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恋を一度もした事がなかった私の初恋は突然やってきた!?

高校生2年生の夏

女子高校生なのでみんなが誰々がカッコイイとか誰々のことが気になってるーとか付き合ったーって盛り上がる

そんな中私はよく分からなかった

何故なら私は恋をしたことが一度もなかった

生まれてからずっと

気づいたら高校2年生

来年は大学受験で大忙だし、高校生のうちに恋をするなら今しかないだろう

今日前期の最終日、明日からは夏休み……

友達の梅と山の3人で一緒に帰っていた


梅:ねぇねぇ!!史緒里

史:うん?何?

梅:あのさ!夏休み私たち3人でプール行かない?

史:プール!?どうして?

山:もう!そんなの1つしかないじゃん!!出会いだよ!!出会い!!

史:で、出会いって言っても2人彼氏いるじゃん

山:そんなの史緒里の出会いに決まってるじゃん!

史:えぇ……いや、私はいいよ恋したことないし……それに多分私は一生恋できないんだと思う……

梅:それじゃ史緒里は本当に一生恋しなくてもいいの?

史:うっ……そ、それは……したいけど……

山:それじゃ行こ!!もし、今回のプールに行って出会いがなくてもまたどこか行こ!

史:な、なんでそんな私の為に?彼氏2人とも居るんだから私と遊んでていいの?デートとかした方がいいよ

梅:そんなの私達が友達だからに決まってるじゃん

山:うんうん!その通り!!

史:2人とも……ありがとう、でも私本当に恋とか分からないの……多分2人が今年の夏色んなところに連れてってくれても無理だと思う

梅:史緒里あのね?恋って言うのは突然始まるの!分からなくても勝手に始まって気づいた時にはその人のことばかり考えてて……ってなる!!

山:そう!私たちだって別に恋が絶対にしたい!って思ってしてる訳じゃない、普通に接してて気づいたらドキドキし始めて好きだなってなったの!

史:そ、そうなのかな……

山:そうだよ!それに別に私も梅も史緒里が夏休み中に恋に落ちなくても責めたりしないし!またの機会に!ってなるからさ!

梅:うんうん!行こ!プール!!

史:2人がそこまで言うなら……わかったよ私行く

山:おぉ!ほんと!!

梅:よし!それじゃさ!明日早速水着3人で買いに行こ!!

山:おぉっ!いいね!!行こ!!私達が最高の水着選んであげる!!男が悩殺するようなやつとか!

史:いや、私はシンブルなやつでいいよ、派手なヤツとか恥ずかしいし

山:そっかぁ……まぁ無理に嫌な奴着るのも良くないし、史緒里がこれだ!ってやつ買お!

梅:よし!それじゃ明日の朝!史緒里の家の前で!!

山:OK!

史:わかった!

私達はここで別れてそれぞれの家に帰った

プールなんて全然行かないし、そのため水着も友達と買うのは初めてドキドキとワクワクを持ちながら明日が来るのを待った……

次の日、私達は3人でショッピングモールに行き、楽しくお互いに似合うであろう水着を選びあって最後に購入して、プールに行く日を決めその日は解散した



そして、プールへ行く日になりまた私の家の前で集合で私が家を出ると2人が待っていた

山:お!史緒里おはよう!!

梅:おはよう!史緒里!!

史:2人ともおはよう!!

山:ふふっ!楽しみだね!プール!!

梅:うんだね!!史緒里は?

史:私はちょっと緊張してるけど……2人と遊ぶのは楽しいから今は楽しみの方が大きいかな!

梅:それなら良かった!それじゃ行こっか!

山:おぉー!!

史:うん!!

私達はまず駅まで行き電車に乗ってプールをやっている場所に向かった

受付をして更衣室に行き水着に着替える

着替えてる間山が変なテンションになりニヤニヤしながら着替えるのを邪魔とかしてきたりした

何とか着替え終わり私達は更衣室を出た



山:よし!それじゃいいプール入ろ!

梅:そうだね!

史:う、うん……な、なんか緊張してきた……変じゃないかな

学校の水着以外あまり来たこと無かったので緊張する

山:何それ、別に緊張しなくていいから!それに変じゃないし!楽しも!!

梅:その通り!!出会いを求めに来たけど別に絶対にしないと帰らないよって訳じゃないし!

