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鉄印帳の旅〈10〉智頭急行

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鳥取県智頭ちず町(智頭) - 兵庫県上郡町(上郡)    営業距離 56.1km
(路線は智頭急行ホームページより

智頭急行の智頭線は関西・岡山と鳥取を結ぶ「動脈路線」の役割を果たしています。京都からは特急スーパーはくとが、岡山からは特急スーパーいなばが運行されていて、第3セクター鉄道の中でもトップクラスの収益を誇っています。ただ、昨年春からは感染症の影響で乗客が激減し厳しい状況が続いているそうです。早くたくさんの観光客が戻るといいですね。

私が乗車したのはスーパーはくと。基本5両編成の気動車です。中国山地を貫いて走るため急カーブでも速く走れるよういわゆる振り子式を採用しています。かなり車体が傾くので酔ってしまう人もいますけど、私はこの感覚、嫌いじゃないです。

JR山陽本線から智頭線に入るとグッと北に方角を変え山間部をひた走ります。四国を運行する「南風なんぷう」や「しまんと」のように名所があまりないのは残念ですが、そこは車内アナウンスや電光掲示で沿線の観光地を盛んにPRしていたのには好感が持てました。

写真ではちょっとわかりにくいんですけど・・・

郡家こおげ駅で降りて若桜鉄道を楽しんだ後、今度はスーパーいなばに乗車して引き返します。「はくと」に「いなば」。いなばの白うさぎで有名な鳥取にちなんだネーミングがいいですね。

大原駅に到着。改札らしいものはなくホームの階段を降りたところで駅員さんが切符を回収していました。のどかです。

駅員さんに鉄印をいただき、これで近畿と中国地方をコンプリート。

大原からは普通列車で智頭急行発着駅でもある上郡まで乗車しました。特急もいいけど、こうした生活感あふれる車両に揺られてのんびりと乗っていく方が私は好きだなあ。