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2031年の政治家のSNS戦略

地方の首長たるもの、SNSを効果的に運用し、自身の自治体の活動を多くの国民に知ってもらう必要があるだろう。

現在も、@kubicho_7yearsというTwitterアカウントで、あーでもない、こーでもないという情報発信をしている。
ので、そちらのアカウント運用のヒントも得たい。

それだけではなく、
SNSを通して自身が何を考えて自治体の舵を切っているのか、自身のブランディング等を含めて都道府県民の理解を広く得る必要がある。

昨今の政治家のSNS発信は街頭に立って演説するより効果的な場合も多くあるだろう。
デジタル相の河野太郎さん、自民党の小野田紀美参議院議員、明石市の泉市長等はSNSを活用して、日々の業務を共有することで親近感を覚えてもらえたり、活動を知ってもらえるような構図になっている。

河野太郎さんに関しては、実際にtwitterで受けた空港の入国時の手続きに関わる要望を取り入れて、実際に改善に乗り出しているからすごい。これができるのがわかったので、当たり前に今すぐ全大臣やってほしい。できない大臣の仕事ぶりがそういうところでももっともっとわかるようになれば良いのではないか。

話が逸れたが、上記の通りこれからの政治家とSNSは切っても切り離せない関係にあるといえる。

そこで、今回は「パソコンも持ってなかった私がTwitterで年商1億円稼ぐ理由。」を読み、SNS特にTwitterの活用に関して学びを深め、2031年の政治家に必要なSNSの運用方法を学んでいきたいと思う。


まず、著者の紹介を軽くしたいと思う。

時代と寝る女 あいめこ

この名前に惹かれて、つい本屋で手に取ってしまった。

彼女は中学からネットに触れてきて、ネットが彼女の生活空間の1つだったという。
大学で水商売に明け暮れ、中退。
塾講師を始め、同業者と結婚。
子どもを授かるが、夫が子育てに興味がない&激務だったため子ども2人を抱えながらほぼワンオペ状態。
そんな中、家計が苦しくなった著者は家でできるアフィリエイターやクリエイターとして日銭を稼いでいった。
コロナ禍でオンラインキャバクラに可能性を見出し、事業を始めた経験をきっかけに、SNS運用代行の会社も起こし、今に至るというストーリーだったかと思う。
最初はパソコンを使って文字を打てなかったというのだから、大変な努力家であると感じた。

そんな彼女のSNS運用ノウハウの中から、実際に2031年の政治家のSNS運用の実践に落とし込めそうなものをピックアップし、下記の2点に分けて紹介していく。


愛されるアカウント作り編

必要なコツ
・ひまつぶしにでも見てもらえる内容にする
これは、なるほどと感じた。
そもそもこちらとしては、大真面目にSNS運用をしているという前提から必死に何かを伝えたり、訴えたりしがち。
それにリアクションするのはユーザー側で、ユーザーがどんな時にSNSを使うかというと基本的には「暇な時」であるということだ。

・キャラクターを明確にして、強く尖らせる
-ストーリー作り(成長過程を見せる)
キャラクターを明確にすると、覚えてもらいやすいとのこと。
確かに、この人はいつもキレているとか、正しいことを突き通すみたいなイメージがあると記憶に残りやすいですよね。

成長過程を見せるというのは、
ストーリーを共有するということだろう。

例えば、私のストーリーを共有すると、、

小学生の頃父親がライブドア株で失敗し、2000万の損失。
そしてアンチホリエモンに。
生活はみるみる貧しくなり、毎日納豆ともやしで生きていた。。。
それでも立ち上がり、政界を目指し日々自己研鑽に励んでいる。
今年27歳。8年後に地方の首長になる漢だ。
なんてストーリーがあると読者は多少引き込まれるわけだ。
(ちなみに実話)

キャラクターの話と似ているが、その人のストーリーを知るとより身近に感じ、共感や応援を呼ぶ。認知が広がる&深まるということなのかと思う。

・応援したいと思えるようなアカウントにする
-ポジティブなエネルギー
-誰かが嫌な気持ちになることは言わない
この2つは似ている。悪口や愚痴、目的のない批判は自分の気持ちはスッキリするが、読者にはプラスの影響を与えない。
よくバズを狙った炎上ツイート等が盛り上がっているのを見かけるが、
あれは、ただのヤジのようなもので、負のエネルギーの盛り上がりなのだという。

