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真木あかり
2018年8月11日 00:55
年齢を重ねれば重ねるほど、さよならの意味は多様になる。きっぱりと「さよなら」と言えることだけでなく、ひっそりと消えることもまた「さよなら」であることを知る。そもそも関係を始めないという「さよなら」の選択もある。そして時間が経たないと見えてこない「長いさよなら」もまた、あるのだ。于武陵の「勧酒」という漢詩がある。勧酒勧君金屈巵満酌不須辞花発多風雨人生足別離これをしみじみと情のある
竹内孝治|マイホームの文化史
2018年8月2日 22:29
学研の教材を手がけたことでも知られる工業デザイナー秋岡芳夫(1920-1997)。彼が監修した「『悪魔の住居』学」が今は亡き雑誌『ダイヤモンド・ボックス』の創刊号(1980.4)に掲載されています。なんとも物騒なそのタイトル。「『悪魔の住居』学」であって「『悪魔』の住居学」ではない。秋岡は建築家ではないけれども、すまいについてあれこれと語っていて、自らの工房を設計したりもした人物です。それでは