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28歳の今、BUMP OF CHICKENのorbital periodを聴きなおしたい
BUMP OF CHICKENがアルバム「orbital period」を出したとき、私は中学生だった。
母の影響で小学生の頃にユグドラシル以前の曲を聴くようになってから、私にとって初めてのBUMP OF CHICKENの新しいアルバム。
当時、新鮮な、でもどこか耳に馴染んだメロディーの数々に感動し、歌詞のあらゆる部分に共感し、夢中で聴いた。
けれど中学生の私にとって、28歳なんてかなり年上で大人で、解っているふりをして解っていない歌詞もあった。
そもそも、orbital periodを何て読むのかすらも曖昧な理解で、更にやたらと28歳を押し出してくるのは何故だろうと思っていた。
今改めて調べると、orbital periodは「公転周期、軌道周期」の意味であり、人は皆、28歳を迎える誕生日は生まれた年と同じ曜日という28周年の法則があるそうだ(365日すべての曜日が同じになるのが28年周期)。
BUMP OF CHICKENが全員28歳になる年に発売されているアルバム。
月日が廻り、ぴったり皆が生まれたゼロの日付に戻る歳。
素敵だ。
28歳になった今、多少は経験が増え、成長した部分もあれば退化した部分もあるかもしれない。
でも、聴いて感じることに、当時よりも幅が出てきた。
orbital periodは彼らが同年代のときに感じるものを描いてくれているから、同じくらいの月日を生きてきた等身大の気持ちで聴くことができる。
これってこのアルバムに関しては、今しかできない聴き方だ。
そして、中学生当時はただただ感服するだけだったのに、今は微笑ましく思える歌詞なんかもあったりする。
これってすごいことだなぁ。
私、大人になっている!
orbital periodは、「色々と何かがわかってきたけれど、まだ少し泥臭い部分も残る、自分という存在を確立していくアルバム」という印象で、そこがまた同年代の男の子達が築き上げている世界だなぁと思う。
それにしても、こんな見方ができるようになるとは当時は思っていなかったので、やっぱりしみじみと感動。
いっぱいいっぱい聴こう。
新たな28周期の始まりの歳、どんな冒険をしようかな。