他人を下げて、自分の評価を相対的にあげようとするのも負のエネルギーが働いている。
そういったツイートを発信するアカウントは中々続かないそうだ。

ポジティブなエネルギーをまとっているアカウントだと、自分も運用していて嫌な気持ちにならないし、長期的なファンもつきやすいとのことだ。

-少しの隙が必要
隙というのは、例えばすごい実業家でも休日は猫カフェに行くとか、そんな隙があると愛されやすいとのこと。

-共感を得られること
人々の共感というのはたしかに凄い力を持っている。
ただ、それを利用している人がいるのも事実だ。
弱者に寄り添うとか、消費税0%にするとかできもしないこと、抽象的に聞こえが良いワードで聴衆の共感を呼ぶ「貧困ビジネス」で支持者を集めている政党もある。
そうはならないようにしたいが、選挙関係者にも市民は基本的にバカで何も聞いていないので、そういうワードの方が効果的だと言われたことがあるので悩みどころである。。

-相手に有益なことを発信
これは勿論そうだ。
暇つぶしに見ているという前提のもと、面白いとか役に立つというメリットが無いと見てくれるはずもない。

・自分の界隈の「空気感」を大事にする。
これは結構難しい。
未だに、政治界隈のSNSの空気感は掴みきれていない気がする。
色んな陰謀論やトンデモ論をふりかざしてくる人もいれば、ただ他人を叩きたい・批判したい人がわんさかいるイメージだ。
2031年の首長としては、色んな新しい考えを取り入れ、全てを合理化効率化する予定だ。
何かを変えようとすると必ず歪みが生まれる。
それを乗り越えて、政治界隈で愛されるアカウントを作るためにはどうしたら良いのか。
ノイズを気にしない強靭なメンタルを身につけるしかないかと思う。


バズツイート編


ここからは、ほぼ私のメモになるので読み飛ばしてもらってもいい。

バズの傾向をつかむために、
どんなものがバズっているのかリサーチする必要がある。

キーワード@min_retweets:1000-1000リツイート以上のキーワードを含むツイートを検索

キーワード@min_faves-1000-1000いいね以上のツイート検索

キーワード1ORキーワード2-検索した複数のキーワードを含むツイートを検索できる

政治系アカを運用している身としては、どんなアカウント・ツイートが盛り上がっているのかを研究していくことが必要だろう。


以上、SNS運用のコツをまとめてきたがここからは、実際に「2031年に首長になる男」のTwitterアカウントの認知をあげていくために取れる手法について、検討していきたい。

成長過程を見せるということをベースにアカウントを運用していこうと思う。
これは、現在進行形で勧めているが、週1回のこのノートの投稿に合わせて更新するのがメインであとは、政治家や社会問題に関するツイートに自分の考えを書き込んだりするだけだ。
これをもっと自分発信で、政治・経済・地方情勢・国際情勢等の必要となる知識のインプットしたものを積極的に高頻度でアウトプットするべきだろう。

いつもノートのリンクを貼って終わりなので、
毎日読んだこと学んだことに対するツイートを徹底しようと思う。

あとはツイートの内容を
有益なものにする」
「ひまつぶしでも見てもらえる内容にする」
「共感が得られるものにする」
「誰かが嫌な気持ちになることは言わない」
というのを自分の界隈の空気感に則ってやっていくことが必要だろう。

それだけでは抽象的で面白みにかけるので、
2031年はこんな社会を目指そうというベースの未来人キャラクターで
アカウントを運用するのが良いのではない
かとふと思った。

キャラクターを尖らせるという意味でもインパクトがある。

例えば、夫婦別姓の問題があったとする。
日本では選択的夫婦別姓すら認められていない状況だ。
2031年の未来では当たり前に導入されているという視点から、導入すると実際どういうメリットがあった、どんなデメリットがあったかということを想像して投稿していく。

この記事のことをTwitterに書くとしたら、2031年にはバズという概念は無くなり、新たに違う指標でその人のツイートが評価され・受け入れられるようになるだろう。というような論調になる。

例えば、ツイートがどれくらい信用に足るものなのかAGI(汎用人工知能)の登場によって判断可能になる。

どれくらいその発言が正しいのかを%で出して、
それが高ければ高いほど評価されやすくなるというものだ。

扇動系のバズツイートは消え、
「かなりの確度で正しいと思われる内容」が評価され広がっていく世界だ。

そうやって嘘が排除された世界で本当に価値のあるものだけが残っていく。

そして、アカウント作りは「1日3件、人に愛されるような政治系のホットなトピックに対する正しいであろう意見をツイート・リプライする」という指示を与えると、勝手にやってくれる。

今のSNSコンサルは形を変え、
上記のようなシステムを売るという方向で続いていくだろう。

と、このような感じで未来からの視点でホットなトピックを語っていく。
なるほど。
未来人アカウント面白い。

大分話が盛り上がってしまったが、
本を読んで、その考察を通じて新しいアイデアが出てきたので良しとしよう。

今回はここまで。

パソコンも持ってなかった私がTwitterで年商1億円稼ぐ理由。
-時代と寝る女 あいめこ

実体験のストーリに引き込まれ、そこからはイッキ見してしまった。

SNS運用している人は一見の価値はあるかと思う。

Twitterも様々な視野から情報発信をしているので、是非チェックしてもらいたい。



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