2人が緊張している私に向けて笑顔で言ってくれる

史:そ、そうだよね!2人ともありがとう!楽しむ!!

私は2人のおかげで笑顔になりプールに入った

梅:プール気持ちいね

山:だね!なんか泳ぎたくなってきた!ちょっと泳いでくる!!

山は楽しそうにそういい泳いでいった

梅:山ったら1人で行っちゃって迷子とかならないかな……

史:ふふっ大丈夫でしょ、それに楽しそうだし山らしくていいんじゃない?

梅:まぁ確かにそっか

2人で笑いながらそう言った

私達は2人で軽く泳ぎながら楽しむ



梅:プール楽しいね!

史:ふふ!そうだね!

梅:あ!あれって……別のクラスの〇〇君じゃない?

史:〇〇君?

私は初めて聞く名前で誰だろうと思いながら梅が見ている方に視線を向けた

史:あの人?

梅:そうだよ、あれ史緒里知らない?

史:うん知らない

梅:そっか、別クラスの子で確かサッカー部に入ってて結構期待されてるらしいよ

史:へぇ……そうなんだ

梅:まぁでも史緒里が知らないなら話しかけなくていっかそれに山もいないし

史:分かった、って確かに山帰ってこないね……大丈夫かな?

梅:ちょっと探そうっか!

史:うん、そうだね

私達はメインの大きなプールを探したのだが山は見つからず一旦プールを出て別れて探すことになった



史:うーん……山いないなぁ……

私がキョロキョロしながら探しているとさっき梅が言っていた〇〇君が話しかけてきた

〇:あの、どうかしました?

史:え!

〇:あ、すいません踊ろかけちゃってキョロキョロしていたのでお困りかなって思いまして……良かったら手伝いますよ?

史:あ、いや大丈夫です、ご迷惑かけますし……

私は水着姿で男性と話すのが初めて緊張する

〇:迷惑じゃないですよ、困ってる人がいたら助けろ!っておじいちゃんによく言われたので!!

史:そ、それじゃ……手伝ってもらってもいいですか?

別に断ってその場から離れることもできたが〇〇君の目を見ていい人だなって思い断らず一緒に探してもらうことにした

〇:どんな格好してるんですか?

史:えっと、青いバラが色んなところにプリントされてるピンクの水着です

〇:分かりました、それじゃ一緒に探しましょ!!

私と〇〇君は一緒に山を探した

その間ずっと優しく話をしてくれて私はいい人だなぁと思った

気づいたら敬語とか使わず話していていた



〇:いやー妹と弟が来たいって言って父さんと母さんは2人を見守ってるので、1人になっちゃって暇してたんですよねー

史:そうなんだ……

〇:そういえば名前はなんていうの?

史:あっそう言えば言ってなかったね、私の名前は久保史緒里!

〇:史緒里か……いい名前だね!

名前呼びにドキッとする

〇:それじゃ俺の名前は……

史:知ってる!!

〇:え?

史:〇〇君でしょ?

〇:え、なんで俺の名前を?

史:ふふなんでだと思う?

私は少しイタズラぽく微笑みながら聞くと遠くから梅と山が一緒にやってくる

梅:おーい、史緒里ー!!山見つかったよ!って!なんで〇〇君がいるの?

山:ごめんごめん、ちょっとアイス美味しそうだなって思って買いに行ってた……本当だ!〇〇君じゃん

〇:あれ、梅澤さんと山下さんじゃん……どうしてここに……てか史緒里2人と知り合いなの?

史:うん、同じクラスの友達!

〇:えっ!そうなの!?

史:そうなの!ふふ、〇〇君の名前を知ってたのはさっき梅が〇〇君の事を見つけて教えてくれたから

〇:そういう事か……なるほど

梅:ちょっと!2人で話進めないでよどうして2人一緒にいるの?

史:あーそれは私が山を探してたら話しかけてくれて一緒に探すよって、それで〇〇君って知ってたしそれに優しそうだから一緒に探してたの!

梅:なるほど!そうなんだ、〇〇君手伝ってくれてありがとうね、ほら山!

