逮捕拘留生活そして釈放

検察庁から常陸太田書に戻る道中、護送車の中から外を見て地理を確認した
水戸から常陸太田はどれくらい距離があるのかビジネスホテルはあるのかを確認したがビジネスホテルは見当たらなかった
頭の中は常陸太田署を出た後、どのように行動すればいいかだけだった
常陸太田署の場所は隣にセブンイレブンがあるだけで回りは田んぼだらけなのは3度の検察調べに向かう移動の際に分かっていたので泊まる場所、移動手段の心配をしていたのだ
常陸太田署に着いたのは16時過ぎ
そこから檻の向かいにある私物を取りに行き檻の中にいるBL本男に向かって手を振り、無言の別れの挨拶
いつも身体検査をする部屋に連れて行かれ逮捕された時の私服や靴を返却してもらう
この日の看守は私に嫌がらせをしてきた看守で、私物受け取りの時は、その看守と上司の係長がいた
運動の時間、同じく留置されている人達と会話した時に、釈放になったら必ず上司にジェラードン(虐めをしてきた看守)から酷い扱いを受けたとチクってやろうと話していたので私がそれを実行した
係長に今留置されている人達がこの看守に嫌がらせを受けていること、皆で常陸太田警察署長宛に抗議文を送る話をしていることを伝えた
係長は平謝りしてきて私の目の前でジェラードンに説教をして後から他の人にも謝罪すると言ってきた
ジェラードンも私に頭を下げてきたのでスッキリして留置所を出た
留置所から常陸太田署内に向かうと私を逮捕した刑事2人が私を待っていた
私は驚いた
この2人はこの日、当直明けで休みだと聞いていたからだ
押収されていたスマホやパソコンを返してもらい、2人は私に笑顔で「おめでとう!」と言ってきた
私は内心、お前らが最初から照会かけて荻津が資格を詐称していると調べあげていたら逮捕にならなかっただろと思ったが、今は迎えに来てくれたことの方が嬉しかったのでそれは言わなかった
刑事と一緒に常陸太田署を出て嬉しさが込み上げてくる
刑事「久保さん!今日は当直明けで休みだったけど久保さんが釈放になったっていうから俺達が迎えに行かないといけないと思ってきたよ!シャバの空気は美味しいでしょ?セブンイレブンに寄ってビールでも買って飲んだらいいんじゃない?」
私は刑事達が随分ご機嫌取ってくるなと思いながらもビールでも買って飲んだら?と言われ、現金をあまり使いたくなかったのだが誘惑に負けて隣のセブンイレブンに行きビールと煙草を買い、セブンイレブンの外で16日ぶりの酒と煙草を味わった
こんなに美味しい酒と煙草は過去イチだった
500mlのビールをすぐに飲み干したら刑事が、「久保さん、もう一本いっちゃおう!」と勧めてきて私はお言葉に甘えてビールをもう一本購入して一気に飲み干した
ビールを飲み干した後、刑事の車に乗り常陸太田署を後にした
移動しながら刑事と色々な会話をした
刑事「我々も逮捕なんてしたくなかったんだよ。」
私「嘘つくなよ(笑) 前日に北海道にきて温泉入って居酒屋で飲んでからガサにきてるんだから、ある意味観光したくて逮捕状請求したんだと思ってるよ。」    
刑事「そんなことないって 久保さんだってタダで茨城に来れたんだから良かったでしょ(笑)」
私「茨城に行きたいなんて思ったこともないわ(笑)」
刑事「これから東京に戻るんでしょ?北海道より近いよ。」
私「朝6時にガサ入って逮捕されて茨城に連れてこられて金も持ってきてないし部屋の鍵すら持ってきてないんだから北海道に戻るしかないだろ。」
刑事「茨城を満喫して帰って(笑)」
私「ところで荻津は何なの?私の言った通り無資格者だっただろ?あんたらや検事にまで嘘ついてたんでしょ?」
刑事「試験すら受けてなかったのは驚いたよ。ふざけてるよね。」
私「は?試験すら受けてなかったの?」

荻津が試験すら受けていなかったという話は帰りの道中で刑事から聞いたのだ

刑事「もう荻津に関わりたくないから、もう何もしないで欲しい。」
私「それは無理だね。何年間も資格を詐称して騙していたのは許されないから今後の荻津の動きを見て考えるよ。」
刑事「それは何をするの?」
私「とりあえず建築士法違反、行政書士法違反で刑事告発は考えてるよ。ひたちなか警察署に告発したら塩漬けにされると思うから水戸検察庁に直接持っていかせる。検察から下りてきたら、ひたちなか警察も動かざるを得ないだろ?」
刑事「そうだけど。もう荻津と関わりたくないから民事にしてくれない?」
私「民事は民事で考えてるよ。」
刑事「インターネット内のことは、もう勘弁して」
私「そんなの私に言うなよ。ちゅみウス垢を動かしてる人に直接言ってくれ。」
刑事「久保さんから言ってよ」
私「無理無理。私がちゅみウス垢を動かす事はないけど荻津の嘘で多くの人が騙されているんだから情報は渡すよ。」

風呂も入らないで釈放された為、頭がボサボサでヤバかったので那珂市のGUに寄ってもらい帽子とシャツを買い移動した
私は水戸に行きたかったのだが送ってくれた先は、ひたちなか市だった
3月以来の勝田駅に降ろしてもらい私は3月以来のひたちなか勝田駅前アパホテルへと直行した。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?