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国際空港ラウンジで待ち合わせして、ベトナムでステイケーションしてみた話

遠距離恋愛の彼氏(パートナーと言った方がいいかもしれない)と2月以来会えておらず、外国人の日本への入国は未だ厳しく、かつ最近は私が韓国に行ってばかりだったので、今回は趣向を変えて第三国に行ってみようということに。最初はグアムとか行ってみたいなと思っていたのですが、円安が酷すぎるので彼氏が提案してきたベトナムのリゾート地ダナンに行ってみることに。仁川経由の大韓航空のチケット→仁川空港で前泊のち彼氏と待ち合わせ→同じ飛行機の隣の座席で搭乗→シェラトングランド・ダナンリゾートで8泊→仁川で別れて私は翌日日本に帰国。という流れでした。全体的に大きな喧嘩やトラブルもなく楽しかったのです。現在、ベトナム入国にはPCR検査も全く必要なくてパスポートのみで入国可能であること、乗り換えだけで滞在するなら韓国の法の管理下には置かれないこと、帰国時に成田空港から一瞬で脱出できたことなど、色々な発見もありました。ちなみにホテルの詳細が知りたいという方は、こちらのページがかなり参考になると思います。

2月の時点では全く人がいなくてゴーストタウン状態だった成田と仁川でしたが、今回は特にもう仁川が人がたくさんいて、ショップもほとんどオープンしていて、前の賑やかさを取り戻している様子が印象的。大韓で飛ぶ場合、成田の仁川のラウンジの格差はこんな感じです↓

成田はオープンしただけでもすごい。最近はずっと閉まっていた。
仁川はこれより上のFirst classラウンジもあるが、KAL Prestigeでもシャワー浴びたり過眠室もあるので便利。もう少しドリンクの種類が増えると尚良いけど。

今回、仁川空港のTransit Hotelに宿泊しました。12時間滞在がMAXで便利だけど高い!13200円です。デザインもスタイリッシュで中はとっても綺麗(無機質と言っても良い)だけど防音が弱くて、歯ブラシも有料で、隣のテレビの音や朝の掃除の音が結構うるさいです。それでも2日間とも満室になっていた。

デトロイトのWestinや羽田のエクセルホテル東急にも宿泊しましたが、
空港内のホテルってなんか下界から切り離された非現実的空間、って感じでワクワクします。

ダナン行きの便は7割くらい埋まっていて、3人がけを二人で使えたので楽でした。普通、沖縄やマイアミのような行き先の便はちょっと客層が浮き足立っている感じ(多分ハワイ便もそんな感じ?)で心配だったのですが、家族づれも多くマナーが良い感じでした。

ダナンの空港が混みすぎて、上空を1時間くらい旋回する羽目に。
着陸時にはなぜか拍手。
なんとなくこの撮り方。

ついてびっくりしたのが、SIMカードを買うのにクレジットカードが使えなかったのですが、韓国の通貨ウォンが使えました。両替所も何もないところで売っていたので、ウォンがあって助かった。円は使えず。Grabというアプリで行こうとしたのですが、Pick-upの場所が分かりづらいのでホテルに連絡してシャトルを出してもらいました。

ホテルは200メートルの屋外プールがあり、元水泳部的にアゲ。部屋が多く埋まっていてもどこかしらに静かなスポットがあるのでとてもよかったです。周囲に気軽に入れるような飲食店は全くありませんので(頑張ってカフェには行ってみた)、基本ルームサービスか、ホテル内のレストランで食べることになります。レストランやプールサイドのカフェは一部休業。もちろん現地の価格の数倍しますが、日本の基準で考えるとそこまで驚くようなほどではありません。パスタやピザが2000円-2500円くらいで、ベトナムヌードル系が1500-2000円くらいです。どれを頼んでも、丁寧に作られている感じでした。

ウェルカムフルーツ。
バルコニーにプライベートなミニプールがあるのが本当◎
健康的に?スパークリングウォーター。
初日に張り切って日焼けしすぎて、その後大変なことに…。
土曜日限定で、ロブスターディナーをしていました。
ロブスターはさておき、鯛を塩に埋め込んで焼いたやつがとても◎