山:うっ、〇〇君ごめんね私がアイス買いなんか行くから迷惑かけちゃって

〇:いや、全然いいよ迷惑とか思ってないし、それに史緒里と楽しく話できたし

史:ふふっ、そうだね

2人でそう微笑む

すると山と梅が耳打ちしてくる

山:ちょっと!〇〇君とめっちゃいい感じじゃん!!

梅:お似合いだよ!!もしかして史緒里……

史:お、お似合いってそ、そんな……

私は2人にお似合いだと言われドキッと心が高鳴り嬉しくなる

多分今の私は顔が赤いだろう

山:あー史緒里顔真っ赤じゃん!

梅:嬉しいんでしょー

ニヤニヤしながら山と梅が言う

〇:どうしたんだ?急に

史:い、いや!な、なんでもないよ!!

私は慌てながら言う

〇:そっか、ならいいけど……それじゃ見つかったことだし俺は1回家族の方へ戻るわ!それじゃ楽しんで!

〇〇君はそう言って歩いて行った

私は〇〇君が視界から見えなくなるまでずっと見続けた

その間私の心はドキドキしていた

山:ふふ!まさか史緒里の運命の出会いがこんな早く出来るなんて!!

梅:しかもその相手がサッカー部のエースなんて!!

史:これが……恋なのかな?

私は遠くなった〇〇君の姿を見ながら呟いた

山:そうだよ!絶対!!

梅:うんうんだって史緒里〇〇君を見る時恋する乙女の顔してたもん

史:恋する乙女なんて顔私本当にしてた?

山:してたしてた!

梅:そんなに不安ならさ!もし〇〇君が他の女性と仲良く手を繋ぎながら話してたらどう思う?

私は頭の中でその状態を考える

すると心がズキズキした

史:嫌かも……

梅:でしょ!それが恋だよ!〇〇君を他の人に取られたくないんだよ

史:そ、そっか……これが恋なんだ……

私は自分が恋したんだと教えてもらり心がドキッと高鳴った

初めての恋……初恋

こんな突然……来るなんて

私は嬉しくなった


史:ふふっ私恋してるんだ!

山:そうだよ!史緒里は〇〇君の事を好きに……恋してるんだよ!!

梅:それじゃ早速〇〇君にアプローチしよ!!

山:確かにせっかくの夏休みだもんね!!

史:え、でもどうやって誘うの?

山:あ、確かに……

私の発言に山の表情が固まる

そんな中梅がニヤニヤとする

梅:ふふっ実はね……私〇〇君のLIN〇知ってるんだよね!

史:えっ!本当に!?

梅:うん!!

山:でもどうして知ってるの?

梅:去年ね、文化祭の時に同じ係になってそれで係のみんな全員LIN〇を交換したの!

史:そうなんだ!!

梅:うん!今から〇〇君にLI〇Eして史緒里に教えていいか聞いてみる!!

史:えっ!?そ、それってどうやって〇〇君に伝えるの?

梅:えー見た感じ〇〇君も史緒里に好意的にしてるように見えたから普通に史緒里が仲良くなりたいって言ってるから交換してくれない?って送るつもりだよ

史:そ、それじゃもし断れたらどうするの?

梅:大丈夫だよ、〇〇君優しいし、それに今も言ったけど好意的に見てると私は感じたから大丈夫だよ

山:確かに!私もそう思った!

史:本当?

山:うん!本当!大丈夫だよ!私と梅を信じて!!

史:わ、わかった……

私は2人を信じることにする

梅:それじゃ多分今は私も〇〇君もスマホ持ってないから帰りに送ることにして!プールを楽しも!!

史:あ、確かにそうだね

山:おぉー!!

史:山はもう離れないようにね

山:はーい……

梅:ふふっ!じゃ行こ!!

私達はそれからプールを3人で楽しんだ

そして、帰り道の中梅がL〇NEを〇〇君に送る



史:う、うぅ……やっぱり緊張してきた

梅:大丈夫だって!

山:そうだよ!!

私が不安になっているとピロンッ!と梅のスマホが鳴る

画面を梅が確認する

梅:お!〇〇君だ!!

史:なんだって!!

梅:お!いいよだって!!俺も仲良くなりたいって思ってた!って送ってきてくれてるよ!!

