【両方通って考える】あえて東大より京大に行くべき人はどんな人か
こんにちは、東大京大ナビです。東大院で日々を過ごす中で、母校京大(院)との違いを実感しています。
さて、私は基本的に「京大より東大に行け!」派ではありますが、一方で京大の方が進路選択としてふさわしいケースもあると感じました。経験をもとに、「あえて東大より京大に行くべき人」の特徴を挙げます。
東大と京大の比較は以下の記事もご覧ください
関西に実家がある人
京大通学圏に実家がある場合、東大ではなく京大を選ぶことで、圧倒的な金銭的メリットがあると思います。東大周辺の場合、家賃だけで年100万円程度かかりますから、これを浮かせられるのは大きなメリットでしょう。
また入学難易度は大きな差があるとはいえ、関西的価値観では「東大=京大」なので、親戚や友人からの評判も良いでしょう。
関西に就職希望の人
京大は就活で不利と言いますが、あくまで東京の大手企業への就職を希望する場合です。関西の大手、準大手企業に就職する場合、少なくとも学歴的には圧倒的に有利と言えるでしょう。だって関西は「東大=京大」という価値観を持つ地域ですから。
実際、京大で行われる企業説明会には、優秀な京大生を確保しようと在関西企業の役員クラスの人が来ています。
地方で大学生活を送りたい東京人
東京の高校生は基本的に東京の大学に進み、そのまま東京の企業に進む人が多いですが、この王道ルートを外れる合法的手段が「京大進学」と言えるでしょう。正直関東的価値観では、東大や一橋・科学大・早慶といった難関大学と並ぶ地方の大学は京大しかないと考えられています。親に地元の大学よりレベルの低い遠方の大学への進学費用の許可を取るのは大変だと思うので、「京大進学」は良い言い訳になります。
もちろん、田舎が好きな人は京都よりも人口の少ない地域を好むかもしれませんが、東京における超エリート街道に戻れるギリギリのラインが「京大進学」だと思っています。他の地方大学でも日系大手企業くらいは行けるとしても、外銀、外コン、四大法律事務所等に内定するのが厳しくなります。目指す人が少ないですから、情報がありません。
あとシンプルに京大の周りは自然や歴史が豊かなのに、飲食店や商業施設が多いので都会っ子でも過ごしやすいですよ。
大学生活をモラトリアム期間と捉える人
東大は素晴らしい大学ですが、モラトリアムを満喫するのには本当に向かない大学です。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?