オッサン化しない為に。
私が意識していることがある。それは、なるべく否定をしないということだ。大学生の頃読んだ本の中で、オッサン化という言葉を見たのを覚えている。
オッサン化は、単に年齢を重ねたからそうなるわけではない。歳を重ねていたとしても、若い人はたくさんいる。しかし逆に、年齢は若くとも、オッサン化している人もいる。
どのようにしてオッサン化してしまうのか。
それは、新しいものを受容しないことにあると考えている。私の考えが正しい、それはおかしい、失敗するだけだ、と決めつけ、何も動かない。
たしかに変化することは面倒くさいこともある。新しいことを始めることは労力がいる。それを何の抵抗もなく、さっさと行動に移せる人もいれば、重い腰を上げて動く人もいる。しかし、全く動かない人もいる。
私は、自然の摂理で考えて、変わらないことこそが自殺行為だと思うようになった。度々思い出す言葉は、「情報は普遍だが、人間は変わる」である。
オッサン化する人は、それを理解していないのかもしれない。「オレは変わらないぞ」と意固地になっている。私からすれば、貴方もこれまで散々変化してきたはずだと思わざるを得ない。小さな頃に抱いていた夢を、今叶えている人はどれくらいいるだろうか。その頃とは全く異なる姿になっているのではないだろうか。
そう、きっと変わっているのだ。
私は、私の気に入ったたくさんの言葉に、よく支えられている。好きなことをする、自分自身を否定してみる、投資は哲学、等々、何かにつけてたくさんの言葉から、行動指針を決めることがある。それらがあるおかげで、変わるということに抵抗を感じない。
オッサン化した集団は、強固だ。その方が圧倒的に楽だからだ。変わらないことは、思考をする必要が無くなる。
私はなるべくオッサン化しないように、新しいことに片足を突っ込んでおきたい。いつでも、どこでも動けるように。