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【雑記】ほんものの愛コンテストのあとがき

あとがき 1991.9.15日曜日

 突然思い立ってワープロに向かうという書き方を、最近よくします。このお話もそうです。
言いたいことは自分ではわかっていても、いざ書き始めるととても不明確。こんなんじゃ駄目だぁ、と頭を抱えながらもどうすることも出来ない若輩者のの私は23歳です。
 
 お話を書くようになって、ざっと十年が経ちます。
そのうちの五年は恥を書いていたようなものですが、ははは。
あのころを「若気の至りね」などと言える現在も、きっと何年後かには同じ台詞で片付けられるのかもしれません。
でも出来のよしあしは別にして、書いているときのエネルギーは我ながら感心してしまう程です。これは昔も今も変わっていないのです。
今は歳をとるということは、すてきなことだと思います。
せいぜい悔いの無いように生きていきたいなーと。

 このお話と、ちょっと前に書いたクリスマスのお話が私の中では『本物シリーズ』という分類に属しておりまして、一応いまのところはメインテーマだと思います。
書きたいことの何十分の一でいいから、読み手に伝わればいいなあと思う次第です。(書く姿勢が少し謙虚になったかもしれない)
これからも焦らず騒がず、ライフワークを続けていきます。
数少ない読者のあなた、心の中でいいですから応援していてくださいね。
それでは、感想お待ちしております。

あとがき 2024.9.22 日曜日

 33年と1週間後です。
もうこれは、タイムトリップと言ってもいいくらいじゃないですか。
ワープロだって(笑) うん、まだパソコンは世間に知れ渡ってなかった時代でしたね。
 23歳のわたしはOLをしながら、こんな物語を書いていたのですね。
そして「若気の至り」とか言っちゃってますよ。
若気の至りかあ…もちろん56歳になったわたしは、過去の自分に対してそう思うことはいっぱいあるけれども、うらやましくもありますね。

 そして「歳をとるのはすてきなこと」とか言っちゃってますね。
中島みゆきさんの影響ですかね?
 このあと、わたしは結婚して出産して、暗黒時代(笑)を経てまた歌うことを始めて、離婚して再婚して、現在に至るわけですけどね。

 生きてきましたね。
恥をかいてきましたね。
まだその途中ですね。

 『ほんものの愛コンテスト』
当時のタイトルは、めっちゃ悩んでつけた『LOOKING FOR LOVE』って英語だったな…。
ほんものの愛ってなんだろう。

 このあと30代で作った歌の歌詞に、
『人を愛するってことの意味はひとつきりじゃなかったよね』
とか、
『人を愛するってことに意味は初めからありはしない」
とか書いてます。

 きっとそんなこと考えなくてもいいんだけど、
それを追及したくなっちゃったお姫さまと、それに応えてあげたい魔法使いの物語。
ほのものの愛は、実は近くにありました…って、青い鳥みたいだけれども。
意外とそういうものなのかもしれないですね。


これで、遺しておこう! と思った長編はおしまいなんだけども、
また何か思い出したら掘り起こしてみます。

くぅでした。


 

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