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永井豪「デビルマン」最終話  複製原稿セット


【概要】

1998に講談社より発売された大型BOX「デビルマン限定BOX ARK」
に収納されている最終話複製原稿セット。

【デビルマンとは】

『デビルマン』は、1972年から1973年にかけて発表された永井豪原作の日本のメディアミックス作品。
コミックスは全5巻、文庫版全5巻、完全復刻版全5巻、豪華愛蔵版全5巻、新装版全4巻、改訂版全4巻と長きにわたり何度も形を変え加筆修正を行い再発売されてきた。
人類を滅ぼさんとする異形の種族デーモン軍団と、彼らを裏切り人間に味方するデビルマンとの熾烈な戦いを描いた作品。 


【詳細】


ARKの収納内容はカード9枚・VHSビデオ1本・ポスター2枚・人形〔フィギュア〕1体・原画38枚・冊子5冊付き

【内容紹介】


原画38枚のうち、20枚が他の作家によるイラストレーション、残り18枚が最終話の複製原稿になっている



ホワイトによる修整
トーンの青色鉛筆もハッキリ見える。
編集による作業?
闘いが終わって語り合うシーンこの後の展開を誰も予想できなかったのではないだろうか。
コマ外のホワイトによる修整が目立つ。
3コマかけて月を見せるゆっくりした時間を描く事で先刻まで行われてた戦いの壮絶さと対比している。
写植の立体感、リアル過ぎる。
修正液の剥がれたあとも気になるが、その下、やや赤を入れている事に注目してしまう。
コミックス化しても見えないのに赤を入れた理由とは?
ここが有名な最終回の一番最後のシーン
ホワイトとベタが占めるようだが、こんなにも芸術的な構図を描けるとは流石である。

【まとめと感想】

  • サイズ…B4

  • 作画…アナログ

  • 吹き出し…写植

  • ベタムラ…◯

  • ホワイトの修正…◯

  • 紙質…◯

  • 青色鉛筆…◯

  • 枠外…◯



正直、昭和のレジェンド作家の執筆風景となると、ちゃぶ台の上で一升瓶と吸いがらがたまった灰皿がセットで思い浮かべてしまう。
しかしこれを描かれていた永井豪先生は「反戦」をテーマに描かれた
メッセージ性の高い作品だったので当時4本のギャグ漫画と
同時連載するのは気持ち的にもしんどかったようです。すでにアニメ化も決まってから描かれていたというマルチメディア展開の作品でしたがアニメよりもリアルに描かれていた原作を読むと永井豪先生が何かに憑依されていたのではないかとも噂されるのも納得する複製原稿の熱量です!!

とにかく生原稿かと見間違うくらいリアルなので、最終話を選んだこともクオリティも含め、個人的には◎な複製原稿です。

九番街




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