めてもそんなことないよーとか言っていたのに素直に照れているさくらを見て俺は可愛いと思う
さ:あ!そうだ!!あーんしてあげる!
〇:え!ど、どうしたんだよ急に……
普段のさくらなら絶対こんなこと言わないのに……
さ:もしかして……嫌?
〇:いやいや!!そんなことない!
さ:ならいいじゃん!!ほらあーん!!
さくらは平然とした表情で俺の口元にさくらのお弁当の中に入っていた唐揚げ一個を箸で取って持ってくる
こ、これって関節キスってやつだよな……
俺たちキスとかもしたことないのに……
な、なんか恥ずいな……
でも断ったら多分さくら不機嫌になるだろうし……仕方ない!!食べるか!!
俺は恥ずかしさを捨て目の前にあった唐揚げをパクっと食べた
〇:う、うま!!
さっき自分が食べた時よりより美味しく感じた俺は思わず少し大きな声を出してしまった
さ:ふふっそっかなら良かった
〇:自分で食べるより美味しかったよ
さ:そうなんだ……ねぇ〇〇それじゃ私に食べさせてよ
〇:え?
さ:だからそんなに美味しかったなら私に食べさせてよ唐揚げ!
普段なら照れてそんな事言わないのに……な、なんだ今のさくらはものすごく大人ぽく見える……
〇:わ、わかった
さ:はい
さくらは小さい口を広げる
俺は自分のお弁当から唐揚げを箸でとって口元まで持っていく
するとパクっと可愛いらしく唐揚げを食べた
さ:もぐもぐ……
一生懸命唐揚げを噛むさくらの姿が可愛い
さ:ごくん……うまっ!!
目を大きく見開いてさくらが言う
さ:あ、ふふっ関節キスしちゃったね
はにかんだように微笑んでさくらが言う
〇:なっ……
俺はそんなさくらに心を改めて奪われる
や、やばい……めっちゃドキドキするんだが……
さ:ねぇこのままここで初キスしてみる……?
少しニヤッとしながらさくらが言う
〇:いやいや!!流石にそれはちょっと!!俺の心が持たん!!
さ:……なんで?
〇:さくらが大人ぽくてめっちゃ心がドキドキしてるから!
さ:っ!!やったー!!
さくらはさっきまでの大人ぽい雰囲気がなくなりいつものさくらのように嬉しそうになる
さ:私ものすごく頑張ったんだから!
えっへんをするさくら
〇:で、でもなんでこんなことを?
さ:それは大人ぽい私でグイグイせめたらドキドキしてくれるってかっきーが教えてくれたからさ!!
〇:な、なるほど……確かにめっちゃドキドキした
もしかして今までも大人ぽいことしていたのは俺をドキドキさせたかったからか?
もしそうなら可愛いな
さ:えヘヘヘやったー!!
子供みたいな満面の笑みを見せる
それから俺とさくらは一緒に仲良くお弁当を食べ終わった
さ:ご馳走様でした
〇:ご馳走様でした!今日も本当に美味しかったよありがとう
さ:お粗末さまでした、私は〇〇に美味しいって思われるだけで幸せだから大丈夫だよ
そう言ってさくらは立ち上がる
俺も立ち上がりさくらを呼ぶ
〇:なぁさくらこっち向いて
さ:えっな……っ!?
チュッ
時が止まったかのような感じでさくらは少し動きが止まった
〇:ふふさっきドキドキさせられたお返し、やられぱなしってのも癪だからさ
さ:な、なんで急に!き、キス!?
〇:だってさっきさくらから言っただろ?初キスする?って
さ:た、確かに言ったけど……
〇:もしかして嫌だった?
さ:そ、そんなわけなじゃん!!その逆で嬉しかった……えヘヘヘ
〇:なら良かったじゃん
俺がそう言うとチャイムが鳴る
キーンコーンカーンコーン
〇:あ!やべ!!さくら行こ!!
さ:う、うん!!
俺とさくらは一緒に屋上を出てそれぞれの教室に戻った……
妄ツイ読んでくださりありがとうございます!!
今回は以前アンケートで3位だったさくで書きました!!
いやーどうだったでしょうか笑
可愛いさくを書けたでしょうか?笑笑
やっぱりさくって書いていて楽しいですね!笑
可愛いなぁって思いながら書きました笑笑
それとアドバイスするかっきー優しいですね笑笑
あーいう友達いいですよね笑笑
マシュマロなどに感想などお待ちしております!
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最後に駄文ですが読んでくださりありがとうございました!
それではまた!
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