「大学での学びが勇気になった」漫画の書籍化を支えた学習内容
完全オンラインでイラストを学べて、大学卒業資格を取得できる京都芸術大学 通信教育部 イラストレーションコース。今回は、本学を卒業後エッセイ漫画家として活躍する、ざわじまれなさんに入学のきっかけ、大学での学習方法や印象に残っている授業などを聞いてみました。
▼どんな人物?▼
複数の企業で会社員を経験した後、フリーランスのイラストレーター兼漫画家へと転身。アラスカからやってきた夫との日常/連載『アラスカワイルドファミリー』書籍発売中。
X(旧Twitter):https://x.com/nichikome
Instagram:https://www.instagram.com/nichikome/
イラストレーターになりたいと思ったきっかけ
子供の頃から絵を描くことは好きでしたが、「絵を仕事にするのは無理」と考え、芸術系ではない大学に進学しました。卒業後は銀行に就職しましたが、やりたいことに真剣に向き合って挑戦しなかったことをずっと後悔する日々でした。
その後思い切って銀行を1年で退職し、自分を見つめ直すため、アメリカ人の夫と3ヶ月間アメリカに滞在することに。アメリカを旅し、自由な環境で過ごすなかで「自分の夢を追いかけたい」という思いが強くなりました。夫からの応援もあり、イラストの道に進む決心をしました。
入学に至った経緯
日本に戻ったあと、教材を作る会社に就職し、そこで教材の挿絵を描く仕事を経験しました。実際仕事としてイラストに携わってみると、もっといろんな種類のイラストを描いてみたいと思うようになったんです。
当時から夫との生活を漫画にしてみたいという思いもあり、漫画の仕事にも挑戦したいと考えました。でもなかなか思うように仕事を取れない状況が続いて……。そんなとき、SNSでフォローしていたイラストレーターが投稿していた「京都芸術大学の講師になりました」というポストを見つけたんです。
キャリアに行き詰まりを感じていた私は、「これは学び直す良い機会だ」と思いました。
本コースを選んだ理由
まず、1人のイラストレーターの発信がきっかけでこのコースを知り、さらに調べると、私の好きなイラストレーターが多く在籍していることがわかりました。著名で信頼のおける先生方からイラストを教わってみたいなって。
それから、このコースで学んだ先に大学卒業資格取得があるのもいいなと思ったんです。多くの学校があるなかで、信頼のおける講師が揃っているうえに大学の卒業資格もとれるのは、学校選びの決め手になりましたね。
さらに、在宅で学べることに加え、学費もなんとか負担できる範囲だったので、「ここだ!」という感じで入学を決めました。
入学してから苦労したことは?
履修計画を立てるのが大変でした。私は2年間で卒業することを目標にしていたので、単位を落とせないというプレッシャーがありました。特にイラストレーションコースでは受講時期が決まっている授業があり、入学時に詳細な計画を立てることが重要です。
また、履修計画や課題について質問がある場合は、基本的にメールでの問い合わせとなります。特に課題の提出が迫っている際には、返信を待つ時間も考慮しなくてはいけないのが辛い部分でしたね。
在学中の学習時間の作り方
仕事が終わる時間が不規則だったため、毎日決まった時間に学習するというよりは、すきま時間を活用していました。移動中に授業の動画を見たり、空いた時間を見つけて課題に取り組んだり。
夫の実家であるアラスカに帰省した際も、ちょうど課題の提出時期だったため、iPadやパソコンを持っていき作業を進めました。いつでもどこでも授業が受けられ、課題を提出できる環境は、働く時間や場所が不規則な私にとって本当にありがたかったです。
印象に残っている授業は?
1番印象に残ってるのはジェスチャードローイングの授業です。この授業では、被写体を見て、自分が最も気持ちが良いと感じる線を探し、その線から絵を描き始める方法を学びました。
デッサンとは異なり、自分の印象を基に絵を描くので、とても自由なんですよね。この授業を受けてから劇的に線が変わりました。
実際に漫画の仕事をする際にも、「気持ちのいい線」を決めてからキャラクターの絵を描く方法が、とても役立っているんです。
大学での学びで得たこと
大学では幅広い分野の授業を受けました。アニメーションや背景画など、今まで経験したことのない分野に挑戦することで、自分の得意分野と不得意分野を明確に理解できるようになりました。
幅広い学習の中でも特に、最初の1年間の基礎的な学びが自信を与えてくれました。基礎的な分野の学習を通して、構図やキャラクターデザイン、魅力的なキャラクターの描き方、コマの中でのキャラクターの動きなど、漫画制作の技術が全体的に向上しました。特に、ラインオブアクション*を意識してキャラクターの動きを描く技術を身につけたことで、伝えたいことをより効果的に表現できるようになりました。
芸術大学で基礎を学んだことや、自分の得意分野を見つけたことが自信につながり、コミックエッセイを出版社に応募する勇気が持てたんです。
*ラインオブアクションとは:キャラクターの動きを線で表現する基礎技法の一つ。
また、色塗りが苦手だった私にとって、色彩の授業や構図の授業は非常に役立ちました。漫画の表紙を描く際には何度もやり直しをしましたが、授業で学んだ知識を活かし、色にまとまりのある作品を完成させることができたなって。
あなたにとって「学び」とは?
私にとって「学び」とは、自分の自信や支えになるものです。今回、書籍化のプロジェクトに取り組んだ際、初めてのことで心が折れそうになることもありました。しかし、ハードなスケジュールのなかでたくさんの課題を提出してきたという経験があったため、「これもできる」と思えました。また、これまで学んできた知識が、仕事を乗り越えるための心の支えにもなっています。
今後やってみたいことは?
現在、次の漫画制作の仕事を進めています。加えて、アラスカに関する書籍を出版したことで、アラスカ関連のお仕事の依頼もいくつかいただいていますので、そちらにも注力しようと考えています。
また、自分の好きなものや興味があるもの、そして今後どのような作品を作っていきたいかを考えたとき、「生活」がテーマになっていると感じました。そのため、卒業制作では『衣・食・住』という作品を描きました。
最近は、自然に寄り添ったコミュニティのある場所に引っ越し、自分の生活を見つめ直している最中。ここでの経験や気づきを作品にしたい気持ちが大きくなっています。 これからも今の自分の状況と常に向き合いながら、さまざまな挑戦をしていきたいと思っています。
▼ざわじまれなさんの実績(一部)▼
▼動画でみる卒業生インタビュー▼
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