憧れの空へ
最近ROTH BART BARONを聴くようになり、聴いていると頭の中に画像が浮かんでくる。創作意欲が湧いているのだ。
絵が描きたい。漫画が描きたい。
基本的に聴いている音はカラオケで歌いたいとかボーカルパートがあっても歌として聴いていない。心地良い音、音楽として聴いている意味合いが強くあまり意味が直接伝わる日本語の歌詞のあるものは聴いていなかった。
なので、ROTH BART BARONを聴いていて日本語なのに画像が浮かんできた事に驚いた。
そんな時期に聴いたPorter RobinsonのGoodbye To A World。歌詞の訳も創作した意図も分からない。けれど物語が浮かんできたのだ。
できたら聴きながら読んで欲しい。
白い鳥の群れ。青い空。
目を閉じればいつでも行ける。
でも、僕には翼がない。
速く走っても飛んでいる鳥には追いつかないし、僕の速度は地面を歩く位が丁度いい。
速く飛びたければ目を閉じればいい。
見て!光が見える。
輝きが見える。僕らの体から溢れる光が。
生命の輝きが。
緑あふれる大地からも虫たちが飛び立つよ。
あれ!?飛べないのは僕だけ!?
待って!みんな待って!
僕はここにいるよ。
誰か気付いてる?
青い空に飛行機雲が見える。
誰が乗っているのかな。
何処へ行くんだろう。
置いていかないで!
ひとりにしないで!
大丈夫。
目を閉じればいつでも行ける。
でも、僕には翼がない。
飛行機みたいに速く走れないし、ひとを乗せることを望んでいない。
速く飛びたければ目を閉じればいい。
空が青いのは僕のため。
雲が白いのも僕のため。
この世界は僕の世界。
飛行機が見えなくなった。
あれ!?此処には僕ひとり!?
待って!みんな待って!
僕はここにいるよ。
誰か気付いて!
どれだけ歩いたのかな。もう疲れたよ。
目を閉じればいつでも行ける。
でも、僕には翼がない。
翼がない!?そんなことはないよ。
目を閉じなくてもいつでも行ける。
ほらっ!飛んでいるよ。
行ってくるね。空の向こう側を見たら教えてあげる。
空が青いのも、雲が白いのも本当は知っているんだ。理由を知っているんだ。
でもね、僕の世界は僕のためにあるんだよ。
僕の望んだ通りになるんだよ。
此処を出ればみんながいる。
僕はひとりじゃないよね!?
目を閉じればいつでも行ける。
さようなら。
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