釈放後の話

アパホテルにチェックインして、10万円を貸してくれた知人に電話して感謝の気持ちを伝えて次に駒田に電話した
駒田も釈放されて家族のもとに帰ったと報告を受け、釈放祝いで一緒に飲もうということで3月に一緒に飲んだ居酒屋で飲むことになった
アパホテルに迎えにきてくれることになり、私は待ってる間シャワーに入り念入りに体を洗い駒田が迎えにくるのを待った
時間になり駒田は家族を連れて私を迎えにきてくれた
この日は駒田と二人ではなく駒田の家族と一緒に釈放祝いをすることになった
居酒屋に入り、まずは駒田の家族に今回の件で迷惑をかけたことを謝罪し、その後は駒田と私で勾留中の出来事、取り調べの時に聞かれたことを話した
駒田は釈放される二日前には取調官に荻津は『建築士の試験すら受けていなかった』と聞いていたそうだ
駒田が取調官に「行政書士は?」と聞くと取調官は『行政書士も試験すら受けていなかったです。後は察してください。』と言われたらしい
何を察してくれと言ってるのか解らないが、とにかく二日前には照会結果が出ていたということだ
ようするに釈放される二日前に照会結果が出て翌日荻津は検事から呼び出しがあり、ようやく自分は試験も受けていない無資格者だということを認めたということである
私も駒田も荻津が我々に謝罪したいと言っていると検事から聞かされてお互い耳を疑ったが、照会によって建築士や行政書士を詐称していたことが捲れた後、検事の前で謝罪したいと言っていたのであれば嘘はないだろうと思い私は荻津にインターネット上で全てに対して謝罪するように伝えて欲しいと検事に頼んだことを駒田に教えた
色々お互いの心境を語り合った後、駒田は留置所生活が染みついていて21時前には眠たくなってしまい、家族と帰ってしまった
私は留置生活のストレスが全く解消されていなかったので一人ひたちなか市の繁華街を飲み歩きアパホテルに帰ったのは深夜3時過ぎだった

朝起きてチェックアウト後、私は釈放されたら絶対に食べようと思っていたご当地B級グルメのスタミナラーメンを食べにいった
行列が出来ている店に並び、ようやく食べたスタミナラーメン
味は読者の皆様のご想像にお任せします


留置生活中に絶対に食べようと思っていた、いずみ屋のうどんも水戸の分店まで食べに行った
看守に勧められたカレー付けうどん
太くてのど越しが全くないうどん
味は読者の皆様のご想像にお任せします

数日関東に滞在して荻津がどのような謝罪をするのか見ていたが資格を疑った人達に放った暴言、ネットリンチ、検事に言っていた我々への謝罪が全くされていない自己保身しか考えていない作文を見て許せなくなり、刑事告発することを決断した
私は駒田に荻津が正直に今回のことを包み隠さずに謝罪したら告発はしないと話していた
だから関係者各位に向けた作文を見て荻津に裏切られた気分だった






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