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緊急事態宣言の思い出#3 バースデーフライトをANAプレミアムクラスにアップグレードしてみた

毎年、誕生日というのは過ごし方によってその時の状況を象徴するんじゃないかと思っている。私の誕生日は4月で、2020年は自宅でケーキを食べて、Facebookにポストしてリプライ返しで終わった。

2021年、若干状況に慣れた私は、一人で旅行にでも行くことにした。

ANAのトク旅マイルというキャンペーンで、週替わりでいくつかの目的地に往復6000-9000マイルで行くことができる。一人だし特に行き先はどこでもよかった。なんとなく海鮮が食べたかったのと、路面電車があって移動が楽そうだったことから、ずっと前に一度行ったことのある函館に決めた。出発1週間くらい前に。

10年前にANAのマイレージが貯まるクレジットカードを持っていて、貯めたマイルで海外旅行しようと思っていたけど、特典航空券の枠が少なすぎで全く予約が取れなかったのに懲りていた。しかし、今は本当にいつでも予約ができる。アメリカで貯めたAmexのポイントをANAマイルにトランスファーできるので、やっと入会ボーナスの80,000マイルを使う目処ができた。

私は電車が好きなので、浴場からホームに入線する電車が見えて、歴代ブルートレインのヘッドマークがロビーにあるJR INNを予約。5000円で大満足。

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そして8000円追加して、行きはプレミアムクラスにアップグレードしてみた。

ANAのステータスがない私は、黙っていると気づいていもらえなさそうなのでチェックインの時に「今日誕生日なんですー💕」とアピール。

ラウンジではビールが飲み放題だったけど、食べ物は本当になくて(もっと上のクラスのラウンジを使わなきゃダメみたい)若干ガッカリ。DetroitやSeattleのDelta Sky Clubが断然上だった…。そしてJALと違い、ANAはプレミアムクラスでも優先搭乗はさせてくれなかった。まあ機能的と言えば機能的だけど。

機内食はコンパクトながらも美味しくて、席も広いし飲み物も頻繁に運んでくれるので、1時間半があっという間だった。着陸前に揺れたので、コーヒーを途中で返さなくてはならず。

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当時は東京沖縄線とか札幌行きにしないと、シャンパンは出なくてスパークリングワインだった。ちなみに今調べてみたら今年5月の時点で、ANA全便でももうシャンパンの提供は中止になっていた…残念。

そして密かに期待していたバースデーカードと「おめでとうございます!」をありがたく頂き、満足して飛行機を降りた。あとはキャンディー詰め合わせももらえて、「こんな状況でも特別なことをしてくださってありがとうございます」とお礼を伝える。これで隣の席の人との素敵な出会いでもあればよかったけど、ただの傲慢そうなオヤジだった。荷物タグにもメッセージ書いてくれた。嬉しい。

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結論としては?やっぱりエコノミーよりも断然快適だし、食事も美味しいので忙しくてお金のある場合にはいいのかも。ただ、8000円の差額を出すかといえば、今後は例えばエコノミーが満席とかそういう状況じゃないとしないかなあ。実はこのフライト、エコノミーの搭乗率が半分以下でプレミアムクラスが満席だった(ステータスアップグレードの人とかもいるし)。

たまたま誕生日にフライトを予約することができたので、私にとっては特別な経験ができて良かったです。


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