見出し画像

サウナハットのFサイズ問題

ここではサウナハットに多いチューリップ型、釣鐘型の場合について書いています。

今のところサウナハットはフリーサイズが主流です。
イレギュラーサイズな人の場合、自分はフリーサイズに該当する人に入るのか?
悩む方もいらっしゃるかと思います。

フリーサイズとは

Fと表記されます。
どんな体型の人でも着られると思いがちですが、そうではありません。
作っているのいるのがワンサイズのみという意味だそうです。

メーカーとしてはできるだけ多くの人をカバーしたいと考えるわけで、Lサイズ もしくはそれに近い大きさをFとしている場合が多いようです。サイズ設定に決まりは無いのでメーカーによって違うということになります。

サウナハットの頭周りの内径を正確に測るのは不可能

あの手この手で測ろうとしましたが、無理でした。
サイズテープが付いていないことにより、測る位置が定まらないからです。
位置が定まったとしても柔らかい素材は内径を測るのは困難です。

写真は帽子のサイズ(内径)を測る道具です。ハサミのように動かすことで円の大きさが変わります。これ、サウナハットには使えません。

画像1

経験則と勘で作るしかない

適当ということかと思われそうです。そうです良い加減の適当なんです。裁断する時点で仕上がり寸は決まっているじゃないかと思われるかもしれませんが、そうではありません。
大前提として、タオルなど厚みがある素材で帽子を作った場合、型紙のサイズどうりに出来上がることはまずありません。当然ながら筒状の物の内のり寸は小さくなります。

洋裁用語に縫い縮みという言葉があります。
生地の厚みがあるほど小さく仕上がることが多いですし、素材によっては伸びることもあります。
ゆとり分を加えてさらに洗濯後の縮みも考慮したサイズ設定、かなり悩ましいです。

大きすぎないかと不安になることがあります。大きい人は入らないので声を挙げますが、小さい人は入らないわけではないので大きすぎても声を挙げない気がします。

ホオズキボウシの商品ページでは使用した型紙寸法から推測した出来上がり寸を元にサイズを書いています。○cm位、○cm程度とぼかした表現になってしまうのは実はそういった理由からです。

サイズで迷ったら測ってみよう

お問い合わせで多いのは頭が大きいのですが入りますか?という質問です。
あなたの大きいは何cmでしょうか?60cmで大きいという人もいれば、64cmで大きいという人もいらっしゃるかもしれません。

大きいというだけではお答えのしようがありません。一度測っておけば今後のお買い物にもきっと役に立つはずです。
メジャーが無くても紐と定規を使って測ることもできますよ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?