史:えっ!ほ、ほんと!?ど、どしょう……嬉しい……

L〇NEを交換することができるとわかっただけなのにものすごく嬉しくなる

これが恋なんだ……

恋って凄いなって思った


梅:それじゃ〇〇君のQRコード見せるね!!

私は〇〇君のQRコードを読み込み交換した

私のLI〇Eの友達欄に〇〇の名前が入る

それを見るだけでニヤけそうになる

山:ふふっ完全に史緒里〇〇君に恋してるね

梅:だね、ちょっと前まで私本当に恋できるのかなとか言ってたのにねー

史:むぅ2人ともいじらないでよ、仕方ないじゃん好きになったんだから……

山:ふふでも私嬉しいよ!!史緒里が恋して!!誰かを好きになる素晴らしさわかったでしょ?

史:う、うん……まだ少しだけだけどわかった気がする

梅:本当に良かった!!ねぇねえ!!それじゃさ!今度夏祭りあるじゃん?みんなで行かない?私の彼氏の瑠斗と山の彼氏である颯汰も呼んでさ!!6人で!!

山:お!それいいね!!颯汰もいいよって言うと思う!!

史:ちょちょっと!待ってよ!2人は付き合ってるけど私と〇〇君はまだ付き合ってないよ?それに〇〇君だって他の相手いるかもしれないし……

梅:まだ断れてないのにそんなマイナスなこと考えないの!!ね!!

史:うぅ……

山:そのまま告白されるかもしよ?

史:こ、告白!?そ、そんなわけないじゃん!!

私は告白という言葉にものすごくドキドキする

山:分からないよー?ほら誘ってみなよ!!誘ってくれれば4人で力合わせて上手くいくようにするからさ!!

史:えぇ……でも……

私がそう言っていると〇〇君からLIN〇が来る

史:あ、〇〇君からだ

山:え、なんだって?

梅:気になる!!

史:えっと……〇〇です、これからよろしくね!だって!!

私は〇〇君からの初めてのLIN〇にものすごく嬉しくなる

梅:ふふっ、それじゃ返信しないと!!

史:う、うん!そうだね!!えっと史緒里です、さっきはありがとう!こちらこそよろしく!!これでいいかな?

山:初々しい感じがあっていいね!!

梅:うんうん!送りな!

史:わ、わかった!!

私はドキドキしながら送信ボタンを押した

するとすぐ既読が付いてサムズアップしている可愛い犬のスタンプが送られてきた

史:あ、この犬可愛い!!

山:〇〇君こういうの使うんだね

梅:だね、LIN〇やってるけどスタンプは私使われたことないや、これは!いいかもね!!

史:え!本当!?

梅:うん!このまま夏祭りの事誘いな!!

史:ほ、本当に誘うの?

梅:うん!私たちの名前出して、みんなで行こってなってさぁーって言えばいいよ!!

史:それなら……まぁ……わかった!送る!!

私はモヤモヤしてる自分を抑えて文字を打って送信ボタンをまた送った

山:なんて送ったの?

史:えっと、梅と山達と今度の夏祭り行くんだけど〇〇君も一緒に誘うってなったんだけどどうかな?って送った!

すると直ぐに既読がつく

そして、返信が返ってくる

史:あ!返ってきた!!

山:なんて返ってきた?

史:えーと!いいの!?嬉しい!!絶対行く!!だって!!

梅:おぉ!やったじゃん!!これで夏祭りより楽しみになったね!!

山:そうだね!!みんなで楽しんで!最高の夏祭りにしよ!!

史:うん……そうだね!!

私は夏祭りが楽しみになった

それから色々3人で楽しく会話をしながらそれぞれの家に帰った

そして、夏祭りの日になり私はウキウキしながら家にあった浴衣を来て集合場所の駅前へ向かった

駅前に着くと梅と山が待っていた



史:梅!山!!おまたせ!

梅:あっ!史緒里!!

山:全然待ってないよ!史緒里!

梅:史緒里浴衣可愛いね!!

山:似合ってる!!

史:エヘヘそうかな〜?

私は褒められて恥ずかしくなる

梅:うん!〇〇君もイチコロだよ!!

山:告白されちゃうね!!

史:こ、告白!?前も言ってたけどされるかな……?

山:史緒里の可愛さとその浴衣が合わさった今は最強だから有り得るよ!!

梅:ふふっ!かもね!