基本的に、午前中のブッフェでお腹いっぱい食べて、午前中は部屋やミニプールでダラダラして本読んだり、午後は出かける予定があれば出掛けて、そうでなければ日光が弱くなってからプールで泳いだり、という流れでした。敢えてMacBookは持っていかず、メールは自動返信に設定。滞在中は読みたかった本を読んだり、韓国語の勉強をしたり、Youtube見ていたりしていました。MacBook持っていかなかったのは正解でした。

夜はこんな感じ。

ホテルの外に出るときはGrabという、Uberのようなアプリを使っていたのですが、最後の2日だけ全く捕まらず、仕方なくタクシーを使うこともありました。フォーのお店、マンゴーが有名な韓国系カフェ、地元の人が多くいくカフェ、そして世界遺産のホイアンという街にも足を伸ばしました。ただ、基本的にずっとホテルにいるのがおすすめです。以下、写真とキャプションでご紹介。

ホテルを一歩出ると…。
無茶苦茶勇気を出して入ったカフェ。現地の人もちらほらバイクで来ていました。
手前のエッグコーヒーはアメリカのエッグノックそっくり。
奥はココナッツコーヒーで普通に美味しい。
Googleのカメラ翻訳がなければ食べられなかったプリン。
日本語のガイドブックに載っていたホイアンのレストラン。眺めはよかった。
日本人が建てた通称「日本橋」
日本橋からの眺め。
韓国人の間で大人気のカフェM。
質と量、共に満足。
PCR検査したThuan Phuoc Hospital向かいのお店。良かった。
ベトナム人の若者3人がやっていたカフェ。コンデンスミルクで作っているミルクティー60円。
とても美味しくて、暑い中で飲むのに合ってるけど、「糖尿病一直線」ドリンクという意見も。
最後の夜はThe Grillという少し高めのホテルのレストランで。
普通に日本語で挨拶してくれました。

ダナンは今もどんどんホテルが建設されていて、おそらく5年後にいくと全く違った様相になっているでしょう。まだどちらかというと穴場な観光地という印象。ホテル自体もオペレーションがまだ不慣れなところがあるようで、たまに注文したものが遅れたり、マネージャーがテーブルに来てフィードバックを聞いて回る、と言ったことも数回ありました。ちなみにいいフィードバックをするとデザートや飲み物をおまけしてくれたりしました。

またダナンは韓国人が多くて、街中にも韓国語の看板、韓国語の広告のペイントをした車などが目につきます。あくまで私の主観ですが、レストランやプール、部屋でうるさかったり、我が物顔で歩いて迷惑なのは、多くの場合、西洋、特にアメリカから来ている人たちという印象です。

私もそろそろ40代に突入するということで、今回の旅での心境の変化に気づいたりもしました。もう今までのような冒険的な旅、例えば、変な時間に出発する格安航空券を買って、見知らぬ世界にポンと行ってみたい!という気持ちはもうほぼないです。もちろん、今回コロナ対策を全くしていないと言ってよい環境に身を置くことは大きな異文化でしたが、基本ホテルの中にいて、ただリラックスするという時間の過ごし方がとても幸せに感じました。もう、香港の重慶大厦のようなところには泊まらないでしょう。また、滞在中にふと送られてきた両親の写真を見ると、思いの他老けてきていてちょっとドキッとしたり。私の人生もそろそろ後半戦。健康でいられる残りの時間で、いくらくらい稼げて、何を優先して生活して、誰とどのくらい時間を過ごしたいのか…。綺麗に答えの出る問いではないかもしれませんが、たまに立ち止まって考えながら日々を過ごしていきたいです。

パートナーとも喧嘩したりすることなく、とてもいい思い出になりました。同性婚ができなくて、アジア系国際カップルの将来はまだまだ先が見えないし、楽観視もできないけれど、今、信頼できる相手がいて、こういうふうに時間とお金を使うことができるということはとてもラッキーだと思います。Grateful、という感じ。

ベトナムっぽい風景。
急激な日焼けには気をつけましょう。



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