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コロナ禍での国際移動(日本⇄韓国編)

以前は週末弾丸や日帰り旅行も可能だったけど、現時点で観光で行くのはほぼ不可能になってしまった韓国。行こうと思えばコロナ中結構いつでも行けたアメリカとは対照的です。2020年8月(日本→韓国)、2021年3月(韓国→日本)、2021年7月(日本→韓国)、同年9月(韓国→日本)の移動の経験も合わせて、直近の仁川→成田の経験を書こうと思います。私は長期ビザを持っているので行き来が可能でした。

当時は日本への入国には専用フォームに記入されたコロナの陰性証明書が必要で、これを発行してくれる機関を探すのが最初のステップです。出国72時間以内の検査が必要で、その時私は釜山を旅行していたので、釜山の日本領事館に電話して、対応してくれる病院を教えてもらいました。ホテルは海雲台だったので、인제대학교 해운대백병원に行きました。ここは国際医療センターのようなセクションがあり、釜山に住んでいるオーストラリア人の友達もここで定期的に健康診断を受けたりしていました。病院屋外のテントに設置されたPCR検査場で検査を受けて、色々窓口を回らされて無事発行。ちなみに仁川空港でもPCR検査と書類発行してくれるけど、若干予約が埋まりやすいのと、飛行機の時間的に無理だったのであきらめた。

前回に比べて仁川空港には人が増えてショップも少し空いていて、少しリラックスしたムードです。仕事で韓国に来ている人や韓国に直系親族がいる人は隔離が免除されたりしていたし、仕事や長期留学の人にはビザは降りているから、中国人や中東系の人が空港にもちらほらいました。ゲートに向かう途中の免税店で朝鮮人参エッセンス(?)を購入。小分けにされているので外出先でも飲めます。

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そして誰もいない仁川空港のKALラウンジ。Delta Amex Goldのクレジットカードを持っているのでSkyteam Elite Plusのステータスがあるけど、使う機会ないです…。3月の時にはオムレツ作ってくれたけど、今回はスクランブルエッグのみでした。意外なことに、ビールサーバは中止ですが、缶ビールとワインは飲み放題です。午前中だから飲まなかったけど。コロナ対策は日本より厳しい韓国ですが、酒類の提供を制限することはほとんどありませんでした。

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前回も今回も機内の人は色々で、アメリカ人っぽい人や、韓国系の中年〜年配の女性、日本に留学にでもいきそうな韓国人の男の子、韓国からの留学帰りのような日本人女の子、私服だけど仕事っぽい?男性など。大韓航空のエコノミーは2−3割の埋まり具合でしょうか。大韓は機内食を外部委託するようになったので以前にもまして美味しくなくなったけど、サーモンサンドイッチはまあまあ美味しい。

成田に着くと畿内で待たされて、その後は色々なセクションをたらい回しにされ、色々な書類をもらい記入し、抗体検査の結果を換気の悪い到着ゲートエリアで待ち、隔離報告アプリをインストールし、陰性だと荷物を受け取り…そして到着ロビーに出たら、ここが韓国入国時との大きな違いなのですが、その後どうするかは個人の判断に任されます。隔離アプリもには毎日電話がかかってくるそうですが、出れなくても特に問題ないとのことでした。スーパーや病院にも行って良いそうです。飛行機が成田についてから到着ロビーに出るまで4時間くらいかかりました。ヨーロッパや他の危険度の高い国から帰国すると、もっと厳しいようです。

ちなみに日本→韓国の場合は、到着後スマホにアプリをインストールされているのを確認して、韓国での携帯番号を申告して、その番号に実際に電話をかけてつながるかの確認をします。ここまでは去年と一緒だけど、今は帰国者専用タクシーのほかに行き先別シャトルバスが出ていたり、家族が迎えに来ても良いなどいろいろ緩和されているようです。その後、地域の保健所でPCR検査に行ってじっと動けない2週間を過ごします。

韓国での厳格な2週間の隔離を2回と、日本の穴だらけの隔離システムを経験して思ったことは、「移動の自由」の大切さです。特権とか権利とは、空気のように失って初めてその大切さがわかるなと痛感。そして現時点での国際移動は制限が本当に多いけれど、去年よりは空港スタッフや移動する人も「慣れ」て来ている印象を受けました。

もっと簡単に日韓の国際移動ができるようになるのを願いつつ。

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