史:そ、そうかなぁ……もしそうなら私……どしよう!!

梅:そんなのOKすればいいんだよ私も好きです!って!

山:うんうん!!

史:そ、そっか……が、頑張る!!てか!梅も山も似合ってる!可愛い!!颯汰君達を照れさせられるよ!

山:えぇ〜そうかな〜ありがとう!

梅:ふふっ、ありがとう!

私達が3人で話していると颯汰君、瑠斗君、〇〇君が一緒にやってきた

颯:おっ!美月!

山:あ!颯汰ー!!

颯:浴衣似合ってるね

山:エヘヘありがとう

瑠:美波!!おまたせ!!

梅:瑠斗!!全然大丈夫だよ3人で楽しく話してたから、それに予定時間よりまだ早いだし!

瑠:そっか、浴衣似合ってるね

梅:ほんと?ありがとう!

〇:久しぶり史緒里

史:ひ、久しぶり!!〇〇君!!

〇:浴衣めっちゃ可愛いね!似合ってる!!

史:えっ!そ、そうかなぁ……

〇〇君に可愛いと言われ恥ずかしくなる

梅:そういえばなんで3人一緒に来たの?

瑠:あーそれは俺たち実は去年同じクラスでさL〇NE交換してあって家も近かったし一緒に行こーぜってなったんだよ

梅:同じクラスだったのは知ってたし颯汰君と瑠斗が仲良いのは知ってたけど〇〇君と交換するぐらい仲良かったのは知らなかった

山:私も知らなかった

颯:別に言うことじゃないかなって思ってたから

梅:まぁ確かにそうだね、よしそれじゃそろそろ行く?

史:私はいいよ!

山:私も!!

颯:それじゃ俺も

瑠:もちろん俺もいいぞ!

〇:俺も大丈夫!!

梅:それじゃ行こっか!!

山:おぉー!!

私たちは一緒に電車に乗って夏祭りへ行った



山:着いたー!!ねぇねぇ!!りんご飴食べたい!!

颯:ちょっと美月みんなと回るんだから行こうとしないで

山:えぇー食べたいのに……

梅:颯汰君ありがとうね、山、後で買いに行くからみんなで回ろ!

山:……わかった

〇:史緒里は何か食べたいのとかある?

史:私もりんご飴かな?

〇:りんご飴好きなんだ俺も好きだよ!

史:えっ!す、好き!?

好きという言葉に駅前で告白されるかもと言われた為敏感になりビクッとなる

〇:うん?好きじゃないの?

史:え!あっ!りんご飴だよね!!す、好きだよ!!

〇:ふふっ、変な史緒里

私は恥ずかしくなりながらみんなと一緒に夏祭りを歩き始めた

少しすると私と山が食べたいと言っていたりんご飴のお店が見える



山:あ!りんご飴だ!!買お!!

梅:ちょっと!山!もぅもし外れちゃったら大変なのに……

史:まぁいいじゃない?山らしいし

颯:なんか美月がごめん

梅:いや!颯汰君が謝ることじゃないよ!とりあえずあのりんご飴のお店に寄って買お!

史:うん!!

みんなでりんご飴屋に行き購入して食べる

山:うん美味しい!!

史:パクッ……美味しい!!

〇:うん!本当だ!美味しい!!

山:あーりんご飴最高ー!!美味しかったー!!

颯:な!美月もう食べたの!?

山:うん!!

颯:そんな勢いよく食べてお腹壊すなよ?

山:大丈夫だよ!!あとたこ焼きとかかき氷も食べたい!!

颯:おいおいそれは流石に食べ過ぎじゃ……

山:むぅ!何?食べたら太るって言いたいの?

颯:いやいや!そういう訳じゃないんだけど……

梅:颯汰君大変そう

瑠:ふふ、確かに

梅:でも山がそんなに食べるなら私も食べようかなぁ……

瑠:いいんじゃない?たまには!俺も食べたい!!

梅:あ!それじゃ1個を半分にして食べよ!!

瑠:おぉ!それいいな!!

山:瑠斗君優しいなぁ……

颯:なんだよその言い方別に俺は美月が心配で言ってるんだよ

山:ぶぅ……

〇:仲良いね

史:ふふっそうだね

私達が話していると梅が話しかけてくる

梅:あ、〇〇君と史緒里移動するけどりんご飴食べ終わった?

