現実を見ろと言われても、志望校調査に横文字を書いてる
こんにちは。期末試験9日前のくらるです。先日幼馴染4人で久しぶりに集まって花火をしました。IELTSやらサマキャンやら(帰ってきてすぐコロナにもなった…)で今夏一度も花火を見ていなかったので、もう夏も終わるというところで滑り込みました笑 そして学校が始まるや否や期末テスト勉強(一大事)、そしてもう何度やったかわからない進路希望調査に追われています。来年の履修科目も決めないといけないのにこの鬼畜さです…。テスト勉強に飽きてきたし、頭があまりにもぐちゃぐちゃなので一旦整理も兼ねて近況報告させてください。…うーん、全然面白くないかもですが、現在進行形で進路悩み中の方や海外進学目指して猛進していらっしゃる同志の皆さんはぜひ、そうじゃない方もぜひ。
🌷夏休みが終わってしまった話
夏休みになるたび思うのですが、休み短くない?全国の学生のみなさんどうですか…宿題があるのは、放っておくと本読むかNetflix見るかしかしないぐーたら人間にはまあありがたいことではあるのですが、問題は期間です。25日間!?夏期講習は5日間あるから実質3週間もないわけです。これでは宿題を終わらせて、2学期開始1週間後に待ち構えるテストの勉強に手をつけたらあっという間に(いや、あっという時間すらないかも)終わってしまうんです。去年の夏休みはカナダで過ごして、高校の宿題はほぼ免除だった私なので、「宿題がある20日間」と「英語漬けの20日間」のあまりの差に悲しくなりました…。圧倒的に後者の方が楽しい(そりゃそう)…先生方も、部活の顧問なんか引き受けてしまうと、確実に休めるのは学校閉庁日の4日間くらい。いや、休もうよ……。
でも大学生になると持て余しちゃうくらい夏休みがあるから、時間の使い方に困ってしまったりはしないんだろうかと、思考を巡らしている今日この頃です。
🌷期末テスト勉強の話
私の学校は2学期制なので、夏休みが終わると2学期が始まるというサイクルではないんです。なので、今でも一応1学期を生きている私です。休みが終わるとすぐやってくるのが1学期期末テスト。学校が始まってから1週間と数日しかないので夏休み中に試験勉強に手をつけなければ科目の多い期末はもう、地獄です。
アメリカの大学受験には、高校の高成績が必須の、須。現地式のGPAに換算して3.8〜4.0なければアイビーリーグやトップ公私立校には到底受からないのだとか。(ちなみに4.0はGPAの最大値です)
日本の共通テスト利用の入試をやめると割とすっきり決めてしまった私は、去年まで国内国公立大学を目指して毎回受けていた模試を今年から全てスキップ。校内の成績だけを気にして学校の勉強と試験勉強に取り組めばいいだけなので、精神的にはいくらか楽ですが、これが自分をもう後戻りできない分かれ道へと、少しずつ追い詰めていくことにもなるのだと、「これでよかったのか」という一抹の迷いが、芽生えてしまう時もあります。でもそんな迷いに惑わされて成績が落ちたらお先は真っ暗。全て台無しになってしまう。その恐怖が、なんとか私を勉強机に引き留めるのです。
🌷進路希望調査の話
1年生の5月、高校に入学してオドオドしていた時にペラっと渡された紙には、「卒業後の進路はどのように考えていますか?」の文字と、卒業生たちが進んでいった「履歴」に基づいた進路表。大学って何?〇〇学って何するの?なんにもわからないひよっこ120人は、体育館で、めくれるスカートと可愛い女子を気にしながら、呆然としていたことを記憶しています。他校の友達も「入ったばかりなのにもう出ていくことを考えるの、やばいね」と愚痴っていましたが、私自身も心の底から同意していました。それから約3ヶ月に一度、体育館や格技場に集められて、卒業後の進路を訊き続けられる日々。1年生の頃はなんとなく、兄がそうだったように、学費の安い国公立大学にいくものだとなぜか思い込んでいたから、迷いもなく「大学進学希望」を囲んでいました。
「日本の大学には行かないかもしれない」そう担任に直接伝えたのは、夏休み直前の3者面談。その少し前に行われた進路希望調査で、私は初めて、「Pomona College」を第一志望に、「Grinell College」を第二志望に書き込んでいた。進路指導の先生はわざわざ教室までやってきて、「この横文字はなんだ」と困った様子でした。(困らせたいという気持ちは全くないけれど)
面談で私の言葉に0.5秒くらいぼーっとした担任の目は、今までちゃんと見たことがなかったけれど、焦点を失っているようでした。でも彼は、私に国公立大受験は辞めさせたくなかったようです。アメリカの出願繁忙期は、日本の受験勉強と完全に被ってしまうから、共通テスト入試はやらない。そう言い切ったものだから、担任は元々小さい体をさらに小さく、元々小さい声をもっと小さくして、いつもの歯切れの悪い語尾で、「うん…まあ…これから…学校の模試とか引き続き受けてみて…さ?そしたらだんだん…現実とかも…見えてくるだろうし…」
悪気はないのだろうけど、「現実が見えてくれば」という言葉が、私の頭にこびりついて、離れなくなってしまった。日本の模試を受けて、アメリカの大学に受かるかどうか、判断できるとでも言いたいのだろうか。入試システムが日本とどう違うか、どうして日本じゃないのか、あんなに説明したのに。何一つ、伝わっていなかったのです。
日本の進路指導しかしたことのない先生たち(おまけに海外進学者なんて10年に1人いるかいないかの田舎高校)ですから、海外の入試システムを知らないのは仕方のないことです。わかっていたことだから、説明しました。何度も。担任からすれば、今後使うこともない、無駄な知識を一つつけたな、というくらいのことだったのかもしれないと、自分が彼にかけていた「わかってくれる」という期待は、見事に打ち砕かれたのです。合格を左右する推薦書も書いてもらえるかどうか…。学校側の対応がここで止まったまま、私だけが英語を勉強したり課外活動をしたり、準備を続けていて、3年になって「学校側が間に合わないので海外の話はなかったことに」なんて言われたら、、と不安がはびこっています。
留フェロではそんな話もメンターたちが聞いてくれて、「ああここが学校だったらなあ」と何度思ったことでしょう笑 しかし成績を出すのも推薦書を書くのも実際は学校。大学から求められるだけの自分の価値を少しずつ高めながら、説得していくしかないのだろうと思います。
これからも先生たちは、私のこの進路の話をするのを嫌がるだろうけれど、私はこれからも、希望調査に横文字を書き続けます。
それでは( ´ ▽ ` )ノ