〇:あ、食べたよ!

史:うん!食べたよ!

それから色んなお店に行き山達は言った通り沢山食べた

花火が始まる時間が近づいてきたので屋台のところを抜け広場へ向かおうとなった



梅:よし!それじゃ行こっか!

山:あ、あのさちょっと私お腹痛くなってきたからトイレ行ってくる

颯:はぁやっぱり言ったこっちゃない

山:ぶぅだって食べたかったんだもん

颯:まぁいいやそれじゃ俺も一緒に着いて行くから先に4人で行ってて!

梅:わかった!それじゃ連絡入れて!!

山:本当にごめん!!行ってくる!!

颯:それじゃまた!!

梅:それじゃ私たちで行こう!!

瑠:うん!

史:そうだね!!

〇:わかった!!

私達は話をしながら広場に行った



梅:よし!それじゃ場所取りしよっか!!

瑠:そうだな……ってあれスマホがない!!

梅:えっ!?嘘っ!!ほんとっ!?

瑠:う、うん……

梅:はぁ……どうするのよ……あーもう!仕方ない!!史緒里、〇〇君ごめん!!先に場所取りしててもらっていい?

史:大丈夫だよ!

〇:うん、任せて!

梅:私達で探してくる!!

瑠:美波、久保さん、〇〇ごめん!!

梅:もう謝ってる時間あったら探しに行くよ!!

瑠:う、うん!

梅も瑠斗君が行ってしまい〇〇君と2人きりになり緊張する

史:……とりあえず場所取りしよっか!

〇:……そうだね!!

とりあえず良さそうな場所を取ることができた



〇:あとはみんなが戻ってくるのを待つだけだね

史:そうだね、でも梅達は分かるけど山たち遅いね

〇:確かに……どうしたんだろう

史:LI〇Eしてみるね!!

私はスマホを出してLIN〇してみるがなかなか既読がつかない

史:既読つかない……

〇:まじかぁ……人が沢山いるからネット調子が悪いのかな

史:あーそれはあるかも……

〇:てかもう人後ろに沢山いるから来てもここまで来れないかもね……

史:確かに……どうしょう……

私がそう呟くとアナウンスが鳴り花火大会が始まると言い始める

史:あ、やばいもう始まっちゃう……

〇:もうこうなったら仕方ないから俺たちだけでも花火見てどこかで4人も見てることを祈ろう!

史:うーん……まぁそれしかないね!

私達は4人が戻ってくるのはほぼ無理だと諦めて2人で見ることにする

2人で見ることになったことで余計に〇〇君を気にしてドキドキが加速する


〇:お、始まるね!!

史:そ、そうだね!!

〇:一緒にカウントダウンだって!!

史:う、うん!!

みんなでアナウンスと共にカウントダウンをする

〇&史:3・2・1・0!!

0と言った瞬間

夜空に綺麗な花火が咲く

私はドキドキを忘れ花火に目を奪われる

史:わぁ……綺麗

〇:うん、綺麗だね!!

史:本当綺麗!!あ!あの花火私の好きな色!!

〇:そうだなぁ……あの赤のヤツとか!

史:あーいいね!!

お互いに近い距離で見つめ合い笑い合う

私はまたドキドキがうるさくなる

うっ……〇〇君カッコよすぎる……

だ、大丈夫かな?私……化粧落ちてないよね?




〇:……好きだ




私は自分の中で色んなことを考えてる中〇〇君が発した言葉が耳に入る

小さい声で本当なら花火の音に消し去られてるはずなのに……確かに聞こえた


史:……え?

〇:……あっ!な、なんでもない!!ご、ごめん!!

史:い、いや!謝らなくていいよ!今……好きって……

〇:うっ……き、聞こえてた?

史:う、うん……

〇:……今史緒里を見たら想いが溢れて……気づいたら呟いてた……

史:え、えっと一応聞くけど……好きって私の事だよね?

私たちが話してる間も花火がいくつも夜空に咲くが私達はお互いのことしか目に入ってなかった

〇:も、もちろん……史緒里の事……あのプールであった時から……

史:えっ!そ、そうだったの!?

〇:……うん最初は困ってる様子だったから話しかけただけだったんだけど話するにつれて史緒里に見とれて……気づいたら好きになってた

史:そ、そうだったんだ……

〇:し、史緒里は?

史:わ、私も……私も〇〇君のことが好き!あのプールの時から!

〇:えっ!?し、史緒里も!?

〇〇君は驚く

史:うん!

〇:そ、そうだったんだ

史:……実は初恋なの

〇:えっ!?そうなの!?

史:今まで恋したことなくてあの時も山と梅に出会いをするぞー!って言われて連れていかれて……それで色々あって〇〇君と話をして気づいたら好きになってた

〇:そうだったんだ

史:うん

〇:史緒里の初恋相手になれて……初めての彼氏になれて嬉しいよ

史:ふふっなんかそう言われると恥ずかしい……

〇:これから改めてよろしく、史緒里

史:うん!よろしく!!〇〇君!!

ニコッとお互いに微笑む

史:あ、花火!!最後のやつだ!!

夜空を見上げると締めの1番大きな花火が夜空に咲いていた

〇:お!本当だ!ほぼ見なかったね

史:でも付き合うことができたよ?

〇:あ、確かにそうだね

史:そういえば帰りどうするんだろう

〇:梅澤さんに連絡入れてみたら?

史:そうだね!!

私はスマホを取りだし画面を見てみると梅から既にLIN〇が来ておりその内容は……




梅:史緒里!〇〇君と付き合えた?笑
実はね!私達が離れたとはたまたまじゃなくて作戦でしたー!!笑



私は驚いて急いで返信した

史:つ、付き合えたけど、梅作戦ってど、どういうこと!?

私が返信するとすぐ既読が付いて次が送られてくる



梅:お!付き合えたんだ!!良かったー!それじゃ作戦を説明するね!
実は〇〇君が事前に史緒里のことを好きなのかを瑠斗と颯汰君に聞いてもらってたの!
それで好きだって知ったから今回2人っきりにしたら告白する確率は高いって思って今回色々理由をつけて花火を見る瞬間を2人っきりにしたの!

史:そうだったんだ、全然気づかなかった、色々とありがとう作戦のおかげで付き合えた

梅:ふふっ!2人が付き合えて良かったよ!!おめでとう!!また後で直接祝うね!!それじゃ付き合いたてのカップルをお邪魔するのもあれだから私達既に合流してるから先に帰るね!!それじゃ気をつけて!!

史:わかった、ありがとう!たのしみにしてる!!それじゃ!バイバイ!!

私がそう送るとグッとのスタンプが送られてきた




〇:史緒里?どうしたの?ずっと画面を見て……梅澤と連絡取れた?

史:あ、う、うん!!じ、実はさ!

私はさっき知った事実を〇〇に話した



〇:えっ!?そうだったの!?知らなかったし気づかなかった……

史:みんなに後でありがとうって言わないとだね

〇:うんそうだね!よし!それじゃ2人で帰ろったか!

史:うん!!

〇〇君が優しく手を私に伸ばしてくる

私はその手を握り歩き出して、2人で仲良く話しながら家に帰った



それから残りの夏休みは〇〇君と一緒に過ごして二学期の初日、私は〇〇君と一緒に登校した

梅と山に誘われたあの日まさか本当に私が恋するなんて思ってなかった、恋というのは突然する……いや落ちるものなんだと知った

それから私は〇〇君と一緒に付き合い続け結婚して2人の子供が産まれ幸せに暮らしている











妄ツイ読んでくださりありがとうございます!!
この作品はたつまるさんの企画参加作品です!!
ヒロインいや!今回は主人公ですね!!
主人公は推しである久保です!!笑
そして、久しぶりの投稿すいません!!
なかなか書く気持ちが作れず気づいたらこんなに日が経ってました笑
あと、今回の文字数1万文字となっております
読んでくださり本当にありがとうございます!!笑
久保の1つの視点でまさかここまで書くとは自分でも驚きです笑
それと、次の投稿ですが今週か来週のどこかだと思いますのでもし良ければ楽しみにしててくださると嬉しいです!!
よろしくお願いします!!
マシュマロなどに感想などお待ちしております!
質問でもなんでもいいです!
作品のリクエストもお待ちしております!
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最後に駄文ですが読んでくださりありがとうございました!
それではまた!

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